今では誰もが持っている携帯音楽プレーヤー。
シェアナンバーワンは、アップル社のiPod。2人に一人が、iPodらしい。
私は、ソニーの携帯プレーヤーを後生大事に使っている。だから、パソコンに取り込んだり、携帯プレーヤーに録音する場合には、SONIC・GATEというソニー専用の音楽ソフトを使っている。ソニーは、ベータ対VHSの昔から、自分たち独自のもを作らないと気がすまない。それが、いい結果を生むときもあれば、逆もある。いい意味ソニーらしい。
そんなわけで、最新のiPod touchを横目で見ながらも、老いたソニーに孝養を尽くしている健気な私。iPod専用の音楽ソフト、iTunesは、関係ない生活を送っている。Pod Castingや、iTunesで、新曲をダウンロードなんて聞くだけで、試したことはなく、IT時代遅れ人間になりそうで、少し怖い。
しかし、なぜか私のパソコンには、使いもしないiTunesが、ダウンロードされていて、今日はじめて開いてみた。NAPSTER(タワーレコードを倒産に追い込んだ音楽ダウンロード専門会社)のような、画面で、好きなアーティストを検索すると最新のアルバムが!エッ!ただで聞けるの?と画面をクリックすると、ちゃんと新曲が流れる。しかし、15秒ほどすると、音が小さくなり、単なる試聴だということがわかった。
「そうか、ここで新曲をダウンロードし、iPodに移して聞くのか!CDショップに行って買う手間も無く、壁がCDラックに占領されることもなく、アンプの付いたオーディオセットはいらず、PCにUSB接続できるスピーカーさえあれば音楽が楽しめる時代なんだな!」と合点してしまった。
さらに、iTunesには、ネットラジオも付いている。ジャズ、80年代、レゲェ、クラシック等、30くらいのジャンルで、それぞれに数十~100以上のラジオ局がある。こちらは、15秒だけでなく、いろんな選曲で、まるまる流れている。今は、トーク番組ばかりになってしまったJ-WAVEも、開局当時は、少ない番組構成の合間合間に、延々良質の音楽を流していた。スポンサーであるレコード会社が持ってきている歌謡曲の新曲、またスポンサーが起用しているタレントやタイアップ曲は、あまり流さないでいい音楽にこだわっていた頃のJ-WAVEっぽい。といったらわかる人いるだろうか?
私はJAZZや、レゲェ、アンビエントが、お勧め。JAZZには、パット・メセニーオンリーの局もある。多作だもんね。でも、いい感じです。80年代のイギリスのロックもかっこよかったです。ニューロマンティックとかあたりの。iPod持っていない人も、是非聞いてみてください。
でも、こんなのが出来たら既存のラジオのビジネスモデルが変わっていくだろうな。いや、変わっている最中なんだろうな。