アマプラでずっと「美味しんぼ」を観ている。
昔から欠かさず観ていた筈だが、結構忘れているものだ。
シーズン1の79話目、という今じゃ考えられないクールの話にさしかかって、その話の内容がストンと腑に落ちた。
これまで生きてきて、どんなフレンチやイタリアンでも、そして家でも白ワインが魚介に合うと思ったことがない。赤ワインも魚介に合わないが肉には合うのでさほど困らないのだが、シャンパンですら魚介と合わせると口の中が生臭くなって、いつも慌てて緑茶に切り替えるのだった。
はてさて世間様とは味覚が違うんだろうかと密かな疑問になり続けていた。
だが「美味しんぼ」で山岡さんが堂々の発言をしていた。
どんな高級白ワインでも、魚介、特に魚卵系や生牡蠣には合わないと、いささか挑戦的とも思える発言。
白ワインと合わせた時の、魚介のあの何とも言えない生臭みって、私だけの感覚なんだろうかとずっと思っていたので、
これは嬉しい気付きになった。
お正月ゆえ、数の子が冷蔵庫にあったので試してみた。
白ワインと数の子を合わせると何とも言えない生臭み、これはいつも感じていること。
そして日本酒、私はもともと日本酒がさほど好きでもないので料理酒に使っている安価な吟醸酒で試してみると…。
おお!全く生臭くない!
山岡さんの言う通りだった!
そっか~そうだったのか~
お高い店でコースお呼ばれしていて魚介の皿と共に白ワインが運ばれて来て、ううっ、くさっ、と思いながら生きてきた数十年(笑)他人様が美味しいと飲んでいるものがくさいだなんて、私は今後フランス人にはなれないんだと悲しく思った若かりし頃。(なれるわけないだろ)
白ワイン自体は赤より好きで、魚介とさえ合わせなければ、というかスイーツと合わせる方が多い。
鶏料理には合うと思う。
正月早々、数の子と白ワイン&日本酒で軽く実験してみて
新たな発見が出来た。
お店でも堂々と断ろう。
と、まるで酒飲みのような事を言っている私だが、
ビールより麦茶、日本酒より緑茶、ワインよりぶどうジュースの方が圧倒的に好きなのだった(笑)
幾ら飲んでも顔にも出ないし酔いもしないから余計にお酒の意味が全く分からないつまんない人間。
宴会でひとり白けて陽気な人達を眺めたり泥酔した人を介抱したりで、全く面白くない。