個性
今の時期に植物を眺めていると、植物の個性を大きく実感できます。
葉を落とす落葉樹と、いつも変わらない緑をしている常緑樹
落葉樹では黄色の葉になるものと、赤い葉になるもの
この色の違いは何故だか知っていますか?
秋になり活躍する必要がなくなったクロロフィルが消え、もともと持っているカロチノイドが目立ってきたのが黄色の葉、クロロフィルが分解されるときにアントシアニンが作られたのが赤い葉なのです。
私たちの目には何気なく映っている葉の色の変化にもそれぞれの過程の違いがある。
また、常緑樹でも葉の寿命は1年、2年、10年などそれぞれに違います。
そんな目に見える変化から、植物のもっている成分の違いなどまで着目してみると、働きはそれぞれ違って、その元になる理由も様々です。
そんな様々な違いがありながら一つの景色を築きあげているからこそ、自然の景色は美しいのです。
人も同じ。様々な人が様々な行動をしている。自分からみていると理解できないことも多々ある。
でも、そうしているにはそうしているだけの理由がる。
人と違うと言われも、同じにできない理由がある。
みんなと同じといわれても、同じでなくてはならない理由がある。
だから美しい人間関係ができるのです。
もし、今あなたが人間関係において、快適ではないと感じているのなら、あなたが自分の個性を認めていないのかもしれない。でも、それにもちゃんと理由がある。
それを知るだけのこと。あなたはあなたのままでいい。
勤労感謝の日
11月23日は勤労感謝の日。
「勤労を尊び、生産を祝い、国民がたがいに感謝しあう日」
人が動くと書いて「働く」
「働く」とは、他から見て計ることができるような「生産」を伴うものを指す場合が多いが、そうだろうか?
私たちの体に注目してみましょう。
私たちの体は自分の意志とは関係なく常に動いてます。
私たちが眠っている間も、心臓は休むことなく動き続け、肺では呼吸をしている。
身体は私たちの一部でありながら、その機能を制御する事はできない。そして、自身が計り知れないほどの様々なものを生産している。私たちは素晴らしい生産工場を自分の中に持ってるのです。
それなのに、人からみた生産性を重視することで、黙って生産してくれる身体についついを無理をさせ、自分の体の生産性を低くしてしまっているということはないでしょうか?
そう、あなたは今のままで十分なのです。
あなたは十分に働いて、様々なものをすでに生産しているのです。
それが当たり前になっていて気付いてないだけなのです。
勤労感謝の日には、自分の体の声をきいてあげましょう。
そして、あなたの周りの人が今ここに存在してくれていることに「ありがとう」と伝えましょう。
小雪
今日は「小雪」
寒さがすすみ、北の国ではもう雪が降りました。
真冬に比べ気温は低くありませんが、急な冷え込みにはなかなか対応できないものです。
風邪をひいたり、しもやけができたりと身体も反応を示しています。
ほんの少しの雪が空から舞い降りた時、一瞬、時を忘れた様な気持ちになります。
白はすべてを白紙にし、スタートさせる、リセットの色。
実りを終えた今、空から舞い降りる雪は次の新しい何かがうまれる合図なのかもしれません。
今の時点では、それがどんなもので、どんな方向に行くかは、まだ分からないでしょう。
今年やり遂げたことにひと段落つけ、こころが空っぽという人
まだ終わらない今年の課題にいっぱいいっぱいになっている人
そんな心に雪が潤いという魔法をかけてくれるでしょう。

