この季節、街なかは沈丁花(じんちょうげ)の花の香りが漂い、

もう少ししたら春だよと語りかけてくるようです。
あの芳香は、なんともいえない幸福感を感じます。

皆さんはいかがですか?


はじめて5KMを走ったときは、そんな幸福感がありました。



2年前の今と同じ季節2007年2月25日(日)朝8時30分晴れ、走りはじめて40日後のことです。


■なんとか5KM走りたい・・・、だけど・・・■
それまで、2.5KMをなんとか走り、気持ちがいいときは3.5KMちょっとを走っていました。
頑張って3.5KM走っても、それ以上走ることに私のアタマは常に”NO”の指令をカラダにだしていたようです。

 

 手帳をみてみると・・・。(原文通り)
 
 『5KMはじめて走るつもりだったが、無理をするのをやめた』
 

 『もう少し走れたかもしれないが、朝は会社へいくのでやめた・・』
 

 『・・・強い向かい風、マラソン選手のジレンマは凄いんだろうと感じた。

  無理せず細く長くいこう、それがオレのポリシーだ』
 (※このコメントは5KM走る前日2/24(土)。弱気の虫が感じ取れますね。)


言いわけのオンパレードという感じ。
手帳にこれだけ書いているんだから、私のアタマは迷走状態だったと思います。


■5KM走った!■
言いわけを排除する意味でも5KMへのアタック(大げさか)は、休日しかありません。

そして、ついに2007年2月25日(日)走りはじめて40日後、感動の5KMを走りました。


走っているときは、なんの感動もありません。
カラダの調子を感じながら、淡々粛々と走るだけです。
最後の5KMゴール近くなると、気持ちが高ぶります。

 

 『(ほんとにオレが走っちゃうのか、5KMを)』
 『(ウォーー)』

 
 5KM 32分35秒!


5KMゴールすると、いつもと同じで息ハァーハアー、寒いのに汗、これは変わりません。
いつもと少し変わったのはこのあとです。


■5KM走りおえたあとの感動!■
また、走り終わって公園から自宅に歩いて帰る8分間のことです。


あのアタマ真っ白感がいつになく、きらきらしています。
私は眩い(まばゆい)という言葉を自分に対して使ったことはありませんが、

 

 眩いんです。
 ほんとうに眩いんです。

 

 『自分で自分をほめてやりたい・・・』
 まさに、ドンピシャこの気持ち。マラソンの有森裕子さんが五輪レース後いっていましたね。


天を仰ぎながらずっと笑っていました。 (今も、そのときの気持ちがありありと浮かんできます。)


 快状態です。
 もうなにもいらないという感じ。


その快状態が家についてからも続きました。
これはいつものジョギングしたあとにはない状態です。
手帳には、喜びのイラスト(自画像)とコメントが残されています。

 

 自画像のイラストは、
 両手を挙げて、満面の笑顔。ピースなんかしています。

 

 文章は、(原文通り)
 
 『(イラストの横に)やりました!初5KM! あまり疲れずに走れた!』
 (※ほんとそうかぁーとも思いますが・・・。)
 
 『覚えたこと。マイペースで走ること』
 
 『走ることは生きること』 
 (※また書いてます。)
 
 『疲れれば無駄なことは考えない』
 
 『健全な肉体に健全な精神が宿る』
 (※いやぁーこんな崇高な思考、普段思いつきもしません!ゴメンナサイ)
 
 『たぶん決断もできる!』


なんの決断だったんだろうと今思いますが、
何しろ言葉があふれでる感じですね。

感激屋のように見えますが、私はあくまでもひかえめを好む42才男性です。


こんな気持ちにさせてしまうジョギングの奥深さ、ほんとうに知りたいです。


今考えるとこの日を境に、さらにいろんなことが変わったように思います。
自分自身の気の持ち方や、いろんなことに気づきやすくなったり、
くよくよしなくなったり・・・。


これからはそんなことなどもつづっていこうと思います。



 

 

