世界トップクラスを目指す マーケティング戦略 -28ページ目

世界トップクラスを目指す マーケティング戦略

超ー本気で行くぞ!世界トップクラスを目指す

今回は、自己投資のススメについてと、
私がもっと自分に投資をしておけば良かったと
思っていることについてお話しします。

製薬会社の株は、私たちベビーブーム世代の高齢化のおかげで、
天井知らずの上昇を見せる、すばらしい投資先であると従来から考えられています。

しかし、製薬大手のメルクが心臓発作の危険性を高める可能性があるとして、
市場から関節炎治療薬のバイオックスを回収した時、
株価が急落したのを覚えているでしょうか?

あの時、被害を受けたのは、メルク社の企業部内者ではなく、
一般の個人投資家でした。

カリスマ主婦実業家のマーサ・スチュワートの株の場合でも、
彼女のインサイダー取引を予想できた個人投資家は誰もいなかったはずです。

ネット億万長者で、NBAチームのオーナーであり、
『アプレンティス』の類似番組をホストしたこともある
マーク・キューバンは、あるインタビューの中で、
「株は買うな。株で稼げるのはインサイダー取引だけだ」と述べています。

彼は不動産についても忠告すべきでした。
もしあなたがフロリダの不動産を所有していれば・・・。
バブルの崩壊を予測できるのは、ごく一握りの不動産投資のプロだけです。

ラスベガスの物件は、不動産価値が1年で平均52%も上昇するので、
物件を買っていたら一攫千金も夢ではなかったでしょう。

とは言うものの、将来の価格変動を当てにして利益を得ようとする投機と
投資は違います。
また、今買おうとしても、最後に手を出した者が大損するだけです。


私は、「外への」投資をするなと言っているわけではありません。
私が言いたいのは、利益率の一番高い投資先は、
自分のビジネスにプラスとなる顧客を捕まえて増やしていく行動だということです。

この考え方は、どんな人にもどんなビジネスにも当てはまります。
当てはまらないビジネスに関わっているなら、今すぐ転職した方が良いでしょう。

なぜなら、本当の「投資」とは、私たちがほぼ100%コントロールできる、
修正できるものであるべきだからです。

プランニングをして、目標を設定して計画を実行する場合、
その成功は、自分にプラスとなる顧客を多く捕まえるために
どれだけ投資できるかにかかっています。

私は幸運な男です。これまでのところ、
私のビジネスライフについて後悔したことはほとんどありません。
人生の全体を振り返っても、後悔すべき出来事はほとんどありません。

過去に大きな失敗はあっても、それにくよくよ悩むことは滅多にありません。
私より10歳年上の人が後悔の念を多く口にするのをよく見かけますが、
今のところ、私はその仲間に入っていません。

しかし、一つだけ後悔していることがあります。
多くの顧客を捕まえるためにもっと投資しておけば良かったと。

この私の後悔がインスピレーションとなって、あなたが行動を起こしますように。
今回は、身長とテストステロンのお話から始めます。

これまでにテレビ放送された大統領選をすべて研究したあるデータによれば、
大統領に選ばれる人間は、身長が一番高く、
男性ホルモンのテストステロンの値が最も高いのだそうです。
(編集注:テストステロンは、女性を引き付けるとも言われています)

