●なぜ「今、ここ」が大切なのか
昨日奥さんと話していて
「そもそも、なぜ、”今、ここ”、が大切なの？」
と聞かれたので、ちょっと考えてみました
がんばって、分かりやすく書いてみますが
体験していただくのが一番手っ取り早いです
「今、ここ」を感じる瞑想法
基本的で簡単な瞑想法なので実践してみてください
それでは、さっそく
瞑想中に「今、ここ」に意識を向けると
「自己」や「自分」という感覚が薄まってきて、
消えてなくなる瞬間があります
たとえばこんな風に。
瞑想中、静かに座って
体の力を抜いてリラックスしながら
呼吸に意識を向けていると
思考が静かになってきます
たまに浮かぶ考えがあってもそれに気づいて
「次はどんな考えが浮かぶだろう」
と心の中でつぶやくと
思考が浮かんでこない瞬間が訪れます
再び呼吸に注意を向けて
体の感覚と共にいる
そうやって静かになったときに
自分の中に「自己」を探してみるんですね
するとそれが無いことに気づきます
「ん？ あれ？ そういえば、無いな」
こんな気づきです
「自己」って、思考の中にあるんですね
そして、思考とは未来や過去にあります
日常にいると当然、私は○○（名前）である。男（女）であり
夫（妻）である。私の年齢は○○で、○○という場所に住んでいる
こういう感覚、というか事実をはっきりと認識することができる
当たり前なんですが、でも……
それってあなたの思考が過去や未来にいる時だけ
認識できることなんです
瞑想中は「今、ここ」にいます
だから「自己」が消えるのです
でも「いま、ここにいる」という
感覚だけは残る
ではこの感覚はいったい何なのか……
この平安で静かな場所が全体意識（ワンネス）と
呼ばれるものです
そして本来のあなた自身です
スルタンはいつもこの「本来のあなた」を
常に感じていなさい、と言います
・この世は幻想だ
・愛はすぐそばにある
・あなたは愛想のものだ
・本来のあなたを思い出す
そして、気づくのです
「もしかして、この感覚、すべての生き物が
同じように感じているものなのではないか」
あなたの近しい人、友人、知人、仕事仲間、ご近所さん
親や子供、そして会ったこともない、赤の他人
そばに咲く花、蜜を求める蜂、空を飛ぶ鳥
風にたなびく木々。
すべての生きとし生けるものが
「いま、ここにいる」と感じている
私が「今」感じているものと同じものを
そう感じるようになると
すべてが愛おしくなってきます
だって、すべては私だから
これが、なぜ「今、ここ」が大切なのか
についての私の理解です
だから瞑想をおすすめします
どんな方法でもかまいません
リラックスして体に注意を向けて
思考に気づいて、それを流して
心を静めて、「今、ここ」に馴染む
まずは毎朝１５分の瞑想から始めてみましょう
それでもまだ実感できずにお悩みでしたら