忌野清志郎さんが亡くなられた。ガンと戦っている。そんなニュースがいつの間にか聞こえなくなって、突然の結末。
中学の時、オリビアニュートンジョンのアルバムを友人サネヒサ君に録ってもらうと、僕のお気に入りというメッセージとともに、RCサクセションの「トランジスタラジオ」と「雨上がりの夜空に」が入っていた。唄い方や声が嫌いだった忌野清志郎さんだったが、その後出たアルバムの「OH!BABY」を聞いた時、一発で好きになってしまった。
歌詞は、少し情けないプロポーズソング。心底好きなのに、うじうじ、切々と歌う清志郎が滑稽で、だけど聞いてて幸せになる曲。
http://music.goo.ne.jp/lyric/LYRUTND918/index.html
http://www.youtube.com/watch?v=UIWh_-TnObc
一緒に暮らそう、ぼくと二人で。
ふさわしい家を探して住もう。
そしたらぼくがギターとペンを持って、君のための歌をきっと書く だろう 。
Oh Baby ぼくを泣かせたいなら、夜更けに悲しい嘘をつけばいい、
ぼくをダメにしたいなら、ある朝君がいなくなればいい。
それだけでいい。
そして清志郎のほうが
5月のある日に突然いなくなってしまった。
昨日から、頭の中を流れるのは、「トランジスタラジオ」でも「雨上がりの夜空に」でも、タイマーズでもなく、この「OH!BABY」の清志郎の物悲しい歌声。熱心なファンの方には、悪いくらい、レコード、CDはもっていない。
だけど、今日も、今も、「OH!BABY」の清志郎の声が、ふとした瞬間に頭の中を流れる。
もうすぐ新しい歌が出来上がるはずさ
5月にはきっと君に贈るだろう
5月に届くはずだった、新しい歌のつづきは、
天国で書いているだろうか?
ギターとペンを持って。