今、ジョギングをはじめたころの手帳を見返しています。



はじめてジョギングをした2007年1月14日。(今から2年前)
この日はなんとか立ち止まることなく約1KM走りました。
速歩きより少し速いくらい、1KM=9分くらいだったと思います。



ジョギング2日目(中1日)で2KM走ることができました。

これも意外です。さらに意外なのは、
ジョギング10日目の1月24日には3.5KMを走っていました。
走るペースは1KM=8分台位か。
 "両太ももがつりそうになる"と手帳に書いていました。当然です。
 しかし、早くも「走ることは生きること」とも手帳に書いています。



りはじめたときの私の記憶では、

 

 火の玉が走っている、感じ。
 息がゼェー、ウゥーー、ゼェッゼェーと全然整ってない。
 真っ赤っかぁな顔だし、
 ぜんぜん楽しそうじゃないし、
 本人は前傾姿勢で足元をみて走っているから、前から来る人は怖かっただろうし・・・。



それくらい、酷かったと思います。



でも走りたくないとは思わないんですね。これが。



それと、これも意外ですが、手帳を見るとよく歩いています。
6KM以上歩いている日も何日かあります。(通勤以外で)
(今ジョギング前に何キロも歩くことなんてないなぁ・・)



なにしろ、意外だらけです。
それだけ、意外なこと(走ること)をしたのだから・・・。



そんな感じで、ジョギングはじめて1ヶ月が過ぎていきました。
3.5KM(いっぱいいっぱいですが・・)、2.5KMなどの距離を自分なりに何とか走れるようになりました。
フォームもウエアーも関係ない、という感じですが・・・。



やがて自分の中に次の目標が浮かびました。



 それは、
 「5KM走りたい・・・」。
 「5KM走りたい・・・」。
 「5KM走りたい・・・」。
 「なんとか走りたい・・・」。



次は、5KM走れたときの話です。
久しぶりに感動しました。










いきなり走りはじめた感のある私ですが、
全くなにも考えずに走りはじめるほどの根性は残念ながら持ちあわせていません。


■私の基礎的性格は・・・。■
はたから見て私はのんきそうに見える部分があるようです。
仕事や私生活上の悩みは、普通のひとよりやや多め?だと思います。
性格的に悩み事を他人に相談することがほとんどないので、だいたい自分であれこれ考える傾向にあります。
若いときから、仕事量は普通の人より相当多いほうだったと思います。
ですから私の日常生活のなかでは、カラダを動かすということがほとんど無くなっていました。
当時は運動"完全"不足状態でした。
そんな私ですがカラダを動かしたときの爽快感は忘れていませんでした。


■歩きはじめる・・・。■
時計の針をもどします。
2003年(38才)冬の土曜日、とてもポカポカとした陽気の昼下がり。
その日の私は、そのときの天気のように気分がよかったのでしょう。
会社からの帰り道、バスで15分くらい掛かる距離(9バス停)をなぜか歩き始めていました。
「歩けるかなぁー」というくらいの気持ちと軽い好奇心。


・・・
・・・
・・・。


3kmちょっとの距離、約30分くらいを実際に歩き終えました。
「へぇー、こんな距離でも歩けるんだ、結構気持ちいいなぁー」。
歩ける距離ではないと思いこんでいた私は、この距離が自分の足で歩けたことがとても嬉しかったと記憶しています。


これには、はまりました。

それから、毎日”歩いて行き帰り”をはじめました。
駅にして二駅分だと思います。それを行きと帰りで約30分ちょい×2 歩きました。たまの帰りには4.2Kmコースとかいって歩く距離を伸ばしたりと・・・。

(私の場合はウォーキングとかいう類のものではなく、ただただ歩くというものですが・・・)

そのうち、気がまぎれるというか、あれこれ別のことを考えたりして気持ちの切り替えが上手くできることに気づきました。
それと、1日6km以上を必ず毎日歩く、ということがちょっとした自信にもなりました。
知人に「仕事の行き返りで、自宅と○○駅往復してるんですよ」と言ったりすると、たいてい驚かれるのでそんなことも面白かったんだと思います。


