ローテンブルグ - 033 | 遠い夏に想いを

遠い夏に想いを

アメリカ留学、直後の72年の夏に3ヶ月間親子でパリに滞在。その後、思い出を求めて度々訪欧。

 さて、バスは再び出発した。ほぼ時間通りに走っているので、次のローテンブルグには予定通り12時45分には着くだろう。


遠い夏に想いを-町の駅  ローテンブルグでは鉄道の駅の前に停まった。高台の上にあるローテンブルグの旧市街へはアンスバッハー通りの坂道を登って10分以上歩かなければならない。旧市街は城壁に囲まれ、市内に通じる大きな門が5ケ所ある。


遠い夏に想いを-レーダー門

 レーダー門から市内に入って、市の中心にある市庁舎まで更に徒歩で10分くらいは必要だ。1時頃になっているので、昼食は早めに簡単に取りたい。


 門を入って少し歩いたところに、小綺麗なパン屋がある。店に入って右側はショーウインドーで、色々のパンが並べられている。サンドイッチの類から日本ではお目にかかれないような美味しそうなパンまである。日本のおやつ用の菓子パンとは違って食用のパンだから、どれも食欲をそそるが、みな美味しそうで迷ってしまう。


 店の左側は簡単なテーブルが3つとストールがある。パン屋の女主人は金髪で品のよい魅力的な中年の女性だ。コーヒーとサンドイッチで昼食を済ませる。小雨と寒さで冷えた体が落ち着いて来たようだ。食後は元気を出してまた歩き続ける。


 Viosan の「ミネソタの遠い日々」
1970年に私たち夫婦・子供連れでミネソタ大学へ留学した記録のホームページにもどうぞ