突然の体調不良 - 056 | 遠い夏に想いを

遠い夏に想いを

アメリカ留学、直後の72年の夏に3ヶ月間親子でパリに滞在。その後、思い出を求めて度々訪欧。

 少し頭痛がするので、ノッコにジュースを買ってきてもらって、バッファリンを飲んだ。旧市街地は目と鼻の先だと思っても、ふらふらと足元がおぼつかない。結局、ノッコが「何かあったら大変だから、タクシーでホテルに戻ろう」と言う。私も最近血圧が高くなって医者の薬を飲んでいるので無理をしないことにした。


 雨の中をタクシーでホテルまで戻った。2時頃だったろうか。ベットに入って休むことにした。ノッコは元気なので、「一人でタクシーを拾って街まで行ってきたら」と言っても、何かあったら心配だからとテレビを見たり、旅行案内を読んだりして時間を潰している。


 暫く仮眠をとって目を覚ましたら、外は日が暮れて5時を過ぎていた。気分は落着いて随分よくなっていた。外国で気分が悪くなるのは今回が初めてではない。アメリカに出張した時など、調子が最悪の場合もあった。目眩などを起こすのは、大抵冬の時期、10月の末から3月上旬の間だ。



 Viosan の「ミネソタの遠い日々」
1970年に私たち夫婦・子供連れでミネソタ大学へ留学した記録のホームページにもどうぞ