ふたつの国津神社の伝説 ― 都祁地区 南之庄の「いっぱいだまし」、白石町の「ふる祭」
都祁地区には二つの国津神社があります。
前回の「国津神社の御造営」で紹介しました南之庄と、
以前(2009年11月)に「ふる祭」で紹介しました白石町です。
国津神社は九頭大明神を祀っています。
古くから農業や水の神様として信仰されていました。
白石町の国津神社は、南之庄から分祀しました。

(南之庄の国津神社)
・・・
その昔のことです。
南之庄から分祀 をすることになりました。
宮座入りしたご老体の六人衆が、御神体の石を運びだし各地を行脚していました。
そして、この白石町を訪れた時、突然、石が重くなります。
動かすことができなくなり、一行は考えました。
どうやら、神様は、ここをお気に召されたらしいという結論に至ります。
果して、この地に国津神社を建て祀ることになったそうです。

(白石町の国津神社)

11月。山高帽に羽織袴姿で行われる白石町の国津神社のふる祭。
”ふる祭”は、古くからおこなわれている祭という意味です。
神事をとりおこなうのは、六人衆と言われる宮座(※)のご老人です。
この祭礼では、その時代時代の最新のファッションをとりいれていたそうです。
羽織袴と山高帽の姿は、明治維新後、文明開化のときにとりいれた姿です。
今ではそれが定着してしまっているとのこと。
(※宮座:集落の住民で構成される神社の祭祀組織)
・・・
南之庄の国津神社にも、もうひとつ伝説があります。
「いっぱいだましの石」があり、それは悪戯好きのタヌキを封じ込めた石だと伝えられています。
5月末。
都介野岳(つげのだけ)で田植えを無事に終えたことを奉告する「毛掛籠り(けかけごもり)」が行われた後、国津神社では「いっぱいだまし」という奇妙な行事が行われます。
これは子供たちを騙す行事です。
どうやらこれは「いっぱいだましの石」の伝説と関連する行事のようです。
前回の「国津神社の御造営」で紹介しました南之庄と、
以前(2009年11月)に「ふる祭」で紹介しました白石町です。
国津神社は九頭大明神を祀っています。
古くから農業や水の神様として信仰されていました。
白石町の国津神社は、南之庄から分祀しました。

(南之庄の国津神社)
・・・
その昔のことです。
南之庄から分祀 をすることになりました。
宮座入りしたご老体の六人衆が、御神体の石を運びだし各地を行脚していました。
そして、この白石町を訪れた時、突然、石が重くなります。
動かすことができなくなり、一行は考えました。
どうやら、神様は、ここをお気に召されたらしいという結論に至ります。
果して、この地に国津神社を建て祀ることになったそうです。

(白石町の国津神社)

