いきなり走りはじめた感のある私ですが、
全くなにも考えずに走りはじめるほどの根性は残念ながら持ちあわせていません。


■私の基礎的性格は・・・。■
はたから見て私はのんきそうに見える部分があるようです。
仕事や私生活上の悩みは、普通のひとよりやや多め?だと思います。
性格的に悩み事を他人に相談することがほとんどないので、だいたい自分であれこれ考える傾向にあります。
若いときから、仕事量は普通の人より相当多いほうだったと思います。
ですから私の日常生活のなかでは、カラダを動かすということがほとんど無くなっていました。
当時は運動"完全"不足状態でした。
そんな私ですがカラダを動かしたときの爽快感は忘れていませんでした。


■歩きはじめる・・・。■
時計の針をもどします。
2003年(38才)冬の土曜日、とてもポカポカとした陽気の昼下がり。
その日の私は、そのときの天気のように気分がよかったのでしょう。
会社からの帰り道、バスで15分くらい掛かる距離(9バス停)をなぜか歩き始めていました。
「歩けるかなぁー」というくらいの気持ちと軽い好奇心。


・・・
・・・
・・・。


3kmちょっとの距離、約30分くらいを実際に歩き終えました。
「へぇー、こんな距離でも歩けるんだ、結構気持ちいいなぁー」。
歩ける距離ではないと思いこんでいた私は、この距離が自分の足で歩けたことがとても嬉しかったと記憶しています。


これには、はまりました。

それから、毎日”歩いて行き帰り”をはじめました。
駅にして二駅分だと思います。それを行きと帰りで約30分ちょい×2 歩きました。たまの帰りには4.2Kmコースとかいって歩く距離を伸ばしたりと・・・。

(私の場合はウォーキングとかいう類のものではなく、ただただ歩くというものですが・・・)

そのうち、気がまぎれるというか、あれこれ別のことを考えたりして気持ちの切り替えが上手くできることに気づきました。
それと、1日6km以上を必ず毎日歩く、ということがちょっとした自信にもなりました。
知人に「仕事の行き返りで、自宅と○○駅往復してるんですよ」と言ったりすると、たいてい驚かれるのでそんなことも面白かったんだと思います。


これは自分の中では近年にないヒットでした。
でも、残念ながら走り終わったあとに感じる”アタマ真っ白感”はありませんでした。


■『歩く』と『走る』の間の谷・・・。■
『歩く』の次は『走る』
とは、いかないんですよね、これが・・・。

それに、私は絶対『走れない』と思いこんでいましたから・・・。
今考えると"思いこみ"は使い方間違えると、ほんと怖いです。
実体験から思うことです。


■走りだすきっかけとは・・・。走れないという”思いこみ”が一瞬で吹き飛んだ?!■
そんな、かんだで3年以上のときが過ぎた2006年12月30日。
東京上野での忘年会でのこと。
Oさん(このひとは後でまたでてきます)とNさんと一緒になりました。
Nさんとは久しぶりでしたが、すらっとした容姿に変身していました。前はドラえもんみたいな印象だったのが別人のよう。
(Nさんゴメン)


「いやぁー、ジョギングはじめたんですよ。今年の7月からだから、えぇーとちょうど、半年かなぁ」


とNさん。

「いまは、2時間続けて走っても全然疲れませんよ、ヘヘヘ」。
なんて、さらりというのでした。


私は驚きました。
「2時間も走り続ける???」

 「(信じられない・・・)」
 「(すごい・・・)」
 「(この変身ぶりからいくと嘘ではないだろう・・・、まぁ嘘ついてもしょうがないしな・・・)」


驚くばかりの私。
しかもジョギングはじめて半年で・・・。

となりにいるOさんは社会人スポーツ選手ですから私のような『走れるはずがない』なんて"思いこみ"は全くありません。へぇーはじめたんだ、という感じ。(※ここポイントです。このひとは『歩く』と『走る』の間に谷があることに気づいていません)


忘年会も終わり寒風の吹く年の瀬の上野をあとにしながら、
酒の酔いも手伝ってか、


なんと私が、
「(おれも走ってみようか・・・)」


■そして・・・。■
あの上野忘年会事件?から15日後の2007年1月14日。(当時41才)

ついに、ついにこの私も走りだしてしまったのでした。(その様子はブログ"はじめまして" に)

もし、あのときNさんに会わなかったら、私はまだ走っていなかったかもしれません。


Nさん、今も元気に走ってますか?

Nさん、ほんとうにありがとう!