天の岩戸伝説 ― 封じられた信仰の謎。 ~宇陀郡室生村 室生龍穴神社
室生龍穴神社
から、龍穴
にあがる途中。
茂みの中に無造作といわんばかりに鎮座した巨石があります。
「天の岩戸」。
村の人びとは「破石(われいし)さん」と親しみをこめて呼んでいるそうです。
「天の岩戸」といえば、神話で有名ですね。
弟神のスサノオの傍若無人な振るまいに怒った天照大神が、御隠れになられたのが天の岩戸です。
とたんに天上、下界は光をうしない闇におおわれます。
困った八百万の神々が思案した揚句、天照大神を天の岩戸から引っ張り出すことに成功します。
このときに天の岩戸の大岩をタヂカラオという力持ちの神様が持ち上げ、投げ捨てました。
これが地上に落下したのが、各地で伝わる天の岩戸の巨石伝説です。
こちらも「屏風岩 」などと同じ太古の溶岩なのでしょうね。
岩石にからみつくというより縛り付けているかのように木の根が張り巡らされています。
さて、宇陀より明日香村へおりていったときにも、「天岩戸神社」がありました。
竹藪におおわれた奥にそれはあります。
ひとかかえ、ふた抱え程ある大きな岩が、竹の足元に4つ転がっています。
一方、剣豪の里で有名な「柳生の里」にも同じ伝説があります。
それが「天乃石立神社 」。
このような巨石を御神体にした「岩戸」は、全国にたくさん存在します。
室生龍穴神社にある「天の岩戸」も、これらの巨石は、古代の祭祀の遺跡ではないかとも考えられています。
おそらく、それぞれ各地に居住していた古代人が、思い思いの神を祀っていたのでしょう。
いつしか、それらは一様に「天の岩戸」とひとくくりにされてしまったようです。
理由は、色々考えられます。
信仰が途絶えた。
支配者の神々の系譜に組み込まれたか、追いやられたのか。
もっとも、いまとなっては、想像の域でしかありませんね。
>「駆け巡る奈良!屏風岩お花見 ~ 伝説のライターさんといくDeep宇陀紀行 」より
茂みの中に無造作といわんばかりに鎮座した巨石があります。
「天の岩戸」。
村の人びとは「破石(われいし)さん」と親しみをこめて呼んでいるそうです。
「天の岩戸」といえば、神話で有名ですね。
弟神のスサノオの傍若無人な振るまいに怒った天照大神が、御隠れになられたのが天の岩戸です。
とたんに天上、下界は光をうしない闇におおわれます。
困った八百万の神々が思案した揚句、天照大神を天の岩戸から引っ張り出すことに成功します。
このときに天の岩戸の大岩をタヂカラオという力持ちの神様が持ち上げ、投げ捨てました。
これが地上に落下したのが、各地で伝わる天の岩戸の巨石伝説です。
こちらも「屏風岩 」などと同じ太古の溶岩なのでしょうね。
岩石にからみつくというより縛り付けているかのように木の根が張り巡らされています。
さて、宇陀より明日香村へおりていったときにも、「天岩戸神社」がありました。
竹藪におおわれた奥にそれはあります。
ひとかかえ、ふた抱え程ある大きな岩が、竹の足元に4つ転がっています。
一方、剣豪の里で有名な「柳生の里」にも同じ伝説があります。
それが「天乃石立神社 」。
このような巨石を御神体にした「岩戸」は、全国にたくさん存在します。
室生龍穴神社にある「天の岩戸」も、これらの巨石は、古代の祭祀の遺跡ではないかとも考えられています。
おそらく、それぞれ各地に居住していた古代人が、思い思いの神を祀っていたのでしょう。
いつしか、それらは一様に「天の岩戸」とひとくくりにされてしまったようです。
理由は、色々考えられます。
信仰が途絶えた。
支配者の神々の系譜に組み込まれたか、追いやられたのか。
もっとも、いまとなっては、想像の域でしかありませんね。
>「駆け巡る奈良!屏風岩お花見 ~ 伝説のライターさんといくDeep宇陀紀行 」より
うがたれた穴よりのぞく気配... 龍穴 ~宇陀郡室生村 室生龍穴神社 「妙吉祥龍穴」
「室生龍穴神社
」の後方500メートルのところ。
高さおよそ100メートルに及ぶ断崖絶壁があります。
斜めに走った一枚の岩との間に、清流が、岩肌をなでるように流れています。
その麓に、ぽっかりうがたれた穴があります。
この穴が「龍穴」(りゅうけつ)です。
古くは「妙吉祥龍穴」ともよばれていました。
古来からこの場所で雨乞いを行われたと伝えられています。
うっそうと緑が深く、水気にみちていています。
岩場にうがたれた岩穴の奥に、なにか息遣いすら感じられます。
古来、人びとが水に纏わる祈りを懸命におこなっていた場所です。
ひとびとの祈りに応え、龍は天へ飛翔したのでしょうか。
>「駆け巡る奈良!屏風岩お花見 ~ 伝説のライターさんといくDeep宇陀紀行 」より
高さおよそ100メートルに及ぶ断崖絶壁があります。
斜めに走った一枚の岩との間に、清流が、岩肌をなでるように流れています。
その麓に、ぽっかりうがたれた穴があります。
この穴が「龍穴」(りゅうけつ)です。
古くは「妙吉祥龍穴」ともよばれていました。
古来からこの場所で雨乞いを行われたと伝えられています。
うっそうと緑が深く、水気にみちていています。
岩場にうがたれた岩穴の奥に、なにか息遣いすら感じられます。
古来、人びとが水に纏わる祈りを懸命におこなっていた場所です。
ひとびとの祈りに応え、龍は天へ飛翔したのでしょうか。
>「駆け巡る奈良!屏風岩お花見 ~ 伝説のライターさんといくDeep宇陀紀行 」より
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海の底より・・・室生龍穴神社 ~宇陀郡室生村
境内にふみこむと、まるで海の底にいるような錯覚になります。
見上げるほど高く延びた木々は、天井をすっぽりとつつみ、
外界は初夏の強い日差しだというのに、
ここはシンと静寂につつまれ、
ゆらゆらと木漏れ日が揺れて差し込みます。

