加害者家族の支援をするNPO法人ワールドオープンハートの理事長です。
先月も、少年法の引き上げについての勉強会でお会いしたばかり。
と~っても姿勢がよくて美しい人で、会うとドキドキしてしまう。
また、獄中者の家族と友人の会に相談に来られた方の多くが、
阿部恭子さんのホットラインに電話相談をしています。
憧れてしまいます。

さて、この本の「第13章、加害者家族の子どもたちの支援」。
父が殺人事件の犯人とされて転居を余儀なくされる母子のことが書かれています。
ネットでも中傷され、
「殺人者の子は将来殺人者になる、今のうちに抹消すべき。」
と書き込みをされる。
小学校に取材陣が押しかけ、学校にも通えなくなります。
クラスメートに別れを言えないまま、そのかわりに夜の校庭に母と出かけます。
これに悲しくなるのです。
獄中者の家族と友人の会でも、児童養護施設を立ち上げようとした仲間が、
地域住民に
「殺人犯の子供が来たら治安が悪くなるからダメだ」
と、猛烈な反対に会いました。
かくゆう私も、この社会が、殺人犯の子供を受け入れるほどできていないと思っています。
家族にどんな罪があるのか、なぜ見ず知らずの人がそれを断罪できるのか。
また、私は、加害者側の意見を多く聞いてきました。
加害者は、父親のあり方として、家族を安全な場にいさせるため、縁を切ったり遠ざけたりします。
犯罪白書にある
「犯罪傾向の進んだ者は家族からの支援がない。」
とある言葉と矛盾しません。
父親は家族を思えばこそ、縁を切り、幸せを願うのです。
獄中者の家族と友人の会の支援対象には、複数の人の命を奪った人もいます。
人の命を奪った人で、メディアが描くような「殺人鬼」には会ったことがありません。
「カッとなって殺した。」と、新聞に一行で書かれていても、それは事実ではないのです。
どんな行為にも理由があり、単純に納得してはいけない。
この本は、メディアスクラムと、それに対する支援の方法がまとめられた実務書です。
ぜひ、読んでみてください。
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