コレね、2018/05/02 10:35にフェイスブックページに書いた記事です。
ヤフーブログから引っ越してきて、ヤフーの方に書いてた記事は全部こっちに来てるんだけど、1年くらいヤフーに書いてなかったのでその間の記事をチョイチョイこっちに追加します。
昨日の2018/04/15 9:22の記事の続きね。
田舎の廃校の校庭みたいな草っパラに無理やりジャガイモを植えました。
「植えました」って、三角鍬で溝切ってイモ置いてスレスレまで土かぶせたダケです。
このタネ芋も「反則品」で去年の春芋です。
秋に作付け出来なかったので「今年は種芋買わないとイケないナ」と思っていたのですが、ふと見ると床下に6月に収穫したイモがまだたくさん残っていました。
去年は豊作だったので食べきれなかったんですよ。
もうシワがよってましたけど、芽は動いてたので試しに使ってみました。ホントびっどい栽培です。
でも、一年近く保存したイモでもイケるんですね。あまりオススメじゃないけどね。
植えたイモはやや出芽が遅い感じもしましたが、ま、育ってます。

しかし、同時に草も育ってきます。
一面ヨモギやギシギシ、オオマツヨイグサなどの宿根草がびっしりですからね。
ココまでで、第一ステージ「植え付け」通過ですね。

第二ステージは「抑草」です。
まあ、モノにもよりますがアジア・モンスーン地域では、基本的に植物はよく育つんです。
水と温度がちょうどいいからね。
それに四季があるので、世界中の色んな気候の地域原産の植物でも、日本の四季の何処かで合う気候があるんですね。
だから、作物は「育つ」がデフォルトで、ソコから色んな障害要素で減点されていく様な感じになります。
その障害要素の中で一番大きいのが「雑草」です。
つまり、アジア・モンスーン地域では「作物を作る事」より「雑草を作らない事」の方が難しい、と言う事になります。
で、普通は「雑草防除」ってのをやるんですが、それをおクスリでやろうとすると「除草剤」散布ですね。
鍬や管理機で中耕してやろうとすると「耕種的防除」です。「手取り除草」もその一つ。
開き直ってアタマおかしくなって「草さんは敵じゃないんだぁ、お友達なんだぁ」ってなると「草生栽培」や「自然農法」って言うヤバイ深みに入っていく事になります。(皆さん、お気を付けください(苦笑))
「草生栽培」にしても、植物同士は競合しますから、やはり草の方がガンガン育つと作物は押しやられて小さくなってしまいます。
同時に高温多湿のアジア・モンスーン地域では、草に埋もれて風通しが悪くなると根際に病害が発生したり、全体に害虫が蔓延したりします。
それを防ぐ為に色々な知恵を絞って「抑草」して、草もあるにはあるけど、作物の方が優位に立てる環境を作らないと栽培になりません。
また、自然農法で無肥料栽培を狙うと、雑草の働きにも協力してもらわないといけません。
つまり、雑草が生える事で、様々な物質生産が行われ、それが土地を肥やします。
昆虫や土壌生物も増えるので、それも圃場を豊にします。
草の根が枯れて分解されると「根穴」ができて土が膨軟になり、気相率が上がり、土壌の物理性が向上します。
同様に土壌生物も「虫穴」で土を耕します。
となると、心がけの悪いヤツが、「そんなら逆に雑草をドンドン生やしてドンドン大きくして、ソッチの儲けを大きくすればいんじゃネ?」とか考え始めるわけですよ。
ウチなんか耕運機もトラクターもないからね。宿根草の根っこまで取ろうとしたら大変なんですよ。
ですから、経済的な方法、行きます。
はい、鶏糞をどっさり撒きます。(一袋15kgたったの68円!)

ジャガイモの植わってる筋には撒かず、条間の雑草に撒きます。
65㎡くらいだからMAX30kgくらい撒いても大丈夫だろうと思います。
肥料分を消費するのはジャガイモだけじゃなくて雑草もなんだから、もっとたくさんやっても大丈夫かも知れません。(知らんけど)

一度にドッサリはヤバイので、まずは15kg。
そんで、水ジャブジャブ撒いて、あとほったらかしィ!!

勿論、伸びたら刈払機でバッサーッとやってジャガイモだけを依怙贔屓ねッ!!
全体の景気を煽っといて、バブルが沸いた所で、贔屓の業者だけ残してあと全部に重税かけたり規制かけたりしてツブしてやろう、みたいなやり方です。
人間社会だとソレやると悪徳業者がはびこるけど、自然界では刈り倒された雑草は地表のマルチとなって保湿、遮光するからその下は微生物や土壌生物の住処になり、茎葉は生き物のエサとなり、分解されると植物の肥料分と腐植となって土壌環境を改善します。
宿根草は刈り払いを繰り返すと株が小さくなって行きます。度々茎葉を切り取られると地下部に養分を蓄積できず衰退します。
そう言う条件下では一年草の方が有利なので、繰り返していると一年草の多い植生に遷移して行くと思います。
上手く行くかどうか知りませんよ。マジメな良い子は真似しないでネッ!!
「自然農法4原則」なんかに凝り固まってると、こう言う発想は出てこないと思います。
高く売る為に「無肥料栽培」で「肥料は有害だぁ」なんて霊感商法やってる場合も、肥料をやるワケには行きませんね。
ソッチじゃなくて、「自然農法」は圃場の生態系の活性を高めて行き、その働きの中に作物を同化させて行く栽培手法なんだと考えれば、もっと自由な発想で色んな事を試して見れると思います。