コレね2018年5月10日 、にフェイスブックページに書いた記事です。
ヤフーブログから引っ越してきて、ヤフーの方に書いてた記事は全部こっちに来てるんだけど、1年くらいヤフーに書いてなかったのでその間の記事をチョイチョイこっちに追加します。
10/5の記事https://ameblo.jp/fdsa233/entry-12532716584.htmlの続きね。
Twitterで、生産性を上げる秘訣、とか言って10項目書いてる学校の先生がいて、あんまりにもお気の毒なので
「それ以前に、改善業務の為の予算を確保し、正しい業務改善手法を学ぶ。思いつきで改善に手を出す事を「もぐら叩き」と言う。」
って余計な事を書いちゃったんだけど・・・
10項目の内、生産性に関係ある項目が1つか2つしかなかったもんで・・・
こう言う事するから嫌われるんですよね。
もうそろそろ高齢者の仲間入りだからね、考えないとね。
若い人に敬遠されるね。
ま、イイか、皆から嫌われてる「突っ込みジジイ」ってのも悪くはないか・・
まあ、内容は置いといて「業務改善やったら生産性が上がって5時に帰れるようになる」って考えは「魚釣り行ったら大きくて美味しい高級魚がバカスカ釣れる」って言うのと同じですわ。
「改善業務」って言う言葉があるくらいだから、業務改善をやるにも労力がかかるわけで、当てずっぽうでやってると「業務改善が忙しくて徹夜する」みたいな話になります。
「モグラたたき」や「ヒョウタンナマズ」って言うようにコッチを押さえればアッチが火を噴く、アタマを押さえればシッポがでる、シッポも押さえればアシが出る、で、何時まで経っても改善業務が終わらなくて、やばいソフトウェア開発みたいに出口のない「死の行進」になってしまう事も珍しくはないでしょう。
私も改善業務やってたけど、企業なんで、もうその専門でベッタリついてやれる場合は、改善業務自体が業務だからイイんですけど、自営業や農業だと下手すると益々忙しくなって、しかも成果は上がらない、って事になりかねません。
そもそも個人事業主なんて起きてから寝るまで全部仕事ってのが普通ですからね。
特に新規起業して軌道に乗るまでは盆も正月もありません。
改善なんかやる暇ないッ!!
じゃあ予算も取れない、人材も居ない、ノウハウも持ってない、時間もない個人事業はどうするんだッ!!ってなりますね。
「知るかよッ!それを自分の才覚でなんとかするのが個人事業だッ!」ってのが正論なんですけど、簡単な要領ってモノもないわけじゃありません。
それは「不要業務の廃止」です。
「不要業務」を見つけ出して廃止すれば負荷が減ります。その浮いた分で改善業務が出来るようになります。
そうやって「緒(いとぐち)」を付けておいて、身軽にして、後は「改善」→「余裕」→「改善」→「余裕」って好循環を作りましょう!ってまあ、仕事の「断捨離」ですね。
でも「断捨離」ってのも実際にやろうとすると上手くいかないでしょ。
そりゃそうですよ。そもそも不要品を捨てれないから整理がつかないんですから。
どれが不要品でどれが必要品だかわかりませんからね。
そう言う時は台所なら台所にあるモノを全部二階の部屋かなんかに突っ込んじゃえば良いんですよ。
それで用事のあるものをその都度取りに行って元の位置に戻せば、一月もすれば不要なものだけ残ります。
残りから年一で使うものとかを選り分けてアトは廃棄、ですね。
話がソレましたね。毎日やってる仕事の中にも「不要業務」が必ずあります。
でも、必要だと思うからやってるんだから、そのまま見ると台所用品をそのまま台所で見ているのと同じで、何が不要なのかわかりません。
ソコで二階の部屋に突っ込んじゃう代わりに「ゼロ志向」って言うフルイにかけます。
コレは視点を変えて今まで見えなかったモノを見えるようにする、って事なんで、まあ、エイヤアッ!「必要業務」を「不要業務」にしてしまえッ、みたいなトコはありますけど大ナタ振るう感じで背水の陣をひきます。
栽培だと、耕起してたのを「不要業務」だッ!てコトにしてやめてしまう。
除草してたのもやめてしまう。
当然、元々は「必要業務」だったのですから、やめると弊害がでます。
その弊害には今までと別の角度から対処する事になります。
そうして新しい栽培システムを作りましょう、って事ですね。
先日もアタマの硬い人がトンチンカンな事言ってからんでましたけど、「ゼロ志向」って言うのは、今の仕組みが無かった原点に帰ったら「オマエはどんな知恵を出して問題解決するのか?」って問いを自分に突きつけるって事ですからね。
早とちりしてからまないでくださいよ。
それにフェイスブックページってのは企業や団体の営業活動の場ですからね。
私なんかココでインターネット実演販売している様なモノですから「ウチの店」ですよ。
飲み屋の酔っぱらいみたいに「ウチの店」に上がりこんで見当違いな因縁付けてワメキ散らされちゃあたまりませんよ。
しかもそう言う人に限って一度も買った事ない、お客様じゃない人ですからねぇ。
それにこの人は農業法人の職員らしいけど、名前しか公開していなくて、勤め先とか住所とか「基本データ」のトコに書いてないんですよ。
名前だって偽名かも知れませんしね。
自分は影に隠れて人のこと文句ツケてるワケです。
ホント卑劣な人ですよ。そう言う人は即!「入店禁止」ね。
て、コトで前置き長くなりましたが、例の「家庭菜園反則技講座」ジャガイモ編第二回です。
草むらに浅く溝掘って一年前のタネ芋埋めただけの「不耕起」「無除草」状態で、雑草刈り飛ばしてから鶏糞をドッサリ撒きました。
ジャガイモの芽が出ると同時に肥料を食わした雑草も伸び

