ミラベル宮殿 - 025 | 遠い夏に想いを

遠い夏に想いを

アメリカ留学、直後の72年の夏に3ヶ月間親子でパリに滞在。その後、思い出を求めて度々訪欧。

 やや暫く行くと、右手にミラベルの庭園が見えてくる。ミラベル宮殿の庭園を裏から入り、宮殿の脇を抜けてなかに入る。赤い花が咲き乱れて美しい。


遠い夏に想いを-ミラベル裏

 周囲の木々は濃い緑が庭園を囲っている。正面にホーエンザルツブルグ城が丘の上に小雨に霞んで見える。その下にたち並ぶ聖堂の緑のほうずき屋根の塔が見える。何と素晴らしい眺めだろう。実は、ここは映画『サウンド・オブ・ミージック』の中でマリアと子供たちが歌を歌う一場面に出てくるところだ。


遠い夏に想いを-ミラベル表

 宮殿の正面に廻ると、白亜の立派な建物で、その前には見渡す限り赤や黄色やピンクの花が咲き乱れ、大きな噴水から水しぶきが空に吹き上げられている。


 この宮殿の起源は16世紀の終わりに、ザルツブルグの領主だったヴォルフ・デートリッヒ大司教が、商人の娘のザロメ・アルトをアルテナウ伯爵夫人と名乗らせて、愛人にし、その居城として造らせた建物だった。カトリックの聖職者は結婚できない決まりなので、愛人として囲っていたのだ。その後、2代後の司教ロドローン公パリスが改築を命じ、現在、我々が見るミラベル宮殿となった。ことの善し悪しはさておき、大変に美しい建物で、庭も殊のほか美しい。まさに、ベルサイユ宮殿のトリアノン宮と比べてもそん色がない。


 Viosan の「ミネソタの遠い日々」

1970年に私たち夫婦・子供連れでミネソタ大学へ留学した記録のホームページにもどうぞ