レーマー広場からマイン河に来る頃には、雲が切れて少しずつ青空が広がり、太陽が顔を出すようになった。やっと秋らしい穏やかな天候が戻って来た感じだ。ここでマイン河の対岸に渡ることにする。
右手にフランクフルトの観光的象徴のアイゼルナー橋が現れる。100年以上前に架けられた旧式な鉄橋である。歩行者専用橋にしては、パリのポン・デザールやヴェネツィアの橋に比べても大袈裟で無骨な橋だが、かえって何となく可愛らしい橋という感じがする。
橋からは豊富に流れる水と、対岸に19世紀の終りに建てられたドライケーニッヒ教会の塔が眺望できる。初秋の陽の光が降りそそぐなか、何とも言えない穏やかな眺めを楽しむことが出来た。
Viosan の「ミネソタの遠い日々」
1970年に私たち夫婦・子供連れでミネソタ大学へ留学した記録のホームページにもどうぞ