ボストン茶会事件と船の博物館
ボストンは、今住んでるあたりのフィラデルフィアと同様、
植民地だったアメリカが独立する時代に重要な役割を担った土地なので
その歴史に触れられる博物館にはぜひ行きたいなと思っていて。
特に、独立の機運を高めるきっかけになったボストン茶会事件を扱うこちらの博物館、私はボストンのメインアトラクションくらいの気持ちで楽しみに訪れました。
港エリアにあります。
で、結論から言いますと
私この博物館で、何の成果も得られませんでした…!
こちら、ボストン茶会事件を役者ふうのガイドさんが芝居形式で演じつつ説明してくれるんですけど、そのセリフが1ミリも聞き取れなかったのです。
しかも、文字で書かれた展示などはなく(たまにあるけど、自由に読んでる時間ない)
全ての説明がバーバル(口頭)で説明されていく形式で。
リスニングがネイティブレベルでなければ何も情報得られず詰みます。
これはフィラデルフィアのインディペンデンスホールもそうでしたね…。
自分の英語力のなさに落ち込むのを通り越して、
「くそうアメリカ人め、英語ネイティブ以外に対するこの配慮のなさ、マジでありえないんだが!」
と怒りがわいてきましたよね。
私よりは確実に英語を聞き慣れている夫も「終始全然聞き取れなかった…」とびっくりしてましたので、マジで容赦ないです。
当時の貿易船の説明をしてくれるのも役者さん、こっちも聞き取れない。
事件になぞらえて茶箱を船から落としちゃおう!というイベントも冷めた心で見守ったってもんですよ。
終盤、ビデオ映像を使って独立戦争へとつながっていくレキシントン・コンコードの戦いのこととかを説明してましたけど、そちらも英語字幕なし、すべてが耳頼り。
イギリスなら映像モノには英語字幕つけてくれるのに…周りのヨーロッパ諸国からの観光客が多いから、それに配慮してるんだろうけど。
そもそも掲示物とかホームページとかがわかりにくいし。
メールも聞いたこと全然返ってこないし。
文章作成/要約能力がないのか、それが必要とされない社会なのか。
…ちょっと当時の怒りを思い出して余計な毒を吐いてしまいました、巻きでいこうと思ってたのに。
埠頭散策とサンセット・クルーズ
港というか、船がたくさん接岸している埠頭エリアを散策しまして、
(上と日は違いますが)サンセット・シティクルーズにも参加。
船からボストン観光を、というコンセプトですが
ここでも痛恨の判断ミス。
乗り込んだのがだいぶ後の方だったので、3階のデッキ席はもうあまりあいてないかなと思い、2階の後ろの席についたのが間違いだった。
3階のオープンデッキにはちゃんとした人間のツアーガイドさんがいて、
こちらはかなり聞き取りやすいメリハリのきいた英語で、
マイクをつかって充実したガイドをしていたのです。
それに気づいたのはクルーズもかなり終盤近く。
2階や1階も、スピーカーからの案内が聞こえるなあとは思ってたけど
音がこもっていて聞き取りにくく、リスニングを諦めていたんですよ。
なんなら録音を流してると思ってたし…。

ガイドさんの説明聞いてなかったら、日没時に海軍(?海兵隊かも?)の船から大砲が打たれるのも気づかずに終わったことでしょう。
悔いが残るクルーズとなりました。
フリーダム・トレイル
ボストンの歴史的な名所16か所を歩いて巡る道、フリーダム・トレイルというのがありまして。
起点となるのは、ボストン・コモンという公園。
ドラッグに関する啓蒙イベントがあったようでいっぱい旗が刺さってました。
こちらは、Old State House、
昔の州議会所で、このバルコニーで独立宣言が読み上げられたし
ここでイギリス兵が群衆に発砲して5名なくなったらしい(それをMassacre=大虐殺と言うのはちょっとどうなのと思う)
なんか集会所とか
独立に貢献した人たちが埋葬されてるお墓とか
健脚の歴史好きさんは楽しめると思いますけど、
1個1個のスポットは派手さはないので、どうでしょうね…。
というわけで、ボストン観光スポット編、結局長くなったので前編後編に分けます。
後編はもうちょっと「考えるな、感じろ」系のスポットです。