イギリス滞在も残り少なくなった。今日はロンドン市内を歩いてみる。手始めに、ポートランド通りへ出て、18世紀の初めに造られたキャヴェンディッシュ・スクエアに行ってみる。ロンドンにはスクエアと名のつく小公園が多い。イギリス国会議事堂の横にあるパーリアメント・スクエアのように、芝生だけの小広場の場合もある。
大英博物館やロンドン大学の周辺にあるブルームズベリー・スクエア、ラッセル・スクエアやべドフォード・スクエアなどはロンドンでも古いスクエアで、美しい公園になっている。この辺りはイギリス近代文学にも関係が深い場所で、ヴァージニア・ウルフとかT・S エリオットなどが住んでいた地区である。
ロンドンにはハイド・パークやリージェント・パークなどの大きな公園、があるが、スクエアはもともと周囲の建物の住人に管理をまかせ、彼らが楽しむためのプライベートな小公園としてできたと聞いたことがある。
イギリスのスクエアをまねして、東京の丸の内にある三菱一号館美術館横にもスクエアと称して小さな広場がある。少し狭すぎるが、美術館の赤レンガと緑の芝生が作るコントラストは結構美しい。(右の写真は三菱1号館広場)
キャヴェンディッシュ・スクエアは四角形の空間に、その真ん中に円形の垣根で囲まれた公園である。周りに6~7階建てのヴィクトリア様式の建物や近代的なビルが建ち並び、道路が周囲を取り囲む静かなスクエアだ。
公園の一角に池の代わりに緑の芝生に覆われた低いマウンドがあり、周りには樹木が茂っている。マウンドの周囲にはベンチが置かれ、小さなスクエアーとしては木々も多く、花々が植えられている。(上は緑多いスクエアのパステル画)
サラリーマンだろうか、紺色の背広を着た若い男性がベンチに腰掛けて、マウンドの芝生をじっと眺めている。天気はいいが、早朝なので彼以外の人影はない。
ミネソタの遠い日々
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