人生で一度も失敗しないとか
間違わない、なんて人はいません。
間違ったり、恥ずかしい思いをしたり、悔しかったり、
そんな負の感情を味わったからこそ、
うまくいった時の喜びも大きくなるのです。
食べ物でもただ甘いだけの
単調な味わいより、
隠し味の塩が
甘みをより一層引き立てる煮物や
ちょっと酸味があるから
より一層甘く美味しく感じる果物、
なんかと同じ感じかな、と思います。
科学的にも、
酸化と還元の仕組み、
エネルギーの交換、とかあって
一方向だけに偏ることはありえないのだそうです。
人生のあり方と同じだと思いませんか。
いい状態がずっと続かないのと同じで
低迷しているときも
ずっと続くわけではありません。
むしろ低迷している時期の後には、
またいいことが控えているのです。
これは運、不運、ではなく、
科学的な法則なんですね。
長い一生を通じて考えると、
結局イイコトとヨクナイコトは
同じくらいの割合で起こって、
亡くなるときには
プラスマイナス０になるのだそうです。
人は苦しい時にこそ成長し、
次に来るイイコトを
受け入れる体制を整えているのです。
苦しさを知っているからこそ、
成功の果実が甘く感じられるのですね。