これは自分の中では近年にないヒットでした。
でも、残念ながら走り終わったあとに感じる”アタマ真っ白感”はありませんでした。


■『歩く』と『走る』の間の谷・・・。■
『歩く』の次は『走る』
とは、いかないんですよね、これが・・・。

それに、私は絶対『走れない』と思いこんでいましたから・・・。
今考えると"思いこみ"は使い方間違えると、ほんと怖いです。
実体験から思うことです。


■走りだすきっかけとは・・・。走れないという”思いこみ”が一瞬で吹き飛んだ?!■
そんな、かんだで3年以上のときが過ぎた2006年12月30日。
東京上野での忘年会でのこと。
Oさん(このひとは後でまたでてきます)とNさんと一緒になりました。
Nさんとは久しぶりでしたが、すらっとした容姿に変身していました。前はドラえもんみたいな印象だったのが別人のよう。
(Nさんゴメン)


「いやぁー、ジョギングはじめたんですよ。今年の7月からだから、えぇーとちょうど、半年かなぁ」


とNさん。

「いまは、2時間続けて走っても全然疲れませんよ、ヘヘヘ」。
なんて、さらりというのでした。


私は驚きました。
「2時間も走り続ける???」

 「(信じられない・・・)」
 「(すごい・・・)」
 「(この変身ぶりからいくと嘘ではないだろう・・・、まぁ嘘ついてもしょうがないしな・・・)」


驚くばかりの私。
しかもジョギングはじめて半年で・・・。

となりにいるOさんは社会人スポーツ選手ですから私のような『走れるはずがない』なんて"思いこみ"は全くありません。へぇーはじめたんだ、という感じ。(※ここポイントです。このひとは『歩く』と『走る』の間に谷があることに気づいていません)


忘年会も終わり寒風の吹く年の瀬の上野をあとにしながら、
酒の酔いも手伝ってか、


なんと私が、
「(おれも走ってみようか・・・)」


■そして・・・。■
あの上野忘年会事件?から15日後の2007年1月14日。(当時41才)

ついに、ついにこの私も走りだしてしまったのでした。(その様子はブログ"はじめまして" に)

もし、あのときNさんに会わなかったら、私はまだ走っていなかったかもしれません。


Nさん、今も元気に走ってますか?

Nさん、ほんとうにありがとう!



あの「気持ちいいーっ」のアタマ真っ白感(私が密かに名づけました)のおかげで、

ジョギングを2年も続けることができました。


自分がせっかく走ったこと(懸命に走ったこと)を残さず記録しておきたいという気持ちから、
走った日、距離、時間、天気、感想、場合によっては体重を手帳につけています。

今日は、その手帳を見返してみました。

はじめて走った07年1月のジョギング走行距離は18Kmでした。
もっと走ったような気もしますがそのときの記憶を思い出していくと、
「そんなもんだ」
と納得できました。


■体重が減りだす、私にとっては未知なる体験■

ジョギングの効果を最初に感じたのは体重でした。
90kgちょいあった体重が6ヶ月の間に9kg以上も減りました。

体重が増えるということはあっても減るという経験がなかったので、
最初の6ヶ月は毎日体重計に載るのがほんとうに楽しかったです。当時42才)
そのとき感じたのは、体重というのはじわじわ減っていくもんだなぁということでした。

ただ、しばらくすると体重は減らなくなり、そのうち体重計にのるのも億劫になり手帳への記帳をやめました。


■2年間のジョギング記録■

ちなみに、今まで2年間のジョギング走行距離は下記のとおりです。

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2007年(平成19年)1月14日~
1月1ヶ月目 18km (18日間)
2月2ヶ月目 37km ※はじめて5km走った。(この喜びはあらためて)
3月3ヶ月目 55km ※上り坂のコースを勇気をもって導入。
4月4ヶ月目 34km
5月5ヶ月目 74km ※はじめて9km走った。
6月6ヶ月目 118km ※はじめて10Km走った。※半年で体重が9kgちょっと減った。
7月7ヶ月目 74km ※はじめて14km走った。股関節が痛くなり走れなくなる、カイロの先生のお世話に。
8月8ヶ月目 72km ※はじめて16km走った。
9月9ヶ月目 37km
10月10ヶ月目 110km ※自家用車を手放す。
11月11ヶ月目 60km ※手帳への体重記帳を省くようになる。
12月12ヶ月目 71km
計760km

