蹴り者 ~FC☆蹴の仲間たち~ -121ページ目

05.25.2008 『雨のち快晴』

5月25日 六アイセレゾン 18時~21時

木村純 露口 玉井 尻池 武中 中山 天王寺谷 米本 杉本 宮本 上田 山本

あてはまる項目の□を塗りつぶしてください。

□フットサルの日に雨の予報が出てるといてもたってもいられなくなる。
□休みの日にフットサルが無いと物足りない。
□次の日にフットサルがあると、楽しみでお酒を飲んでても上の空になる。
□試合時間は2時間じゃ物足りない。

いかがでしたか?

■そんなメンバーに囲まれて恵まれている。


この日記でメンバーを紹介してきて、すでに2ヶ月。
紹介を書きにくいメンバーがいた。その名は「米本謙介」。

彼はいじりにくい。
入団してから時が浅いわけではないし、キレやすい訳ではない。
冗談だって言うし、ふざけたりもする。
付き合いが浅いわけでもない。
でも、いじりにくい。
それは、欠点が少ないから。

背も高いし、頭も良い。
バイクも乗れるし、コンピュータも使える。
サッカーはもちろん上手いし、冷静沈着。
欠点が少ない、それは彼のプレーにも言える事。

プレーをしている彼はまさに『コントロールタワー』。
リーチを活かしたボール奪取力と展開力、存在感で灯台のようにゴールまでの光を示す。
彼が後方にいることで、文字通り1本の柱となり、チームの脆弱性が取り除かれる。

そんないじりにくいほど、欠点の少ない彼が見せた人間味のある部分。
思い通りに動かない自分の体に苛立ちを感じていた。
仕事が忙しくあまり参加できず、少なからず体はなまるだろう。
運動不足を気にし、言われてみれば全盛期には考えにくいミスもするようになった。
理想のサッカーができず、珍しく弱音も吐く。

でも、それでも安定感と信頼感は抜群。
それは同じチームでプレーしたメンバーならきっと皆分かる。
FC☆蹴のコントロールタワーはこれからも揺るがず、倒れず、チームを支える。

三十人の蹴者 32米本謙介

FC☆蹴 公式サイト

05.17.2008 『ユニバーサルストゥージオジャパン』

5月17日 六アイセレゾン 17時~19時

廣狩 露口 玉井 尻池 武中 中山 天王寺谷 米本 石川 宮本 山本

天気は快晴、フットサル日和、いや、USJ日和だった。
紅白戦のつもりが結果的に“フリーダム”との対戦。
豊富な運動量と、パス回しに終始、圧倒される始末。
タマイはトンネルをし、キャプテンはボールに乗っかり、手ぶらセットBも参加する始末。
そんな中、一筋の光。コウチャンキレキレ。

コウチャン。
FC☆蹴の旗揚げメンバー。
トリックスターで、いたずら好き。
パスかと思ったら、ドリブルだったり。
ドリブルかと思ったら、パスだったり。
タバコをつけてきたかと思ったら、指だったり。
指でつついてきたかと思ったら、タバコだったり。

コウチャンのドリブルはいわゆる“ファントムドリブル”。
独特のステップですり抜けるように相手を置き去り。
相手が素人だろうが、経験者だろうがお構いなし。
創造力を最大限に働かせ、しかけるしかける。
相手も、時にチームメートさえも翻弄してしまうプレーは、いたずらにも近い。

そんないたずら好きのコウチャン。
口数は少ないが、実はかなりのFC☆蹴想い。
誰かが地元を去るとき、送別会を開こうと言い出す。
自分は飲まないのに、飲み会に顔を出し、みんなを家の前まで送って帰ると言い出す。
みんなでお揃いのスウェットを作ろうと言い出す。
「FC蹴」という単調なチーム名に「☆」をつけようと言い出す。

変幻自在なプレーはできるけど、人付き合いは変幻自在にはできない。
そわそわしながらも親友の結婚式でスピーチを務めたコウチャン。
人付き合いは“狭く、深く”がスタンス。

そんな想いのこもったいたずらが今日も繰り出される。
タバコだったり、指だったり。

三十人の蹴者 14武中硬太

FC☆蹴 公式サイト

05.10.2008 『日の丸を背負って』

5月10日 六アイセレゾン 15時~20時

木村純 露口 玉井 尻池 中山 天王寺谷 杉本 石川 宮本

金色の髪、青い目、立派な髭。
大男達がやってきた。
今回の対戦相手は外国人。

中田英寿、中村俊輔、カズ、三浦カズ。
海外への挑戦を考えたサッカー選手は勇気がある、そう思った。
怖い、痛い、やばい。
もともと体格が良いのに、当たり方も半端ねえ。
190センチ以上、まるでチョモランマ。

