マイナス27度 | すざかシート 「職人の覚悟」  Suzaka Seat Blog

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室内装飾に携わって30年余り。仕事のありかたに正面から向き合って、経験に基づいた知識、ノウハウも織り込んで・・・・・・・・

すざかシート

 40分を過ぎてようやく前の通りが流れ始めたニコニコ。駐車場に向けた防犯カメラが数珠繋ぎをとらえ始めたのが7時を過ぎた辺りだから丸々1時間半渋滞が続いていたことになるキョロキョロ。須坂の最低気温が今でも氷点下7度で路面はカッチカチなんだから致し方ない。一度、六時前に目を覚ましてテレビで見るともなしに点けていたら「長野県の菅平高原ではマイナス27度記録した」と気象予報士の方がお話をされていたガーン。五時時点で長野市でも-11.7度だったらしいので、昨日で予定通り(本当は天候が変わる前に終わらしたかった)中古住宅丸ごとリフォームのお宅が終わっていて本当に良かった。

 

 内装材は9割近くが塩ビ製であるから気温が5度くらいより低くなると作業性が敵面に悪くなる。固くなってしまうのであるショボーン。壁紙はまだ良い。特に当店は「ウォールボンド100N・純でんぷん糊で揮発性物質ゼロ」を使用してるので、しっかりとビニール層にまで糊が浸透してくれ落ち着かせてくれる(この表現が難しく、自分はクロスが落ち着くと言う表現をしてる)ので 風にさらされるような環境でない限り、この程度の気温になら支障なく施工が可能(手がかじかんで困ってしまうが・・・ショボーン)である。

 

 これが一般住宅の水周りなどに頻繁に用いられるクッションフロアー(通称CFシート)ともなると目も当てられないえーん。当店は東リのCF(多分これが元祖)なので多少の無理は利く。おそらくは他社製になれば折れてしまったり皺が出来て抜けなくなったりと悲惨である叫び。小僧時代はトーチランプで施工箇所をあぶってから(温める)裁断等をしたものだが、当時とは材質も変わって(人体に有害なものは使用されなくなったってことは昔は・・・やめておこう真顔)同じように火を向けると簡単に焦げ目がついたり変色したりしてしまうので、今はドライヤーを使用してる(取説にこういった使用はしてはいけないと記載されているので何かあってもメーカーのせいではない真顔)。その昔、スキー場で増築された建物の内装工事を行っていた際に、用意していたトーチランプのガスが終わってしまい、型紙にくせを取って(出っ張ったり入り組んだりしてるところを洋服の型紙のようにあらかじめカットして収める)進めていたが、どうしても時間がかかってしまうので持ち合わせていた(山の時は泊まり込みが多いので)ドライヤーを試しに使ってみたら、これがまた大変やりやすくびっくり火の心配(変色や焦げ目。)も要らないとあって それからずっとドライヤー頼りである。同業者の方でやってみようかななどとお思いの方、くれぐれもこれは取説に髪を乾かす以外に使用しないでくれと明記されているので、そこのとこは自己責任でお願いしますてへぺろ

 

 

 

 日差しが強くなってきた。今日の天候は気温こそ低いが(最高気温が1度なので)晴れ間が覗くとされていて曇りのち晴れ、その後晴。出動予定がないのでG4の後ろは雪の塊が残ってるし、当然のようにG4の屋根もまだまだうずたかく雪が積もっているが、今日一日、日差しが届けばそれも消えてしまうだろう。九時を過ぎてる。さあ、申告(当店のはほぼほぼ終えているがママのとか色々)の書類作成にインボイス制度の手続き(これは取引先や友人知人からも依頼が来ている)やらと事務仕事に取り組もうプンプン