KATO製455系 急行「ばんだい」セットのタイフォン交換工作 | スプーンの気まぐれ日記

スプーンの気まぐれ日記

スプーンの趣味が中心のブログにようこそ!!
ヤフーブログから引越して来ましたが、すでに日記ではありません。「気まぐれ」ですから、投稿は密になることも疎になることもございます。
海峡は本日も「ねんどろ」でしょう。健康のために多少の鉄分も摂ります。

ご訪問の皆様、おばこんです(おばんですorこんばんはorこんにちは)。

KATO製のクハ455とクモハ455のタイフォンをTomixのパーツを使用してスリット型に替えてみました。

今回はその加工記となります。

念のため、大宮の実物のタイフォンの具合を見てきました!

IMG_1187.jpg

 

フムフム、回転型はこの様に後付けされているのだな。ちなみにクモハ455-1は、落成時はスリット型でした。確か誠文堂新光社の「新版 鉄道小事典」に写真が掲載されていたと思います。

このトップナンバーは付属編成の6号車でよく見かけました。

IMG_1188_20231010170801a32.jpg

 

IMG_1190.jpg

 

スリット型のクハ167はこの様な感じです。

IMG_1202.jpg

 

両車を見て、タイフォンの蓋の取り付け部が貫通幌側の端が車体とツライチになるかどうかという加工で良い様です。

ボディからヘッドライトとタイフォンの成形部を外します。

IMG_1204.jpg

 

Tomixのパーツを差し込むため急行「立山」のパーツに穴を開けるのですが、センター出しをどうするか考えておりましたところ、幸いなことに成形用の凹部がありました(オリジナルのパーツ取り出しはご参考です)。

IMG_1205.jpg

 

ピンバイスでφ(ダイアと読む)1.0mmドリルで拡げるとちょうど中心が出ていました。

IMG_1210.jpg

 

ヘッドライトケースを養生し、糸鋸でカットします。

IMG_1206.jpg

 

ゴム系接着剤で固定します。プラ屑を取り除いてボディに戻します。

IMG_1207.jpg

 

Tomixのタイフォンは僅かに小さい様です。どちらがスケール的に正確なのかわかりませんが、これで良しとします。検電アンテナも交換ですね。

IMG_1211.jpg

 

クハ1輛、クモハ2輛の工作が終わりました。レタリングの直しは後日にします(笑)。

IMG_1212.jpg

 

 

ようやく納得がいく形になりました。

KATOの製品添付の説明書には『増備途中に〜検電アンテナ台座の形状(丸台座の四角台座化やタイフォンのシャッター式化などの変更がありましたが、変更前の車両も後に交換されています。』と記されていますが、途中で交換されたのは検電アンテナ(冷房工事の時でしょうか?)で、タイフォンの変更は455系に関しては「後に」ではなく極初期だった様に思います。

ワイパーへの色入れ、ジャンパー栓、線と栓受の表現など、これ以上望むべくもないすばらしい製品です(^ ^)!

IMG_1213.jpg

 

上野駅・中央改札口から「磐越西線」の文字が消えて久しいですが、「急行ばんだい」は単独運転は少ないながら、その運転本数と使用車輛のバラエティ、担当者車掌区の多さでは群を抜いていました(会津若松車掌区にも上野までの行程が最後までありました)。

 

今では大宮の鉄道博物館に再現された上野駅16番ホームの隣に展示されているクモハ455−1と構内アナウンスにその名残が偲ばれます。

 

最後までご覧くださいましてありがとうございます。