ルッキズム | ごめんそれほど好きじゃない

ごめんそれほど好きじゃない

好きだけどそれほど熱中してるわけじゃないんです。

ルッキズムとは。

 

外見重視主義。主に人間が、視覚により外見でその価値をつけることである。「look(外見、容姿)+ism(主義)」であり、外見至上主義美貌差別外見差別外見を重視する価値観などとも呼ばれる。「容姿の良い人物を高く評価する」「容姿が魅力的じゃないと判断した人物を雑に扱う」など、外見に基づく蔑視を意味する場合もある。

 

とウィキには書いてある。

何で今こんなことを書くかって言うと、GWに行った

とある画家のトークショーでの言動をジワジワ思い出して

やっぱりあれはかなり不快なトークだったと今更ながら

「なんなん」と考えてしまったから。

 

画家と、モデル兼女優のはしくれ、みたいな女性との

トークだったんだが、(今回はこの人がモデルの絵が

あった)とにかく褒めるのは外見だけ。

やれ顔が小さい、スタイルがいい、美しい、そんな女性が

僕にも優しく接してくれて嬉しかった、みたいな。

恐らくこの女性は色んなところで同じ事を言われている

だろうし、自分が他の女より綺麗だって自覚ぐらいは

しているんだろうよ。じゃないとモデル業界行かないやね。

 

いつもと同じ、外見ばかり褒められて、ありがとうございます、と返事、その会話の薄っぺらさに若干唖然とした。

女性が悪いわけじゃない、完全に画家の話の振り方が悪い。

常々、話が浅いのは私よりずっと若いからだ、と思って

いたんだが、多分そうじゃないんだろうな。

 

もうその辺でルッキズム発言やめとけや、と思った直後、

画家が特大の失言をぶちかましたんだった。

純粋にギャラリーに絵を見に来ていた純朴そうな男子学生に向かって、

「こんな綺麗な女性を間近で見られる機会なんてそうそうないから、もっと前に来て見てね」

いやそれ、男子学生と女性双方に失礼じゃないか(笑)

 

その男子学生が華麗なる一族の一員で、親戚一同美形

揃いとか、そんな可能性だってあるかもしれないし。

 

私はあんまり顔の判別がつかないから、異性を見て

ワ~カッコいいとか思ったことが無い。

可愛い女性を見る方が好きだったりする。

この時は申し訳ないが、モデル女性は全然好きな

系統の顔じゃなかった。

吉岡里帆とか木村文乃とかの顔が好きだわ。

 

綺麗な人に見とれるのは自然なこと、それを否定は

しない。

 

だけど終始外見の話ばかりだとさすがに引く。

こんなトークショーじゃ人は集まらない。

現にこの日は関係者で嵩増しされてたし。

 

ド素人でもルッキズム発言には気を付けている。

先日WEB上で打ち合わせをした男性は、15年ぐらい

ずっと電話でのやりとりだけだった人。

打ち合わせも終わりに近づいた時、向こうが

「ずっと可愛い声だけ聞いてたけど初めてお顔を

拝見出来て、素敵な笑顔で嬉しかったです」

と言った後、

「あっ、こういうルッキズム発言って駄目なんだった」

と慌ててたな(笑)

WEBカメラは画像が荒いから、誰でも5割増しに

見えるんだよ。ほんと誰でも綺麗だもん。

私も向こうがイケメンに見えたぜ。

 

美醜なんてそんな万人共通のものじゃなくて、

好みか好みじゃないか、の問題だもんな。

じゃないとこんなに沢山カップル誕生しない。

皆誰かにとって好みのタイプ、なだけで充分。

 

どこまでがセーフでどこからがアウトか、の判別は

そこにいた関係者の誰かが不快だと思ったら、

それはアウトなんだろうなと。

 

そういう意味じゃあのトークショーはアウトだな。

女性に向かってこんな事も言ってた。

「こう見えてちゃんとした大学に通ってるんですよ」

 

こう見えて?美人はバカだという前提か?

 

やっぱ色々スゲーな色んな意味でさ。

大概の事は忘れちゃうんだけど、久々にジワジワと

思い出して不快を超えて呆れまくっている。