砺波平野散居村と屋敷林 | とことこ◯日本+記

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日本のくらしと自然を調べたり、味わったりした覚え書き、など

「林」というテーマを考えるスタートとして富山県砺波市を訪れた。砺波散居村と呼ばれるこの地域には、樹木に囲まれた「屋敷林」が点在しており、それは「緑の絨毯(田んぼ)に碁石を散りばめたような」ユニークな風景と形容される。
屋敷林は、主に風よけとして人間がつくった林であるから、本来の「自然・nature」とは異なるものだが、日本人と自然のあり方という観点では、まさにこれこそが日本の自然であり、日本人の素晴らしい自然との関わりを表しているものである。砺波平野には一面に田んぼや麦畑が広がり、屋敷を取り囲む林は様々な生き物の住処となっている。

【砺波平野散居村と屋敷林】
「散(居)村」の対義語は「集村・集落」である。日本の村はみんなで集まって暮らす「集村」の形をとることが多いが、アメリカの農園など、世界的には「散村」の形態で暮らす地域も多い。砺波平野の散村で独特なのは、お隣との間隔が100mくらいになっていることと(アメリカでは800mくらい離れる)、「カイニョ」と呼ばれる屋敷林が独自の発達をとげたことで、遠くから見ると、田んぼの海に島がうかんでいるように見えることだ。この地域では「タカ(土地)は売ってもカイニョ(屋敷林)は売るな」といわれてきたらしく、立派な屋敷林を持つ事が村民の誇りであったそうだ。現在でも「散居村・屋敷林」への意識は高く、日本と自然の良好な関係を保ち続けている地域だといえる。
となみ野田園空間博物館はコチラ

日時:6月10・11日
場所:富山県砺波市
ノート:砺波は平野に開けた田園地帯のため、いわゆる自然豊かな里山とはちょっと違う。しかし、点在する屋敷林は様々な鳥や昆虫の住処になっており、独特の生態系が構築されている。高度発展期の農地整備政策がなければもっと素晴らしい風景が残されていただろう。

【庄川湯谷温泉】
信頼をおいている秘湯情報サイト「きむ券の名湯・秘湯批評」によれば、ここは最高評価のAランク。このランキングはあまり一般的な感じではないのだが、そういう意味でまさに湯谷温泉はAランク。料金の受付は無人で、コンクリートの階段を下った先の温泉はダムの水位とほぼ同じ位置にある。また、湯量が豊富なためか、洗い場も温泉となっており(苦笑)、体を洗う事は勿論出来ない。普通の旅をしたい時は間違っても泊まってはいけない。というか今は宿泊は受け付けていないようだ。
→ホームページなども勿論ない。
【信仰と木彫りの町・井波】
砺波周辺には町家が多く、木彫りの里・井波(いなみ)は特に面白い。瑞泉寺という寺の参道には木彫りの店がずらりと並び、軒先で職人たちが木彫りを行っている。

フィールドノート-1今回訪れた
今回訪れたのは富山県の砺波平野

フィールドノート-2まずは
まずは散居村ミュージアムへ

フィールドノート-3たぺすとり
散居村を描いた美しいタペストリー

フィールドノート-4ペーパークラフと
こちらは屋敷林のペーパークラフト

フィールドノート-5じっさいは
実際はこんな感じ

フィールドノート-6ちかづくと
近づいてみると

フィールドノート-7いろんな
屋敷林にはいろいろなタイプがあり

フィールドノート-8たいぷが
こんなものや

フィールドノート-10森
森になってしまっているものもある

フィールドノート-9100メートル
お隣とはほぼ100mくらいの間隔

フィールドノート-11全景は
かすんでいるが全景はこんな感じ

フィールドノート-12サギ
青サギをはじめいろいろな鳥が飛びかっていた

フィールドノート-13アマガエル
アマガエルもたくさんいた

フィールドノート-14名産の
こちらは名物の鮎が売りの鮎の庄

フィールドノート-15絶品
お昼の鮎定食はものすごくおいしかった

フィールドノート-16しょうがわ
砺波平野を潤す庄川を下り

フィールドノート-17だむすんぜん
有名な小牧ダム寸前に秘湯がある

フィールドノート-18むじん
自己申告で料金を払い

フィールドノート-19かいだん
長い階段を降り

フィールドノート-20かいだん2
さらに降りていくと

フィールドノート-21だむのすいい
もうダムの水位と同じくらいのとこに

フィールドノート-22あふれる
こんな温泉がある

フィールドノート-23まちや
砺波周辺は町家がたくさんあっていい感じ

フィールドノート-24かんばん
看板まで木彫りでおしゃれ

フィールドノート-25ゆうけい
散居村の夕景は(も)あまりうまくとれず