KATO製455系 急行「ばんだい」セットを購入して | スプーンの気まぐれ日記

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この夏、KATOから455系の急行「ばんだい」と「まつしま」を1セットずつ購入しました。

先にキハ58系急行「いいで」が発売されたこともあり、今回も期待して迎えたのでした。

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しかし、開梱して並べると気になる箇所がありました。

もちろん試作品の段階で気づいていたことではありますが、回転式タイフォンはやはり気に入りません。全体的にはとても良く出来ているのに、です。

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この点は最初からタイフォンが選択できるTomixの製品が優ってますね。

 

そもそもKATO製の交直両用急行型電車は457系が最初の製品ですが、仙台の457系は全車シャッター型のタイフォンなのに、製品はレタリングが仙台の所属でも回転式タイフォンでした(泣)。まあ細かいことは気にしないという考え方もありですが。もう少し考証・調査してもらえてたら・・・。

 

急行「ばんだい」と、同じ付属編成の「ざおう」は、勾配の関係で455系と457系限定使用でした(基本編成には付随車含め451系〜453系も使用)。

この編成には、昭和42年7月の磐越西線郡山〜喜多方電化のために昭和41年の第1次債務車として製造されたクモハ455-22〜36が主に組み込まれ、全車スリット式タイフォンを装備していました。

 

画像は8mm映画より

映画1

 

映画2

 

映画3

 

映画4

 

KATOの製品では付属編成も基本編成(クモハ455-25を除いて)共に実物が回転式タイフォン装備で車番が揃えてありますが、地元で実物を見て乗っていた私にとっては、スリット式タイフォンが編成に1輌もないというのは受け入れ難いものがありました(昭和40年代には3輌全車がスリット車というのもありましたから)。

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当時10歳だった私は写真とメモの記録をしましたが、急行廃止の数年後このタイフォンの形状始め、国鉄郡山工場協力のもとにつぶさに調査された資料が入手できました。

それが東北大学鉄道研究会の機関紙「青葉 27」です。

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クモハ455-22〜36の該当箇所です。

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今拝見しても素晴らしい内容です。スリット型タイフォン車の番号は当時の私のメモと合致します。

 

さて、KATO製のクハとクモハにTomix製のスリット型のシャッターを付けることが出来るでしょうか?

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少し後に発売になった急行「立山」用の先頭車を加工すれば何とかなりそうです(^ ^)。

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うまく加工出来たらまた記事書きますね。

 

「まつしま」と併結する「ばんだい」は殆どが喜多方発着で、会津若松発着の併結相手は「あづま」(季節列車を除く)でしたね。なのに付属のステッカーは会津若松だけなのですよー。