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王室主催の 仮面舞踏会が開かれる事になり
城下の適齢期の女性の各人に 招待状が届きました
お后候補選抜であることは 内部だけの秘密でしたが
噂話で 瞬く間に世間に広がりました
「 もしかすると 王子様の お妃になれるかも ~♪
ちょっと まぬけで トロそうだけどね ♪ 」
「 やっぱ女の究極の夢は 玉の輿よね ~♪
旦那は マヌケでトロくてもいいから 財産 権力 ♪
贅沢三昧 好き放題 食い放題 飲み放題 ♪ 」
「 お前たち 必ず王子の目を引いて お妃になるのよ !
王室に食い込んで じわじわと実権を握り
権力を 思うがままに扱い やがては国を差配するのさ
わたしが この国を裏から操ってしてやるわ ~!
ぐわっはっはは ♪ 」
継母と二人の姉たちは 大はしゃぎです
「 義母様 私に招待状は届かなかったのでしょうか ? 」
もちろん 招待状は娘にも送られました
「 おまえは 不細工だからエントリーから漏れたんだろうよ
げっひひひひぃ ♪ 」
「 てめぇは 灰や埃や泥に まみれて
土手カボチャでも食ってるがいいさ
あたいらは お城で豪華料理にシャンパンとくらぁ
ぐぁっははは ~ ♪ 」
「 掃除用のモップとダンスをするがいいさ
ばっちい お前に お似合いだ ぐぇっへへっ ♪ 」
娘には 自覚がありませんでしたが
彼女は たいそう美しい娘でした
顔もホコリや泥まみれでしたが 毎日のキツイ労働で
柔らかく可愛らしい ふくよかだった少女の身体は
いつしかアスリートやダンサーのような
シェイプアップされた 強靭な肢体になっていきました
身体がシェイプアップされ 顔のラインもほっそりとして
整った目鼻立ちが より強調されました
愛らしい少女から 脱皮し
若々しい女性の雰囲気を漂わせるようになりました
その容姿は ますます磨きがかかり
見る者の目を惹きつけずにはおれません
出席すれば お后候補に挙がる可能性があります
海千山千の継母たちは
一人でもライバルは増やしたくありません
継母は仮面舞踏会への招待状を秘匿してしまいました
” なんだか この頃スリムになって憎たらしい
顔がちっちゃくて 八頭身なんて許せない
まぁ そのうち ミンチ肉にでも処理してやるわ !
ぐぇへへへ ♪ ”
男を手玉にとって生き血を吸うように生きてきた継母
我が娘たちの 顔面整形のようなゴテゴテ化粧による
00姉妹的ゴージャス系 人工物的造形美貌に自信があっても
彼女のナチュラルな 若く けがれのない
清楚な容貌の魅力に
トロい青二才の王子は虜になってしまうかもと考えました
” こいつを仮面舞踏会に行かせるわけには行かないねぇ
王子が どんな変態趣味があるかわからないからねぇ ”
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
やがて 仮面舞踏会の開催日が来ました
「 さぁ決戦の日だよ
お前たち気張って行くんだよ~! 」
「 王子様のハートは わたしがもらうわ
エロ可愛さがムンムンプンプンでしょう ?
げへへへ ! 」
義姉たちは仮面舞踏会用のドレスを新調して準備万端です
「 いいえ あたしがゲットするわ
王子様の目が いくら節穴でも
このギトギトの脂ぎった女の魅力が
分からないはず無いもの ぐひひひひひ~! 」
「 はいはい
どっちでも王子をたらしこめばいいの ! 」
まるで 場末の下品な安酒場の
ミラーボールを思わせるような ドレスでした
派手な極彩色スパンコールが ゴテゴテついて
ギンギラギンで ピッカピカ
ハレーションを起こしそうでした
娘は そんな義姉たちの身仕度を手伝いました
「 そろそろ仮面舞踏会に出かけるよ 早くしな ~~!
お前 ちゃんと留守番してるのよ いいね !! 」
「 お前は分相応に 留守番をしているがいいさ
舞踏会なんて 百光年早いよ 」
「 そうそう てめぇが お城に行くなんて
百万光年も早ぇえよ ~! ぎゃっははは ♪ 」
義姉たちが言いました
「 光年って時間単位じゃなくて 距離単位なのに 、、、 」
義姉たちの無知を笑うことも出来ず
彼女はうなだれました
招待状は 彼女の代わりに継母が待ち
三人は意気揚々と荷馬車で お城に行きました
彼女は 悲しい想いで見送りました
継母に与えられたボロボロの作業服では
仮面舞踏会どころか お城に入る事も許されません
娘の昔から持っていたドレスや 靴 アクセサリーなどは
すべて 義母に売り飛ばされてしまいました
「 あぁ 私も仮面舞踏会に行きたい
お城に行って 王子様をー目見てみたい
なぜ 私だけ こんな目に遭うの 、、、 」
娘は自分が 惨めで哀れになり
拭っても拭っても 涙が溢れ出しました
その時 彼女の住む小屋をノックする者がありました
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「 、、 だっ だ れ ? 」
続 く