ロンドンのスクェアは特筆に値すると思う。ロンドン中にどれだけスクェアと名の付く小広場・小公園があるのか見当が付かない。地図を広げても余りの多さに数えるのもうんざりしてくる。トラファルガー・スクェアのように芝生のないものからセント・ジェームス・スクェアのように緑の美しいものまで様々である。スクェアと名の付いた最初の広場は大英博物館のすぐ近くにあるブルームスベリー・スクェアで300年も前のことらしい。大きな公園と違って、周囲の建物との調和の仕方で美しさも雰囲気も異なる。いつかロンドンのスクェアまわりをやってみたいと思う。
大英博物館ほどではないが、このあたりも観光の名所だけあって、かなりの人混みである。ここは英国国教会の歴史ある寺院で、ノルマン王朝以来歴代の王様の戴冠式がおこなわれている。ウェストミンスタ
ー・アビーの正面入口には大変な人だかりで、大勢の人たちが列をなしている。近寄って見ると、全員老人で、男性ばかり、いや、女性も何人かはいるようだ。全員が胸に勲章をつけている。退役軍人のための記念ミサが行われるらしい。行列は整然と寺院のなかへ消えて行った。数百人はいる。これが終わるまで一般の人は中へ入れない。諦めて戻ることにした。寺院の北側に芝生のはえた空間がある。昔、チャオが名所旧跡の見学に飽きて、私とノッコが寺院内を見学している間、ここでチャールスのお母さんと待っていると言って、芝生の上ででんぐり返しをして皆を笑わせたそうだ。お母さんが写真を撮っておいてくれた。あの時のチャオはまだ6歳の子供に過ぎなかった。
ミネソタの遠い日々
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