ブラス・ラビング - 57 | 遠い夏に想いを

遠い夏に想いを

アメリカ留学、直後の72年の夏に3ヶ月間親子でパリに滞在。その後、思い出を求めて度々訪欧。

遠い夏に想いを-bigben  地下鉄にのって、ウエストミンスター・ブリッジとウエストミンスター寺院へ行ってみる。橋の上からビッグ・ベンを望むと昔のチャオの懐かしい思い出がよみがえるから。











遠い夏に想いを-westminster  寺院には72年に訪れた時に一度入っているが、前回の二度目に来た時は、大勢の退役軍人が寺院内にいて、一般観光客が入れなかった。












遠い夏に想いを-brass rubbing

遠い夏に想いを-説明文  堂内の奥で、「ブラスラビング(Brass Rubbing)」という材料を売っている。13世紀にフランスのノルマンの高貴な人達がイギリスにもたらしたものらしい。これは絵を描く技法で、材料はワックスに銅の粉末を混ぜたものである。これで特殊な黒い紙に描くのである。試し描き用のサンプルをくれるので、我々も描いてみた。なかなかデザインが思うように行かない。(上はブラス・ラビングで描いた絵)


 ウエストミンスター寺院は歴代の英国国王の戴冠式がおこなわれるほど、荘厳で立派な寺院だが聖堂(Cathedral)ではない。その名の通り僧院(Abbey)にしか過ぎない。


遠い夏に想いを-painting
 ここの寺院は見かけより広く、更に、右奥に進むと、広いカレッジ・ガーデンという裏庭に出る。庭にはパラソルが沢山あって、なにか観光化した感じだ。ノッコとしばらく休憩していくことにする。のんびりとして、気持ちがいい。(上はその時の水彩画)


遠い夏に想いを-st.margaret church  今回は72年に訪れたセント・マーガレット・チャペルにも立ち寄った。この教会は12世紀にベネディクト派によって建てられた由緒ある教会だが、礼拝堂は綺麗で、可愛らしい。若い女性に好まれそうな教会である。



 ミネソタの遠い日々
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