黒田!カープ球団買って、大家呼んで、日本球界を変えよう! | 元広島ではたらく社長のblog

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六本木ヒルズや、ITベンチャーのカッコイイ社長とはいきませんが、人生半ばにして、広島で起業し、がんばっている社長の日記。日々の仕事、プライベート、本、映画、世の中の出来事についての思いをつづります。そろそろ自分の人生とは何かを考え始めた人間の等身大の毎日。

広島に住んでいる者にとって、今年の広島スポーツ界は残念なことが多かった。


広島カープ5位(最下位脱出も、相変わらず寂しい)

サンフレッチェ2部降格


さらに、カープ新井の阪神移籍、黒田のドジャース移籍と・・・・とほほな一年。

巨人がグライシンガー、クルーン、ラミレスを獲得したと聞いたときには、もう野球は卒業しようかと思った。

FA(フリーエージェント)制度、変更されたドラフト制度、球団合併、消滅、ウラ金、ドーピング問題、どうしようもない球団経営者、頼りないコミッショナーと、プロ野球はどんどん面白くなくなっている。

最近の若いやつは、米粒一粒の中に7人の神様が居ること(ドカベンの有名なエピソード)を知らないし、コンピュータゲームの中でしか野球をしらないし、ジャニーズのアイドルの投球フォームは無残だし、野球は男の子のたしなみだった時代が遥かに遠くなっている・・・。


先週末、TVで、メジャーリーガー大家友和 選手を特集していた。


大家は、10年ほど前、横浜ベイスターズにいたが、ほとんど無名だった。当時の権藤監督に勧められ、メジャーリーグに挑戦した。イチローや松井といった日本で華々しい活躍をしてアメリカに渡った選手と違い、TVでは地味な扱いが多く、特集を組まれることはなく、どういった選手なのかを知ることはなかった。その番組では、大家が、日本で、設立した2つの野球チーム、OBC高島草津リトルシニアを取り上げていた。

OBC高島は、大家ベースボールクラブ高島の略で、社会人野球のチーム。欽ちゃんのチームや、野茂のクラブチームと同じ都市対抗野球が晴れの舞台。大家選手は、出資し、運営をサポートしている。このチームの目的は将来のプロ野球選手を育てること。高校、大学と言う場でプロから声がかからなかった人間にチャンスを与えることが使命。しかし、番組では、夢かなわず、引退していく選手も映っていた。

草津リトルシニアは、少年野球のチーム。なかなかの成績で、オフに練習を見ていた大家も満足そうだった。

番組は、自身、日本のプロではその才能を開花させることが出来なかったが、メジャーと言う全く異質の土地で見事に成功することの出来た大家が、日本の若い野球を愛する人たちに、何らかのチャンスを与えたいと言う思いが描かれていた。大家自身決して、経済的に裕福な家庭環境ではなく、高校卒業には兄が尽力したこと、そして、最後に、兄の子供と練習をする無口な大家を、これまた口下手そうな兄が語るところで特集は終わった。

イチローの職人に徹する野球論、松井の実直な野球論もいいけど、大家の次の世代に賭ける野球への思いはかっこよかった。他の日本人メジャーリーガー!オフに、ゴルフばっかりしてたり、とんねるずの番組出てる場合じゃないぞ!


番組は、大家選手の野球の底辺を広げる活動とは対照的に、日本のサッカーの、サッカー協会を中心に学校、社会人、プロが取りまとまっているのに比べ、野球はそれぞれがバラバラの機構になっていることを指摘し、なかなか、改革の進まないことを批評して終わった。


大家は、京都の高校時代、広島の選手とバッテリーを組んでいた。大家選手、行くところが無かったら広島に来てくれ!!元チームメイト呼び寄せろ!

3年経ったら、黒田が帰ってくる。黒田に、向こうで稼いだ金でカープ球団買ってもらって、少年野球、学校野球、社会人野球を糾合し、新しい日本野球界を作るための新生広島カープを作ろう!野茂も呼ぼう!イチローはお金貸してくれ!


と言う風になったらいいな。もうちょっと野球、卒業しないでおくか。


大家選手のブログ

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