はじまっています。国津神社のふる祭。【都祁紀行】―5―都祁地区 奈良 | 奈良ふしぎ歴史徹底攻略! 学校・教科書では教えてくれない奈良を親子でも100倍楽しめる観光ガイドブックブログ

はじまっています。国津神社のふる祭。【都祁紀行】―5―都祁地区 奈良

人は、旅する生き物です。

自身を確立するために、世にでて、さまよい、いずこかに定住する。

さて・・・

不況不況と叫ばれる中。

仕事にあぶれ、不運にうちひしがれ、孤独に震えていませんか。

逆風のさなか、

あなたは独りで立った気になっていませんか。

ふと、振り返ると、あなたのうしろに連なる繋がりを忘れていませんか。

ときには煩わしささえ思える濃密な関係。

それが故郷(ふるさと)。

あなたには、アナタの歴史がある。

生まれい出た故郷と、連綿とつらなる歴史があります。

・・・決して、独りではないのです。



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さて、奈良逍遥 さんと愉快な仲間たちと、都祁白石町国津神社を訪れました。

いい天気です。

国津神社

あたかも作られたような見事なロケーションに目をうばわれます。

神社の背後の木が、一本、蒼天へ、にょっきり伸びています。


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なんだか、天狗がとまりそうな木ですね。


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そして、みおろす境内には、すでに人だかりです。
ブルーシートがしかれ、近隣の方々が、ざわざわと声をひそめています。

ワクワクした空気がつたわりますね。

あけすけといいますか、なんとも開放的なところなのでしょうか。


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おや、社の中で、何か数人の人が動いています。


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山高帽に羽織袴です。

都祁は白石町の“ふる祭り”の衣装になります。


ふる祭の衣装を着た宮座のご老体、六人衆です。

神前に次々とお供え物を運び込んでいますね。

ふる祭”は、国津神社の祭礼で、古くからおこなわれている祭なので、

ふる祭”といわれているそうです。


神事をとりおこなう六人衆の羽織袴山高帽の姿は、明治維新後、文明開化のときにとりいれたそうです。

聞けば、かつては、この祭礼では、時代時代の衣装をとりいれていたそうです。

今では、文明開化の姿が定着し、今にいたるそうです。


古い”ふる祭”ですが、当時は、神事に新しいものを取り入れていたのですね。



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神主さんがご登場成され、儀式がはじまります。

儀式の後には、”ごくまき”、
つまり、餅まきがはじまります。
集まったひとたちも、それを心待ちにしているようです。

厳粛な神事であるはずですが、
境内にあつまった人たちは、なにやら、浮かれた空気が漂っています。


さて・・・


やさしい村の祭。国津神社のふる祭 」へつづく!