イネです。

今年はいつもの年より早く穂が出ました。気候のせいじゃありません。田植えを早めにやっただけです。
あ、でも、少しは気候もあるか?晴天が多かったからね。
これは早生系コシヒカリ、8/6に穂が出始めました。「出穂日」はその田んぼの半分の株が穂を出した日なので、8/12くらいでした。
ま、早生としてはそんなもんかな?寒さには強いからもう少し田植えを早くすれば7月中に出るかもね。

これは、ジャポニカとインディカの交配種。
くそでっかい穂が出ます。

株もクソでっかくて、ブットイ茎がゾワゾワでます。
コメ不足になったら、こんなの作ればいいよね。倍くらい穫れるからね。

イネは、とても品種の多い植物なので、まだまだ皆んなが知らない際立った能力を持つものが出現する可能性は充分あります。
昨今の、稲作問題は、イネと言う作物の能力を過小評価しすぎているように思えます。
こんなに、色々、面白そうな事があるんだから、試してみればいいのにね。

 

で、世間では、米騒動、足りない足りないと騒ぎ回って、値段釣り上げて、売り惜しみして、高いなら沢山作ろうと増産して、予想どおり、あまりまくって、予想通り米離れ進んで需要が減少、モノは余るは売り筋は減るわで、大暴落。
予想通りの結果となりましたね。↓

コメという作物は、ちょっと気合を入れて作ると、パッと増収するんですよ。もともと余り易い性質を持っています。
最低限の作業で「捨て作り」すれば、反収300kgでも、手を入れて丹精込めて追肥も何度もやって手間ひまかけて作れば550kg、600kgとがんばった分だけ答えてくれるんです。
日本人が、努力重視の勤勉型なのはそのためです。
それは良い事に違いないけど、コメは余りますよ。そして暴落。今回は増産して余らせた上に、高値維持して米離れを促進し消費者を追い散らした。需要まで減らしてしまったので、余った分以上に値崩れが激化します。

ま、ウチは農家でもないし、生産者でもなく、むしろ消費者側なので、いろいろ文句も言いたい所。
このところの大暴落で、問屋が倒産とか、JA危ないとか、大量離農とか騒がれてるけど、自業自得、そりゃしょうがないね。としか感じない。生産者の目が顧客の方を向いていないんだからね。農業に限らず、そんな商売は成り立たないよ。

で、まあ、私なんかが情勢の尻馬に乗って叩かなくても、農家さんもJAも問屋も米屋も皆んな叩かれてるから、こっちはやすくなりさえすりゃどうだって良い。
離農が大量発生して作り手が居なくなってコメ不足になれば、また高くなって、そうすれば作り手が増えたり増産したりで、また下がる。それだけの事。

一つだけ、変だなぁ、と思う事は、「機械や肥料や農薬に元手がかかるので、これこれの価格で買ってもらわないとやっていけない」とか言って泣きつく農家が居る事。
そんな元手掛けてくれって、誰も頼んでないんだ。勝手に掛けた原資を回収しなければならないから高く買え、なんてきょう日ヤクザでも言わない。
一番かかってんのは機械代だろうね。肥料や農薬も使わないと全くできないって事もない。(ウチは農薬は全くなし、肥料はたま~に鶏糞やるくらい、ま、だから収量低いけどね)
何が言いたいかって言うと、どんな職種のどんな事業でも、売れる値段以上の経費を掛けているヤツは居ない、って事。ソレ、やったら潰れる、確実に。
だから、値段が安ければ、それらを使わなければ良い。
昭和の稲作カリスマの「井原豊」氏は、2町まで手植えだったそうだよ。私も、機械植えは一度もやったこと無い。トラクターとコンバインは使った事あるけど、いらないから売っちゃった。無くても出来ると思ったら、置き場所が勿体なくて邪魔になったからね。
最高7反まで一人で手で植えたよ。今でも5反くらいは出来ると思ってる。家族総出なら1町くらいイケるだろう。
売値が安くなれば、原価は掛けれないから仕方ない、何度も言うけど農業に限ったことじゃない、世の中の仕事は皆んな、ソコをなんとかして切り抜けて成り立っている。
機械を使わずに、不耕起、手植え、手刈り、無肥料、無農薬でやれば、(勿論、やすい労働力があればバイトとか雇えばいいよ、ボランティア募集って手もある)灌漑水路の共益費くらいしか要らない。収穫後の販売額は殆ど全部利益だよ。
しんどいけど、仕方ないね。でもオレだったら黒字の方がイイな。
ソコでアタマを切り替えて、その条件でどうやったら楽して高品質のコメが 多収できるか?1から考え直して、生産方法、生産システムや道具や安価な小型機械を再構築、再開発すれば復活できると思うよ。
そこまでやる気にならない人は、やめればいいよ。そりゃ悪いことじゃないよ。