ミラベル宮殿での演奏会 - 028 | 遠い夏に想いを

遠い夏に想いを

アメリカ留学、直後の72年の夏に3ヶ月間親子でパリに滞在。その後、思い出を求めて度々訪欧。

 夜はミラベル宮殿で音楽会がある。今夜はザルツブルグ最後の夜だ。夕暮れの街をゆったりと歩く。ザルツッハ川を渡り、橋の上から夕暮れの霞むような水川面の光を眺める。


遠い夏に想いを-ザルツッアハ

遠い夏に想いを-パンフレット  まだ、少し早いがミラベル宮殿の2階の広間に通じる階段を上る。ミラベル宮殿は19世紀初めに火災にあっているらしく、建設された当初の面影はないそうだが、この大理石の階段は当時のままらしい。少年モーツアルトもこの華麗なロココ調の階段を軽快に駆け上って行ったであろう。


 まだ早いので、受付には2~3組の客が手持ちぶたうにひそひそ話をしながら開場を待っている。


 今日の演奏はヴォーセス・カルテットという四重奏団で、このマルモル(大理石)ザールという広間でおこなわれる予定だ。ミラベルで一般に公開されているのはこの広間だけらしい。



遠い夏に想いを-ミラベル階段
 客が入場しだすと、会場は直ぐに満員になった。追加の折りたたみ椅子が置かれたくらいだ。300人以上は収容できる会場で、椅子は教会にあるような木のベンチ風だ。広間はほぼ正方形に近く、室内装飾は黄色と白のロココ調で、典雅な雰囲気が漂う素晴らしい空間である。満員になると、床が平らので、後ろの席から演奏者が見えない。


 今日のプログラムはモーツアルトのK136のディヴェルティメントで始まる。まあ、夏のコンサートだし、モーツアルトの初期の名曲だから良いことにしよう。ポピュラーな曲だと馬鹿にする人がいるけれども、モーツアルトがイタリア帰国後の16才の時に作曲した軽快で明るい弦楽合奏曲だ。


 それとモーツアルトの2番のヴァイオリン協奏曲とブラームスのピアノ五重奏曲で終わる。演奏にはヴァイオリニストとピアニストがそれぞれ加わる。


 Viosan の「ミネソタの遠い日々」
1970年に私たち夫婦・子供連れでミネソタ大学へ留学した記録のホームページにもどうぞ