対する僕らはリトルボーイなわけで。
主食は米と味噌汁なわけで。
タマイはピッチ中央で勝手にこけたけど、顔の系統は対戦相手に近いわけで。
今回はあんまり書くことが無いわけで。

誰かが言ってた。
『日本人は強いんです。』って。

05.04.2008 『ラブアンドピース』

5月4日 ハーバーランド 20時~23時

木村純 玉井 尻池 藪内 中山 杉本 山本 中野

因縁の対決。ティフォージ。
怯えるキャプテン、ラブアンドピース。

この日の主役は一体…
パワーオブラブ、スギモ?
捻挫をしたブラックバス、カッチャン?
ラウダーナカヤマ?
いや、元気です。藪内元貴です。


藪内元貴、彼はさすらいのレフティー。
大阪、広島、神戸、タイ、神戸、広島と各地をさすらうレフティー。
どこにいってもその切り裂くドリブルと、ジャンピングボレーで友達を作ってきた。
友達は狭く深くが彼のスタイル。
各地の友達がいまだゲンキのことを気にする。
大阪の友は、「ゲンキ、何しとん?」、神戸の友は、「ゲンキ、何しとー?」
広島の友は、「ゲンキ、何しとるん?」、タイの友は、「ゲンキサン、ナニシテル?」

口数の少ない彼は誤解もされやすい。
よく試合中に対戦相手に怒られる。
そんなに怒られるようなことでなくても、必要以上に怒られる。
大阪の敵は、「ワレ、何しとん?」、神戸の敵は、「おまえ、何しとー?」
広島の敵は、「貴様、何しとるん?」、タイの敵は、「ゲンキサン、ナニシテル?」


各地で数々の伝説を作った彼もいまや、サラリーマン。
現在は、きっと金曜日の同期の誘いを楽しみに一生懸命働いていることでしょう。
「ゲンキサン、コンバンイッパイドー?」

三十人の蹴者 20藪内元貴

FC☆蹴 公式サイト

05.03.2008 『キムラブランド』

5月3日 六アイセレゾン 16時~19時

廣狩 木村純 露口 卜部 玉井 尻池 武中 藪内 橋本 中山 天王寺谷 米本 川尻 浅田 宮本 上田 山本 石川

FC☆蹴恒例の男祭り。
年に3回、GW、お盆、年末、各地で働いているメンバーも集まり紅白戦。
この紅白戦を仕切るのがキムラ。
よって名称は『キムラ祭り』、誰が呼んだか『キムラ祭り』
男の中の男たち、出てこいや…ってね。

久しぶりに会う仲間と談笑をしたり、ボールを蹴りあったり。
ピッチには、懐かしさが満ち溢れていた。
しかし、FC☆蹴の至宝の姿が無かった。


【FC☆蹴の至宝】卜部元太。
旗揚げ当時の蹴は、ほぼ彼のプレーに頼りっきりだった。
ドリブル、シュート、パス、全てがチームトップクラス。
ここぞという時は、試合を決めるゴールを何度も生み出してきた。
劣勢の時でも、「あいつなら、きっとなんとかしてくれる」と皆が信じる。
スラムダンクなら仙道、ドラゴンボールなら孫悟空、ドラえもんならドラミちゃん。
身のこなしや服装もスマートで、そのボケやツッコミは品の良さも漂う。
メンバーが全幅の信頼を寄せる文句なしのエース。

開始からしばらくして、エースが遅れてきた。
フロントでフットサルの用意をレンタルして、彼がピッチに降り立った。
…。
違う。あれはエースじゃない。
強いて言うなれば、健康診断時に貸し出されるあれ。
健康診断時に貸し出されるスカイブルーのあれ。
ワンピース型の前開きのスカイブルーのあれ。
エースが選んだのは“手ぶらセットB”
“B”でなく、“A”
スカイブルーのあれ。

でも、プレーをする姿を見て、ドリブルで抜き去る姿を見て皆気付いた。
「あっ、卜部だ」ってね。

三十人の蹴者 11卜部元太

FC☆蹴 公式サイト