専業主婦という乱暴なくくり | ごめんそれほど好きじゃない

ごめんそれほど好きじゃない

好きだけどそれほど熱中してるわけじゃないんです。

しゅふJOB総研という機関が、

専業主婦であることへの罪悪感を問う

アンケートを取ったところ、若い世代ほど

罪悪感が大きいとの結果が出たそう。

 

専業主婦=お気楽、という決めつけが怖い。

真剣に家事やれば結構忙しいものだ。

私はムリだった。料理以外の家事が苦手

だから(笑)

そして全部完璧にやったところで一銭も

稼げないところに虚しさを感じた。

 

まだ子供が小さく、どうしても働けない時期が

あった。ママ友のお宅へ伺うと、綺麗に

片付いた部屋と隅々までお掃除の行き届いた

心地よい空間で、お手製のアップルパイと

香り高い紅茶をご馳走してくれた。

ああ、こういうキチンと生活している女性が

真の専業主婦っていうものなのだ、と

無能な主婦としての私はもう反省ザルのごとく

がっくり肩を落として片付いてない我が家へと

帰って行ったのを覚えている。

 

持病や介護等で、やむを得ず専業主婦の方も

いる。仕事したくても見つからない方も。

妊活中の方も働きづらいだろう。

あと、旦那さんが専業主婦を希望している場合。

経済力があり、トロフィーワイフ的な感覚で美人妻を

養っていたりする(笑)

 

その家庭ごとに事情があり、旦那さんが専業主婦

で居ることを承認しているのだから、それでいいのだ。

罪悪感を持つ必要なんてない。

堂々としていたらいいのだと思う。

 

でもまあ、呆れたこともある。

毎日のように数人のママ友で集まり、宅配ピザとか

ジャンクフードまみれのランチを食べつつビール。

そして会話は旦那の給料が安いとか愚痴だらけ。

知らずに誘われ一度参加したものの、そのあまりの

自堕落さにバカらしく、二度と関わることはなかった。

旦那の給料が安くて不満なら、オマエも働けよ。

昼間から価格の高いピザ食べてビール飲んでる

場合ですかい。

こやつらはまるで罪悪感を持つ様子はなかった。

 

少なくとも、高いランチ食べちゃった、とか罪悪感を

持っている主婦さんはまだ意識が高いのだと思う。

もしも旦那さんが「誰のお陰で暮らせてると思って

るんだ!」とか偉そうに言ったなら、

「キサマのお陰だよ文句あっか!」ぐらい言い返して

やってもいいんじゃないの(笑)

 

私の専業主婦期間はほんの数年だったが、

家事をちゃんとしないといけないのに出来ない、の

罪悪感にさいなまれる数年間だった。

でもその代り、株や外貨運用でちゃんと利益を

出してパート主婦程度の月収は生み出した。

私にはそういう作業の方が性にあってる。

ちょうど利益の出やすい時代だったせいでもあるが。

あの頃は郵便局の定額貯金が10年で倍になったもの。

 

子供が小学生に上がった途端、我慢しきれず

正社員で働きはじめてその後は家業の引き継ぎ。

かれこれもう20年はぶっ通しで働いてるわけだ。

そして相変わらず家の中は片付いていない(笑)

 

でも世の中には、仕事も家事も完璧、な女性が

いっぱいいるんだろうな。

真似すると疲れそうだから見習えないけど。

 

人には向き不向きがある。

特性に合う生き方を選択すればいいのだ。