彼岸花
今日は秋分の日。
暑さ寒さも彼岸までといわれるように、ずいぶんと過ごしやすくなってきました。
真っ赤に咲く「彼岸花」、別名は天に咲く赤い花の意味を持った「曼珠沙華」
華やかさのあるその花に近づいて、注意された経験はありませんか?この植物毒草なのです。
赤という色は人の目に飛び込みやすく、停止させる力があります。この花が自ら色を使って、そのようなメッセージを私たちに送ろうとしてくれているのかもしれません。
そう考えますと、とても繊細な花なのかもしれません。相手に毒になることで身を守り、赤を発することで身を守る。念には念を入れた身の守り方、それは自分が弱く攻撃耐えられないからかもしれません。
人の心理においても同じことが言えます。
毒は薬にもなるといわれるように、生薬としては「石蒜(せきさん)」
これは彼岸花の鱗茎を彫り上げ、乾燥させたものです。むくみ、肩こり、乳腺炎に使われます。
強さや圧迫感をあたえる人が実は弱いように、あなたにとって苦手な人というのは、あなたに何らかのメッセージを与えてくれる人かもしれません。「主観的にはならず、物事の全体像を見ていきましょう」と彼岸花は教えてくれているのです。


