確定申告時に、太陽光発電による売電収入の記入を普通に忘れていました
なぜだろ・・・
なお、以下の話の続きです。
売電は雑所得です
国税庁さんによると、サラリーマンが自宅の屋根に太陽光パネルを載せて、発電した電気を売電した場合、一般的には雑所得に当たるそうです。
ただし、収入の全てが所得となり課税されるわけではなく、太陽光パネルの取得費用などを差し引いたものを所得とみなすようですね。
正確には取得費用ではなく、減価償却費を差し引くようですが。
減価償却費…?
例えば、発電による収入が6万×17年間=102万円で、太陽光パネルの取得費用が100万円の場合、ギリギリ2万円の黒字です。
しかしながら、もし収入102万円に対して所得税を課された場合、下手したら赤字に転落してしまいかねません。
たまったものではありませんよね?
そこで登場するのが、減価償却費という考え方。
主旨から外れるので適当に書きますが、例えば上の例の場合、1年あたり59,000円は減価償却費として差し引いて良い、となっています。
つまり1年あたりになおすと、収入6万円-減価償却費59,000円=所得1000円となります。
この所得1000円に対して、例えば200円とかの所得税が課されるわけですね。
![](https://ssl-stat.amebame.com/pub/content/9477400408/amebapick/item/picktag_autoAd_301.png)
太陽光パネルの価格は?
と教科書的な話は国税庁さんのHPにも書かれていますので、特に難しい話ではありません。
問題は、我が家の減価償却費がいくらかというところです。
まずは我が家の太陽光パネルの価格がいくらなのか?ですが、上の見積書によると税込約200万円だそうです。
ただし、「太陽光&蓄電池パッケージ」の価格です。
つまり、太陽光パネル単体の価格が分かりません
しかも、普通の太陽光パネルではなく、屋根一体型の太陽光パネルなので、なおさら価格が分かりません
これどうすればいいんだろう?と思って税務署さんに問い合わせを行ってみたのですが、「太陽光パネルの価格をメーカーに問い合わせてください」との回答でした。
まぁそうだろうなとは思っていたのですが、やはりセット価格を基に減価償却費を計算するのはNGで、きちんと太陽光パネル自体の価格を基にする必要があるようです。
【屋根一体型太陽光パネル@我が家】
その資料、欲しいです
nabeさんによると、一条工務店さんの「太陽光発電により得られた利益に係る確定申告の手引き」という資料で、太陽光パネルの価格が分かるようですね。
しかしながら私の手元にはなかったので一条工務店さんに問い合わせてみたところ、最近は発行していないそうです。
最近の売電量・単価だと、発電による雑所得が20万円を超えることがないからというのが理由だそうです。
・・・でも他にも収入があったら20万円を超えることもあり得るので、発行してくれたらいいのに、と思いました
いざ確定申告へ
まぁないならないで(今年はもう日がないので)いいかと思い、減価償却費は0として確定申告する事にしました。
前回は売電収入の記入を忘れたまま確定申告しましたので今回が再提出になるのですが、所得税に変化はありませんでした。
多分、雑所得20万円の枠内に収まったとかなのかな?
さて、所得税はこれでいいのですが、住民税は20万円の枠とか関係ありませんので、売電収入の記入の分だけ増えてしまうんでしょうか?
多分。
よく分かっていませんが。
そう思うと、減価償却費を正しく計算して、その分減税に励みたかったなぁと思ったりはします。
まぁとにかく、初めての確定申告をなんとか終えられて、ほっと一安心です
![](https://ssl-stat.amebame.com/pub/content/9477400408/amebapick/item/picktag_autoAd_302.jpg)
終わり。
確定申告は残り3日なので、まだの人は頑張ってください!!
なお、この話には続きがあります。