11月。山高帽に羽織袴姿で行われる白石町の国津神社のふる祭。
”ふる祭”は、古くからおこなわれている祭という意味です。
神事をとりおこなうのは、六人衆と言われる宮座(※)のご老人です。
この祭礼では、その時代時代の最新のファッションをとりいれていたそうです。
羽織袴と山高帽の姿は、明治維新後、文明開化のときにとりいれた姿です。
今ではそれが定着してしまっているとのこと。
(※宮座:集落の住民で構成される神社の祭祀組織)
・・・
南之庄の国津神社にも、もうひとつ伝説があります。
「いっぱいだましの石」があり、それは悪戯好きのタヌキを封じ込めた石だと伝えられています。
5月末。
都介野岳(つげのだけ)で田植えを無事に終えたことを奉告する「毛掛籠り(けかけごもり)」が行われた後、国津神社では「いっぱいだまし」という奇妙な行事が行われます。
これは子供たちを騙す行事です。
どうやらこれは「いっぱいだましの石」の伝説と関連する行事のようです。
20年後の世界 ― 国津神社の御造営 ~ 奈良市都祁南之庄
「維持できなくなった神社は燃やしてしまうのです。」
NPOつげの理事長・大東さんは、そうおっしゃいました。
・・・
奈良市都祁の南之庄にある「国津神社」、今年は御造営にあたります。
御造営とは、20年に一度、神社を建てかえすることですね。
氏子さんたちが寄進して、地元の大工さんが行っています。
神殿は屋根を葺き替えるなどの改修が主となります。
お篭り所を新築しました。
なかなかお目にかかれない機会なので、近くで拝見させていただきました。
「国津神社」の本殿は、見事な朱色です。
壁面にも色鮮やかな絵がほどこされています。
右側の壁には、松の木と陵王。芸能奉納の様子でしょうか。
背後の壁には龍です。
左側には獅子。
これらの絵は20年前の造営のときに復元しました。
このとき美術大学の学生さんに依頼しました。
御造営の間、狛犬は社務所に避難しています。
いつの年代のものか分からないですが、かなり古いものらしいです。
小ぶりの珍しい狛犬です。
御造営をはじめるときには、夜中に神主さんと氏子があつまり、本殿の御神体を、他所へお渡しします。
国津神社は、代々、持ち回りで社杜をします。
代々社杜をになった人の名が記されていました。
一番古い人で天録2年(971)とありました。
ここに大東さんの御先祖様、父親の名もありました。
国津神社の年中行事の中に珍しい行事があります。
真ん中のパネルは、お坊さんが弓を射る神事です。
神仏習合の名残でしょうか。
神社の神事にお寺のお坊さんが関わっています。
・・・
大東さんは語ります。
「今回の御造営は、なんとか積立と、前回の残金でまかなえた。
でも、次はもうないだろう。」
次とは、20年後のことですね。
「集落に後を継ぐ者がいない。
生活を圧迫して、こういうことをつづけるには無理がある。
維持できなくなった神社は燃やしてしまうのです。
もちろん、ご神体は何処かへ御移りいただきます。」
返す言葉がありませんでした。
集落では、神社と神社の行事によって結束を保っていると思っています。
地元の人たちは、行事をわくわくしながら心待ちにし、
遠くの土地にでていった人も行事を理由に帰郷する。
集落のアイデンティティの一つともいえる神社をなくしてしまう。
衝撃以外なにものでもありません。
神社の喪失は、集落そのものの存在も消えてることに直結しているように思えてなりません。
氏子であり、御造営の会計に携わっている大東さん。
NPOつげの理事として、都祁地区の現状も把握されています。
その言葉は、確信であろうと誰もが想像できました。
ヨソモノがセンチメンタルで、神社保護を訴えることなぞ、できるはずがありません。
20年後。
けっこう先のようですが、それほど遠い未来でもありませんね。
>ふたつの国津神社の伝説
>畑をはじめます。―都祁においでよ
NPOつげの理事長・大東さんは、そうおっしゃいました。
・・・
奈良市都祁の南之庄にある「国津神社」、今年は御造営にあたります。
御造営とは、20年に一度、神社を建てかえすることですね。
氏子さんたちが寄進して、地元の大工さんが行っています。
神殿は屋根を葺き替えるなどの改修が主となります。
お篭り所を新築しました。
なかなかお目にかかれない機会なので、近くで拝見させていただきました。
「国津神社」の本殿は、見事な朱色です。
壁面にも色鮮やかな絵がほどこされています。
右側の壁には、松の木と陵王。芸能奉納の様子でしょうか。
背後の壁には龍です。
左側には獅子。
これらの絵は20年前の造営のときに復元しました。
このとき美術大学の学生さんに依頼しました。
御造営の間、狛犬は社務所に避難しています。
いつの年代のものか分からないですが、かなり古いものらしいです。
小ぶりの珍しい狛犬です。
御造営をはじめるときには、夜中に神主さんと氏子があつまり、本殿の御神体を、他所へお渡しします。
国津神社は、代々、持ち回りで社杜をします。
代々社杜をになった人の名が記されていました。
一番古い人で天録2年(971)とありました。