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2008年(平成20年)
1月13ヶ月目 99km ※バリ島にシューズもって行くのを忘れる、革靴で走る。
2月14ヶ月目 105km 
3月15ヶ月目 157km ※土日2日間で30kmを課した。そのあとダメージ大。
4月16ヶ月目 108km ※大阪の街中を走った。
5月17ヶ月目 76km ※ぎっくり腰。
6月18ヶ月目 74km
7月19ヶ月目 78km
8月20ヶ月目 58km ※なぜか走る気力がなくなる。
9月21ヶ月目 73km
10月22ヶ月目 83km ※2回目の転倒。ダメージあり、ちなみにまだ肩痛い。
11月23ヶ月目 83km
12月24ヶ月目 60km
計1054km

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こう振り返ってみて感慨をあらたにしました。


思えば遠くへきたもんだ♪が素直な印象、1年間で1000km走ったことには、ほんとうにびっくりです。
走る前の自分が、この表を見たらひっくり返ると思います。絶対に。


でも、だれもが出来ると思います。

(”走れるはずのない男の三拍子”そろった私が続けられるのだから・・・ほんとに)


とにかく私の場合は、走り終わった後の「アタマ真っ白感」にはまりました。

それは走っているときの辛さを軽く忘れてしまう感覚です。

このお話しはまたあとで。


次回は、私が走りだすまでにいたる経緯やきっかけのお話しをしたいと思います。

(まさかオレがジョギングをはじめるとは・・・)


頭でっかち


運動"完全"不足


肥満


~走るはずのない男~の三拍子そろった私がなぜ走りはじめたのか?
また、なぜまだ走っているのか?


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走りはじめるときはほんとうに緊張しました。


2007年1月14日。夜10時過ぎ。


ジョギングには一番遠いところにいると思われた私がついに走りはじめました。


走り方も、着る服もなにも考えずに、ひと気の絶えた自宅近くの公園でのことです。


 「本当に走れるかなぁー・・・?」
 

 「走れなかったらどうしよう・・・?」
 

 「誰かにみられたらどうしよう・・・?」

 

 「走れても50mくらいで息ゼェーゼェーして動けなくなったりして・・・」

 「・・・だとしたら、この時間はやばいな」。


恐れほど、人を多感にさせるものはありません。


だから、余計なことは考えず最初はしばらく歩きました。
1月の寒い夜空のもとただただ歩きました。
走るタイミングを何とかつかむために。


そして、

 「そろそろだな・・・」 


ついに、ゆっくりと走りはじめました。
走るスピードは歩くより少し速いくらいだったと思います。


 ・・・

 ・・・

 ・・・。


そして、やっとのこと走り終えました。

意外だったのは、約1kmも走ってしまったことです。 (自分でもびっくり)


しかし、

走り終わったときは両膝に手をおき、呼吸は暴れ馬のように乱れまくり、白い息だらけになってしまいました。


 「きっついぃーッ」・・・。

 しばらく動くことができませんでした。

 「ハァーハァーハァー、ハァー、ハァー・・・」


死ぬおもいで走った私でしたが、
走ったあとに体験したことを今も昨日のことのように忘れることができません。
それは走り終わった公園から家に歩いて帰る8分間の出来事です。


 「気持ちいいー」

 「なんだ、この気持ちよさは・・・」。

 「たまんねぇーー」


夜空のもとウオーーッと叫びたくなるような気分でした。


あれから2年が経ちました。
私のジョギングはまだ続いています。


このブログではジョギング初級者のココロの中身を紹介していきたいとおもいます。