ヴェローナ - 019 | 遠い夏に想いを

遠い夏に想いを

アメリカ留学、直後の72年の夏に3ヶ月間親子でパリに滞在。その後、思い出を求めて度々訪欧。

遠い夏に想いを-ミラノ駅内  今日はヴェローナに立ち寄って、夕方までにヴェネツィアに行く。出発時間になっても、ミラノ中央駅の何番線のプラットフォームにヴェローナ行きの汽車が入るのか決まらない。結局、30分後れで汽車は出発した。ヴェローナの情報もインターネットで入手していたが、意外とガルダ湖の情報が多い。


 ヴェローナの近くまで来ると、遠くにガルダ湖が見えてくる。銀色に輝く湖面、紺碧の空、溢れる緑。ガルダ湖入り口で大勢のイタリア人乗客が降りた。近くにいた小さな男の子と女の子を連れた太った中年の奥さんが子供たちの奇声と共にフォームに降りていった。ガルダの景観は写真でしか見たことはないが、日本の湖と違ってきちんと整備されていて絵の様に美しい。ガルダ湖は夏の保養地として名高い。時間があったら立ち寄りたいところだ。ヨーロッパの自然は人間が作った自然かもしれないが、そこに統一美、様式美というべきものが存在するようだ。


 2時間弱でヴェローナに着いた。駅の荷物預かりでバゲージを預ける。一個につき5千リラ。どこの駅にもコインロッカーではなく、荷物預かり所があるので助かる。昼は1時間半ほど閉まっている。その時間に来たら預けることも取り出すことも出来ない。いかにもイタリアらしい。駅の案内所で夏の音楽祭の切符を扱っている。有名な音楽祭だが、今日は音楽会がない。

 ミネソタの遠い日々 - New -
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