ここに大東さんの御先祖様、父親の名もありました。
国津神社の年中行事の中に珍しい行事があります。
真ん中のパネルは、お坊さんが弓を射る神事です。
神仏習合の名残でしょうか。
神社の神事にお寺のお坊さんが関わっています。
・・・
大東さんは語ります。
「今回の御造営は、なんとか積立と、前回の残金でまかなえた。
でも、次はもうないだろう。」
次とは、20年後のことですね。
「集落に後を継ぐ者がいない。
生活を圧迫して、こういうことをつづけるには無理がある。
維持できなくなった神社は燃やしてしまうのです。
もちろん、ご神体は何処かへ御移りいただきます。」
返す言葉がありませんでした。
集落では、神社と神社の行事によって結束を保っていると思っています。
地元の人たちは、行事をわくわくしながら心待ちにし、
遠くの土地にでていった人も行事を理由に帰郷する。
集落のアイデンティティの一つともいえる神社をなくしてしまう。
衝撃以外なにものでもありません。
神社の喪失は、集落そのものの存在も消えてることに直結しているように思えてなりません。
氏子であり、御造営の会計に携わっている大東さん。
NPOつげの理事として、都祁地区の現状も把握されています。
その言葉は、確信であろうと誰もが想像できました。
ヨソモノがセンチメンタルで、神社保護を訴えることなぞ、できるはずがありません。
20年後。
けっこう先のようですが、それほど遠い未来でもありませんね。
>ふたつの国津神社の伝説
>畑をはじめます。―都祁においでよ
畑をはじめます。 ― 都祁においでよ ~NPOつげ × 奈良県立大学 村田ゼミ 都祁班の活動。
「交流会!― NPOつげ、奈良県立大学生 【おでん 酒庵 すぎ乃 新大宮店にて
】」の後日です。
NPOつげのみなさんと、奈良県立大学の学生さんとで、今後の活動についての打ち合わせをしました。
その一環として、こちら。
都祁地区某所で、畑をはじめます。
休耕地になっていた畑です。
土地主の東野さん、御高齢の上、独り身です。
体を悪くされ、畑を続けることを断念せざる得なかったのですね。
そこの畑をお借りし、NPOつげの助力を得て、学生さんが畑を運営します。
学生さんとNPOつげの理事長・大東さん。
畑のアドバイスをしていただいています。
あ、私もお手伝いしますよ。
(=⌒▽⌒=)
みなさん、まったく知識ゼロですが、がんばりますよ。
まずは手ごろ(?)なところで、ジャガイモ、サツマイモ、大豆にチャレンジします。
秋の学園祭の出店と、ここでイモ掘りのイベントを企画
すぐそばには・・・
はい。
遅咲きの八重桜のむこう。
栗の木もありますよ。栗拾いでき
東野さんの畑は、広いです。
この山には、イノシシ、タヌキ、キツネ、鹿、アライグマもいるそうです。
(みーんな、畑の敵です。(。・ε・。) )
・・・
あ、今月末には、畑を耕し、苗を植えますよ。
よろしければお手伝いしたい方、ぜひ、お越しください
5月29日
もしお好みでしたら、
都祁南之庄の年中行事「毛掛け篭り(けかけごもり)」が見学できますよ。
田植えを終えたことを山の神様に報告する神事です。
地元のひとの案内なので、かぶりつきで見学できます。
参加表明は、コメントにてお願いします。
ご応募、お待ちしております。
ヾ(@°▽°@)ノ
さて5月29日【お報せ】 へつづきます。
>奈良の空中都市 大和高原 都祁地区 ~ 都祁紀行
NPOつげのみなさんと、奈良県立大学の学生さんとで、今後の活動についての打ち合わせをしました。
その一環として、こちら。
都祁地区某所で、畑をはじめます。
休耕地になっていた畑です。
土地主の東野さん、御高齢の上、独り身です。
体を悪くされ、畑を続けることを断念せざる得なかったのですね。
そこの畑をお借りし、NPOつげの助力を得て、学生さんが畑を運営します。
学生さんとNPOつげの理事長・大東さん。
畑のアドバイスをしていただいています。
あ、私もお手伝いしますよ。
(=⌒▽⌒=)
みなさん、まったく知識ゼロですが、がんばりますよ。
まずは手ごろ(?)なところで、ジャガイモ、サツマイモ、大豆にチャレンジします。
秋の学園祭の出店と、ここでイモ掘りのイベントを企画

すぐそばには・・・
はい。
遅咲きの八重桜のむこう。
栗の木もありますよ。栗拾いでき

東野さんの畑は、広いです。
この山には、イノシシ、タヌキ、キツネ、鹿、アライグマもいるそうです。
(みーんな、畑の敵です。(。・ε・。) )
・・・
あ、今月末には、畑を耕し、苗を植えますよ。
よろしければお手伝いしたい方、ぜひ、お越しください

5月29日

もしお好みでしたら、
都祁南之庄の年中行事「毛掛け篭り(けかけごもり)」が見学できますよ。
田植えを終えたことを山の神様に報告する神事です。
地元のひとの案内なので、かぶりつきで見学できます。

参加表明は、コメントにてお願いします。
ご応募、お待ちしております。
ヾ(@°▽°@)ノ
さて5月29日【お報せ】 へつづきます。
>奈良の空中都市 大和高原 都祁地区 ~ 都祁紀行


