優しいって | ごめんそれほど好きじゃない

ごめんそれほど好きじゃない

好きだけどそれほど熱中してるわけじゃないんです。

息子は小さいころから人の悪意があまり

分からない子だった。

親は特殊な場合を除いて、我が子をいじめたり

しないからね…。

1人目の子だったこともあって、ちょっと

おっかなびっくり純粋培養し過ぎたのかもしれない。

学校ではみんなお友達、みたいに思ってた。

いじめっ子がなぜ存在するのかが理解できない。

気が弱くて泣き虫で、自分は声が大きい癖に

人の罵声を異様に怖がった。

 

だけど、人との別れや同情などでは泣かない。

人の死でもあまり感情がわかないのは私と同じ。

作り物では泣けるんだけどね。

この辺が若干、私の父の血かなとも思う。

 

私は子供が好きじゃないから、我が子だって

溺愛することはなくて、いたって冷静に観察

していた。

もちろん親としての基本は全部こなしたうえで。

その辺の溺愛タイプの親よりはずっと上等だと

思ってる(笑)

 

人に危害を加えたり自分から罵声を浴びせる

事はしないので、誰からも「優しい」子だと

言われてた。でも本質的に優しくないのは

親の私が一番よく知っている。

元旦那そっくりの、一見優しく見える性格は

単に気が弱いだけ、人を攻撃しないだけ、で

全然「優しい」というものではないことも。

 

一概に世間でも「優しい」と言われる人って

よく分析すると全然そうじゃないってわかる。

本当に優しい人って、強いんだよね。

その強さに心打たれてこちらまで気持ちが

凛とする、みたいな。

 

どれだけ慈善事業していようが、きれいごとを

並べていようが、福祉に従事していようが、

一定の割合で「底意地の悪い人」は存在する。

障害のある人でも同じ。

障害があるから性格がいい、なんてことは

絶対になくて、やっぱり底意地の悪い人もいる。

性格の良し悪しはそこでは測れない。

 

Xでも、綺麗事ばかりリポストしたり、

何の努力もせず言い訳ばかり、弱い人同士で

共依存みたいにつるんでぬるま湯に浸かってたり、

(どう考えてもそのまま全員湯冷めするよね)

すぐ「やさしい世界…」とか呟いたりする人も

ずっとタイムラインを辿っていくと随所に

「底意地の悪さ」が見えてくるのが殆ど。

逆にそっちの方が多い。

 

悪態ついたり普通に文句連ねてる人の方が

現実世界じゃ気立てが良いって事が多い(笑)

 

「やさしい世界」というキーワードは私の中では

結構目安になっていて、検索で引っかけると

詐欺師と地雷女だらけだったりする。

勿論全部が全部じゃない。安直な言葉だから

多用はされてる。

 

最近まで、この人は本当に優しいと思っていた

リアルな知人がいて、でも実際は上記のような、

私の誤解だったと気付いて心底ガッカリしたのだった。

 

自分が地雷のくせに、やたら世界平和を願う、

前に書いた事もあるけどそんな感じかな(笑)

 

誰だって優しい人のもとでホッとしたいさ。

でも現実は、「ありとあらゆる悪意」の中を

どうやって無事にくぐり抜けるか知恵を絞らない

と生きていけないんだから。

あーしんど!

底意地の悪さって人相には出ないから、その人の

発するものを見て聞いて感を働かせるしかない。

 

おそらく息子は今でも、本気の悪意の前では

無力だと思う。今はどうやらいい人に恵まれて

無難に暮らせているけれど、

 

頂き女子りりちゃんとか、タワマン地雷女

殺人事件とかを見る度に背中がゾワゾワする。

どうか悪いのに引っ掛からないでねと遠くから

願うばかり。親でもどうしようもないもんね。

 

信じたい 思う気持ちが 詐欺のエサ

 

オオタニサンも、これからは気を付けてね。