あたかも海の底から、空をみあげるような気分になります。
室生龍穴神社。
御祭神:たかおがみのかみ
御配祀:天兒屋根命、大山祇命、水波能賣命、須佐之男命、埴山姫命。
創祀は定かではありません。
室生寺から室生川上流に鎮座しています。
現在でこそ観光で有名になっている室生寺。
かつては、室生寺が、神社の神宮寺「龍王寺」とされた時期があったそうです。
こちらの狛犬。親子です。

対するは珠をもっています。
境内の奥に入母屋造の拝殿があります。

この拝殿には、「善如龍王社」と記されています。
祈雨の神。
龍を統べる神と伝えられています。
室生川の清流の影響か、
それとも木々の間に満ちた清々した空気のためか、
水の神の御加護か、瑞々しいことこのうえない。
室生龍穴神社の奥の院ともいわれる「龍穴」へつづきます。
>「駆け巡る奈良!屏風岩お花見 ~ 伝説のライターさんといくDeep宇陀紀行」より
見上げるほど高く延びた木々は、天井をすっぽりとつつみ、
外界は初夏の強い日差しだというのに、
ここはシンと静寂につつまれ、
ゆらゆらと木漏れ日が揺れて差し込みます。

あたかも海の底から、空をみあげるような気分になります。
室生龍穴神社。
御祭神:たかおがみのかみ
御配祀:天兒屋根命、大山祇命、水波能賣命、須佐之男命、埴山姫命。
創祀は定かではありません。
室生寺から室生川上流に鎮座しています。
現在でこそ観光で有名になっている室生寺。
かつては、室生寺が、神社の神宮寺「龍王寺」とされた時期があったそうです。
こちらの狛犬。親子です。

対するは珠をもっています。
境内の奥に入母屋造の拝殿があります。

この拝殿には、「善如龍王社」と記されています。
祈雨の神。
龍を統べる神と伝えられています。
室生川の清流の影響か、
それとも木々の間に満ちた清々した空気のためか、
水の神の御加護か、瑞々しいことこのうえない。
室生龍穴神社の奥の院ともいわれる「龍穴」へつづきます。
>「駆け巡る奈良!屏風岩お花見 ~ 伝説のライターさんといくDeep宇陀紀行」より









