凍り付く2 | 藤花のブログ 詩と

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この胸に 湧き上がる気持ちを 言葉にして あなたに贈りたい











             眠れない 



        身体と 心の 痛みが



           私を さいなむ 



        また 今夜も 眠れない


















       睡眠導入剤を もらっている



         お守りの ようなものだ




        飲んだり 飲まなかったり




     たくさん 余らしては いたけれど 




        定期的に 処方してもらった



















        彼の 暴力は 激しくなった 



       はじめは 平手 やがて 拳で 








    












        出逢いは みぞれが 降る 




          凍えそうな 冬の日




       彼は 傘を 差し出してくれた










          私達は 恋をして 




      やがて 二人で 暮らし始めた






     







     彼は 優しかった 私は 幸せだった 





     いつまでも 幸せは 続くと思っていた



















 

   不況が 深刻になると 彼は 職を 失った




     いくつかの 不定期な 仕事をして




       いつしか 酒に 溺れていった




















       深酒を しては 私を 殴り




    酔いが さめると 泣きながら 謝った




     アルコールの 呪縛さえ 無ければ





          彼は 優しかった
















       憎む事は できなかった 




           許していた  





           愛していた
















     気を 失うほどの 暴力が 続く




        いつか 彼は 私を 




     殺してしまうかも しれない












   私は それでも かまわないと 思った



 でも 彼を 人殺しには したくはなかった



    私が 死に 彼が 獄に つながれる 



      それは 避けなければ ならない




           そう  思った





















      彼と ずっと 一緒に いたい、、、、







         そう 願って いた、、、、


















 









                 続く