さしみ（3・4・3)の法則
というコトバ、ご存知の方も多いと思います。
集団社会では、3：4：3に分かれる、
という法則です。
働きバチやアリの実験でも検証されていますが、
3割はせっせと働き、
4割は普通に働く、
そして残り3割はあまり動かない、
という割合に分類されます。
よく働く3割だけ、
または働かない3割だけを除いても
残ったその中で 3：4：3に
分かれてしまうという結果になります。
不思議なことですが
自然界の法則として、
大抵のことに当てはまってしまうようです。
これは人の世界でも
同じことが当てはまります。
10人いたら、
仕事の出来る人は3人、
普通の人は4人、
出来ない人が3人。
何かの意見に対しても
賛成の人は3人、
どちらでもない人4人、
反対の人3人。
なので、すべての人に好かれることや、
全員に賛成される意見、
というものはありません。
この法則を理解していれば、
自分の意見と合わない、
気が合わない、同調してもらえない、
といったことがあるのは当たり前で、
そこでいちいちヘコむ必要はない、と
いうことが納得できます。
営業や販売のお仕事などでも、
売りたい商品に興味を示してくれる人は3割、
どちらでもない人4割、
まったく興味ない人3割、と
割りきっておけば、
断られても気にならなくなりますね。
逆に、どれだけ売りたいか、
の目標数値から、
何人の方にお話をすればいいのかが
計算できると思います。
この法則を知るまでは、
100％すべてに賛成してもらう、
納得してもらう、分かってもらわないとダメ！と
カンペキを追い求め、
疲れてしまうことが多かったわたしですが、
ちょっと肩の力を抜いて
ムダなストレスから開放されたように思います。