ヨーロッパを観光する場合、個人旅行なら、朝は急がないでのんびりして居られる。大抵、午前中は9時か9時半まではどこも閉まっているからだ。
先ず、駅までのんびり歩いた。明日のザルツブルグへの汽車の時刻を調べるためだ。歳を取ってから、土壇場であくせくするのが嫌いになった。ヨーロッパの大きな駅にあるような案内所がある。駅の案内所では切符も買える。路線別に時刻表が小さな紙片に印刷されている。無料だから、必要な路線の情報が得られる。
この方式はアメリカでも市営のバス案内所などで採用されている。3時頃にザルツブルグ行きの普通列車がある。これに乗り遅れても沢山あるから心配は要らない。長くてもせいぜい2時間くらいだ。ヨーロッパで鉄道を使うなら、普通列車に乗るのが一番気楽で楽しい。
切符は明日買えば間に合うので、中央駅を出た。旧市街地の方向に向かって歩き出した。その時、マルクへの両替が必要なことを思い出して、もう一度駅まで戻って両替を済ませた。
この寒さでコートが無いというのは大変だ。ノッコはコートが無くとも大丈夫と言う。女性の洋装店が有りそうな広い通りを何気なく歩き出してしまった。どうせ旧市街は近いのだから少々迂回しても大丈夫と思ったのが間違いのもとだった。通りに店屋はあるが、みな野菜や果物の青物屋ばかりだ。どこまでも歩いてもそれらしい雰囲気になってこない。この時は、旧市街に行った方が洋品店があるとは気が付かなかった。
Viosan の「ミネソタの遠い日々」
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