そのデータから、結局のところ成功はたった2つの、
多くてもせいぜい3つや4つだけの「キーファクター」によって決まるものだ、
と考えさせられました。

ほとんどの人が、その2~4つしかないキーファクターが何なのかをじっくり考えず、
また注目しないまま、ビジネスをしているようです。

私の場合は、ある普遍的なキーファクターをずっと守ってビジネスを成功させてきました。

『有利に事を運ぶ』ことです。

具体例をあげましょう。

2004年の大統領候補討論会では、両党が討論会の「ルール」について協議し、
それを32ページの小冊子にまとめました。

その中で一番重要な項目だと思ったのが、回答時間を2分以内と決めたことでした。
どちらの党がその項目を盛り込んだのかは分かりません。

ジョン・ケリーがどの質問に対しても、冗長的で、まわりくどく、
含みを持たせた発言をよくしていたのは事実でした。

その2分間という制約は、彼への一番の課題とするべきでした。
彼はその制約に戸惑い、悩んだことでしょう。

回答が時間内に終わらず、スピーチの途中でカットされたかもしれません。
カットされたことに彼は憤慨し、抗議したかもしれません。

一方で、その制約のおかげで、彼がよくしているような矛盾した発言を
防ぐことができたかもしれません。

その制約が適切かどうかはさておき、
考え方次第で制約が自分に有利に働くことだってあるのです。

私が演壇でスピーチをする時はいつでも、自分に有利に事を運ぶために、
できることは何でもしてきました。

例えば、前もって聴衆と会話をして彼らをヒートアップさせたり、
会場の運営がスムーズに行われているかをチェックしたり、
「サクセスセミナー」では、販売係を指導したり、
現金による特別手当を支給することだってあります。
今回は…
『正しい商品と間違った顧客』
『正しい顧客と間違った商品』
についてお話しします。

ドナルド・トランプのテレビ番組『アプレンティス』の中で、
一日開業レストランで競うという回がありました。

各チームには、空っぽのテナントとシェフ一人があてがわれ、
翌日の一日だけのレストランの営業に向けて準備に奮闘します。

オープン当日には客をもてなして食事を出し、
レストラン批評のザガットから高い評価をもらった方が勝ち、というゲームでした。

負けた方のチームの女性リーダーはクビになり、その場を去りました。
彼女は、何度も指摘を受けたことの要点を最後まで分かっていませんでした

――彼女のレストランの内装や食事は、どちらもすばらしいものでした。

店内はシンプルでありながらも非常に美しく、
食事は粋なアジアン・フュージョン。
メンバーたちは、黒のロングドレスを身にまとい、シックにきめていました。

しかし残念ながら、トランプのアシスタントが指摘した通り、
すべてにおいて客層にまったくあっていなかったのです。

店の前の通りを一時間ほどぶらぶら歩いて、
そこに住んでいる人や行き来している人を観察していれば、
頭の中で警報ベルが鳴り、ロケーションを読み間違えることはなかったでしょうに。

しかし、彼女のチームは、周りを見ずに、
自分たちのやりたいことを、自分たちの発想だけで、
決めて決行したのです。

彼女たちは、マーケットに「合うように商品を作る」のではなく、
先に商品を作って、マーケットに受け入れてもらうことを期待していたのです

彼女たちがしたことの一つ一つは、何の「間違い」もありませんでした。
ただロケーションが悪かっただけなのです。

トランプ氏でさえも、この類のミスを犯すことがあります。

私は、彼が通販番組に出演して、
著書の『億万長者の考え方(How To Think Like A Billionaire)』の
コレクターズ・エディションを紹介しているところを一度見たことがあります。

彼の本は30分で2,000部売れました。
しかし実際のところ、その通販番組の視聴者は、
その本がターゲットとする一番の読者層では決してありません。

アプローチを変えて、売上を1万部にする方法はあったはずです。
しかし、信じられないことに、番組の司会者も、
トランプ氏もそうしようとはしませんでした。

その本を、ビジネスマンに捧げる究極のギフトと位置付けて売るべきでした。
その商品を「本」としてではなく、「ギフト」として売るべきだったのです。

そして、本の内容の説明に時間をかけるのではなく、
そのギフトをもらって感激する人はどんな人なのかについて、
時間をかけて説明するべきでした。

私が「マーケットに合わせたメッセージ作り」で教えていることは、
ロケット科学ほど難解なものではありません。

それなのに、ほとんどの企業や広告キャンペーン、商品、
プロジェクトがこの基本原則を無視しているように感じます。

おかしいと思いませんか?