そろそろ草が伸びてきたので二回目の草刈りです。
ちょっと気温が低いせいか、思ったより草の成長が遅く、

刈払機で二回目の刈り込み。
あまり綺麗に刈ろうとせず「雑」にやるのがコツです。
人にとって「雑」なのは自然にとっては「優しい」のです

ホントは二回目刈って、再びドッサリ鶏糞やって、三回目くらいで「草刈り→土寄せ」ってやろうと思ってたんですけど、刈ってみると、もうソコソコいけてます。

刈り込み完了。
キタアカリは絶好調。
デジマは長崎の品種なのでもう少し温度がほしい感じ。
メイクイーン、インカのめざめもいい調子です。

土もゆるくなってたので、一気に土寄せも済ませる事にし
第二ステージの「抑草」もOK!って事で、第三ステージの「土寄せ」行ってみました。
土も柔らかくなり、草の根も切れ易くなっていたので、三

どうなってるかと言うとね、宿根雑草の根が弱ってるんですよ。
チョット狙った以上にイケてました。
雑草の根が弱る仕組みは・・・
①先ず当たり前の話、地上部を刈り飛ばすと葉っぱからの蒸散がなくなりますから、水を吸い上げる必要がなくなります。
②葉っぱがないから光合成できないので根に送る栄養が作れません。
③今までたくさん張り巡らしていた根っこは必要なくなる上に養って行けなくなるので枯れてしまいます。
④ソコへ高濃度の肥料をぶっ込むと、タダでさえ弱った根っこが肥料焼けして腐ります。
⑤鶏糞には未消化の養分がたくさん含まれているのでミミズ等の土壌生物が集まって来てゴソゴソウロウロするので土が柔らかくなります。
余剰な根っこも微生物に分解されたり土壌生物に食べられたりで根穴ができるから土が柔らかくなります。
⑥残った雑草の株は根張りが弱くなるので簡単に三角鍬でひっくり返せます。
土も柔らかくなり草の根も切れ易くなっているので、三角鍬で楽に土寄せできました。
と言う事で、「耕起」と「除草」を「不要業務」と見なして耕さず草も取らず、鶏糞の大量施用で「生物耕」と「抑草」を実現するって流れで仕事をサボる事が出来ました。
だいぶん畑らしくなって来たでしょ。
ネットの外側と比べてください。
最初は同じ状態でした。
雑草の根はまだまだたくさん残っていますから、また生え
まあ、気分の問題ですね、はじめから「草生栽培」って決
ここみたいな痩せ地だと、雑草も有機物の供給源ですから
「抑草」→「weeds control」が出来さえすれば、草が生えている事は

使った道具は、三角鍬と刈払機、経費は鶏糞一袋68円、作業時間は1.5hくらい、土地はタダで借りてます。
これで半年分以上のジャガイモ作って、食べきれないからアチコチ配って、秋作の種芋も確保!!
勿論、草の種類や土壌の肥沃度で植生の動きは違ってきますので個々の圃場でそこに合った方法を工夫しなければなりません。
が、「自然農法」って言う栽培モデルを使って「ゼロ志向」を工夫してみると、労力/コスト低減につながる「知恵」が湧いてくる~?・・・・取り組み方次第ではねッ!って話でしたッ!!
あ、良いことばかりじゃないです。土壌中に未分解の有機物が多いと「そうか病」が出やすくなります。ココは傾斜地なのであまり心配ないんですが、水捌けの悪い圃場ではまた別の工夫が必要です。
