『カタハイヒコウ』と『ドクトルジバゴ』 | 元広島ではたらく社長のblog

元広島ではたらく社長のblog

六本木ヒルズや、ITベンチャーのカッコイイ社長とはいきませんが、人生半ばにして、広島で起業し、がんばっている社長の日記。日々の仕事、プライベート、本、映画、世の中の出来事についての思いをつづります。そろそろ自分の人生とは何かを考え始めた人間の等身大の毎日。

知り合いの監督さんが、映画を作った。タイトルは『カタハイヒコウ』

渋谷のKINEATTIChttp://www.kineattic.com/index.html で、上映会があった。


監督兼カメラマン、音声、俳優3人の5人編成、ロケ地はタイ。

予告編は、こちらで。

http://web.me.com/yujiman76/yujiman76/yujiman76.html


いなくなった恋人を探し続ける兄。そんな兄を心配し、タイまでやってきた妹。その付添いのちょっと頼りない妹の彼氏。兄の奇行、虚言に振り回される二人、そして・・・・・・


先週、P-LABO FILMFES 2009で作品賞を受賞されたようで、早いカット割りで、場面が変わっていく。いろいろ伏線と思しきアイテムがたくさんあり、期待をさせる。最後は、人ごみの中に恋人を見つけて・・・・。


ラストシーンを見たとき、頭に浮かんだのは、映画『ドクトルジバゴ』のラストシーン。

「好きな映画は?」と聞かれると、10本挙げる前に必ず出てくる、好きな映画。


広島ではたらく社長のblog-じばご

ちょうど、フジテレビの深夜のアートシアターで一昨日の夜やっていた。色褪せた画像、少しメロドラマ的な俳優のしぐさはあるものの、ロシア革命にほんろうされ、出会いと別れを繰り返す男女の人生が、その波乱の人生に不釣り合いな、バラライカの軽快なBGMに乗って映し出される。

最後、群衆の中に、生涯の恋人、同志を見つけたジバゴは、たどり着く前に心臓発作でこと切れる。革命であれ、戦争であれ、どんな時代に生れ、どんなに運命に弄ばれようが、人の出会い、男女の出会いの偶然さと、不完全さを、考えさせられる映画。


『カタハイヒコウ』と『ドクトルジバゴ』も不思議な縁で今日私の中で出会った。また次の縁を求めて、時間は流れていく。