スリング【応用編 その1】 | 気ままにピークハント

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 ご無沙汰しています。

訳あって?サボってました。(気がつけば1ヶ月が過ぎてました。)

お待ちかねの再開です。 だから、誰も待ってないって・・・とお約束の突っ込みを入れたところで、「スリング応用編」を開始します。

まずは単純にロープとしての使用方法ですが、 川や段差へ落ちた人を助けあげる時に手を差し伸べるのですが、あと少しで届かないと言うような状況で使う場合

 ポイントは、輪に手を通して握ってもらうこと。

 こうすることで、手が滑ったり、握力がなくても簡単に離れてしまわないのです。
これは、手と手を握るときも同じですね~

 言わずと知れた「ヒューマンチェーン」です。どちらかが手を離してしまっても大丈夫!(同業者の方には説明不要ですが)
 と、この写真を口実に何年かぶりに娘の手を握りました (^^ゞ

それから、人をおんぶする時に相手のお尻と腰にスリングを通してリュックサックのように背負います。これで両手がフリーになる訳です。

 お見苦しいものを・・・(協力:妻)
顔出しNGなので、正面の写真はありませんが、どうなっているかはなんとなくわかりますよね。
 
で、次は縛り方ですが、基本は支点やスリング同士を繋げるときにつかう「ガースヒッチ」

 結びたいところを1周して輪の中を通すだけ。
 

 ねじれができないように注意して

 

長さが足りないときなどは、2本のスリングを繋げばOKなので、長いスリングを持ち歩くよりも、120㎝位の物を数本持っていたほうが便利です。

※注意点が一つ、基本結び目を作るとその分強度が落ちるそうです。


そして次は、今回の講習会の目玉!「簡易ハーネス」の作り方に行きます。
これは、目をつぶっていても作れるようにと言われました。
 
 

完成形はこれになります。
このカラビナを鎖場などの鎖に繋いで、自分の身体を確保します。

作り方は、まず左右どちらかの腕にスリングを通して肩にかけます。
 

今回は右肩にかけて作ります。


 

そのまま背中で左右に広げます。

 

このとき、手元に繋ぎ目がこないようにします。
 

胸側へ廻して、左手に持っている先端を右の輪の中に通します。


 たるみやねじれに気をつけて


 

今度は右手側を絞るようにつまんで、人差し指を伸ばします。


 

左手側のスリングを右手の人差し指とスリングに巻きつけて、人差し指を巻いている輪の中に先端を通します。


 これで締め付ければOKです。


 

長さの加減は、胸に拳が入るくらい。
 
  

先端にカラビナをつけて完成です。
何度か結ぶと丁度いい長さがわかると思います。
基本120㎝のものでいいと思いますが、体格によってはもう少し長めのほうがいいかもしれません。ちなみに自分は身長175㎝、体重73㎏ですが、丁度いい加減です。(実はダイエットに成功して10kg以上の減量に成功しているので、1年前だったら足りなかったかもしれませんけどね~ (^^)v )
当然、自分より小柄な人は端末が長くなることになります。
これからスリングを買う人は参考にしてください。
 
今回はここまでとします。

次回は、実際の使用方法について説明します。(今度はサボりませんよ。)

それでは、また

基本編
http://ameblo.jp/feya3776/entry-11533300876.html

応用編 その2
http://ameblo.jp/feya3776/entry-12158284301.html