お城の音楽会 - 003 | 遠い夏に想いを

遠い夏に想いを

アメリカ留学、直後の72年の夏に3ヶ月間親子でパリに滞在。その後、思い出を求めて度々訪欧。

 ザルツブルグとウイーンに行ったら、毎晩コンサートかリサイタルだと決めていたので、直ぐに2階に下りていった。女の子が仕事を終えて帰るところで、ホテルの主人が番をしている。階段の壁にはポスターが色々貼ってあり、音楽会のスケジュールが会場毎に判るようになっている。ただ、曲目や演奏家が予告無しに変更になるので要注意だ。


「さて、音楽会のチケットって、何処で手に入れるの。ここでも予約できるの?」
「ここでも予約できるよ。カードより現金の方が手数料は安いけど」
余り背は高くない。45才くらいだろうか、髪は白いものが混じり始めた栗毛色で、白色のセーターを着て、ほっそりとした気軽な男だ。


遠い夏に想いを-お城

「お奨めは城で行われるコンサートかな、それに、ドウオーモの裏手の古い館で行われるコンサート付きの夕食会かな」
「それでは、今夜は手始めにお城の音楽会にしよう。代金はチェックアウトの時でいいのだね」


 チケットを貰って、ホテルを出た。6時半頃だが、夕食をとるには1時間くらいしかない。まともなレストランで食事する訳にはゆかない。


 Viosan の「ミネソタの遠い日々」
1970年に私たち夫婦・子供連れでミネソタ大学へ留学した記録のホームページにもどうぞ