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「静」…三十日正月

(i-wave76.5「自然の宝箱」)

今日は1月31日「晦日正月」

1月はいつもとは違う時間の流れのお正月から始まり、

どこかにそんな名残を残したまま今日まで過ごしてきました。

そんな気持ちを今日の日を区切りに、ひと段落をさせたいものです。


一つの出来事があった時、それをその場でだけで終わらせることはとても難しいものです。

お正月も小正月、二十日正月、晦日正月、徐々に日常へと近づいていきます。

何事も、こういった段取りや気持ちの整理が必要だと暦は教えてくれているのです。


次に切り替えなくてはならない、忘れなくてはならない

そんな「…しなければならない」という気持ちは、かえって執着を生み出すだけです。

何事も一筋の水の流れのように、滞らず、人を巻き込まず、自分のペースで1年を過ごしたいものですね。

「静」…香りとともに






静かな時間を自分と向き合い、自分を癒すにも植物たちは強い味方です。

五感を刺激するものがないと、人は不安になるものです。

刺激があることにより、自分の存在感を知ることができるのです。

そんな面で香りは不安感を取り除き、自分と向き合う促進をしてくれます。

さらに植物オイルで自分の手足をはじめ体をトリートメントすることで、自分の体をいたわることができるのです。

また、ハーブティーは体を温め、リラックス効果をもたらします。

いくら静かな時間でも、自分が緊張をしていてはストレスが加速するばかりです。

そんな面で、植物たちは体の芯からリッラクスをさせ、心身ともに「静」をもたらしてくれます。

お好みの香り、お好ものハーブがあれば効果はそれに勝るものはありませんが

それらがないという方は香りはサンダルウッドやラベンダーの落ち着く香りを

ハーブは鎮静効果のあるカモミールがお勧めです。


あなたなりの「静」の空間演出をしてみましょう。

もうすぐ春がやってきます、今こそ自分を磨くときですよ。

2014年のお題でもある「静」

その一文字からどのような情景が目に浮かぶでしょう?

今、この時期こそ「静」そのもではないでしょうか?

寒の内であり、土用

寒の内は植物は休んでいるようにみえますし、私たちの活動も鈍くなりがちです。

また、土用は季節の変わり目の時期であり

この時期は体調を崩しやすいもの、余計な体力を使わないためにも土仕事を控えるようにといわれています。


現代社会では「静」という時間を感じることが少なくなってきました。

夜中でも電気がこうこうと輝き、様々な音が周囲を取り囲んでいます。

人とつながることで、心は常に波立っています。

どこか「静」を恐れているような印象さえ受けます。


静かな波だからこそ安心して舟をこぎだす勇気が出る。

静かな場所だからこそ、会話が成り立つ

静があるからこそ動がある


冬を越した植物が美しく花を咲かせるように、生き物にとって「静」は必要な時間なのです。

自然界が「静」である今、あなたの「静」を見つけてみましょう。