FCN公式ブログ “ふじのくに・静岡から音楽と共に”

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一般社団法人ふじのくに文教創造ネットワークの事業に関連する最新情報を随時発信していくFCN公式ブログ

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今日は、浜フィル名曲コンサート♪


3日前の常光コンサートの感動がさめやらない中、いつになく期待感いっぱいで会場のアクトシティ浜松・中ホールに伺いました。


浜フィル 名曲コンサート 2015.5.24

常光コンサートにも出演したソリスト4名と浜フィルによるジョイントコンサート♪


出演は、世界最高峰のオーケストラ・ベルリンフィルハーモニー管弦楽団から、

オーボエ:クリストフ・ハルトマンさん、

クラリネット:ヴェンツェル・フックスさん、

ホルン:シュテファン・ドゥ・ルヴァル・イェジエルスキーさんの3人、

ミュンヘン国際コンクールで最高位に輝き、世界で活躍する日本の若手ファゴット奏者・小山莉絵さん。

指揮は、松村秀明さん。

管弦楽は、浜松フィルハーモニー管弦楽団。


世界トップクラスの名手たちによるステージは、第1部の後半。


演奏曲は、モーツァルトの「オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴットと管弦楽のための協奏交響曲 変ホ長調 K297b」


これぞ、最高の音楽!


素晴らしく美しい音色で、しかも、強いアタックでも美しく、ピアニッシモも超繊細で美しい。

さらに、歌心あふれるフレージング、次々と登場するステキなメロディを話題に、まるで会話をするかのような絶妙なアンサンブル・・・、すべてが最高!、素晴らしすぎる!!


アクトシティ中ホールの豊かな響きの中で、幸せな時間が流れていきました。


「上手い」とか「すごい」っていうのは、もはや当たり前だと思いますが、何より4人のソリストが心から楽しんでいることが、余すことなく伝わってきました。


極めて高いレベルの表現と技術で「音を楽しむ」、これぞ、最高の音楽!


浜フィル名曲コンサート 中日新聞記事
(浜フィル名曲コンサート 中日新聞の記事より)


モーツァルトの管楽器による作品は、社交の場などを楽しく演出するために作られた曲が多いと言われていますが、4名のソリストたちは、まるでみんなで面白がっているかのようでした(笑)

自由自在に、そして時折、楽譜にとらわれない表現などを織り交ぜながら、アンサンブルを楽しみながらの演奏が何より印象的でした♪ 


出だしのオケのイントロから涙腺がゆるみかけていましたが、途中から自然と涙が流れはじめ、この瞬間がいつまでも続いてくれたら・・・って思う自分がいました。こんな風に純粋にこれほど幸せを感じたコンサートは、いったい何時以来か?って思えるほどです(驚)


常光コンサートのインパクトが凄すぎたこともあり、期待感がMAXで、楽しみで仕方がない状態でコンサートを迎えました。そこにアーティストの皆さんが応える形で聴衆の一人ひとりに届けていただいた贈り物は、「これぞ、音楽!」という超エクセレントな演奏♪


常光コンサートの感想は、3日前にブログに書きましたが、そこに戻ってしまいますが、今日のような世界最高レベルの音楽を、浜松ゆかりの演奏家たちが集結している浜フィルとのジョイントで実現したこと自体、これこそが、音楽の「都」であり「創造都市」になった浜松の姿の一端を示しているのではないか、と感じました!


[5/21 ブログ記事]

18世紀後半のウィーンの世界が現代の“浜松”に再現! ~浜フィル・常光コンサート~


公演冒頭に浜フィルの晝馬理事長が、今日のコンサートを皮切りに「世界を目指す」と語られたことに、心からの期待と、FCNのビジョンとも協調できますので、今後ますますの発展に対して、できるかぎりの支援や協力をしていきたいと思いました!


第2部は、シベリウスの交響曲第2番。

世界的名手のソリストたちが奏でる旋律がところどころ登場して、モーツァルト同様にステキでしたが、フルオーケストラの魅力と迫力満点の演奏で素晴らしかったです! (今日の演奏で、シベリウスのシンフォニーが、好きな曲の一つに加わりました♪)


今日の公演では、県が推進する「ふじのくに交響楽団事業」の一環で、子どもたち(今回は中学生)が招待で大勢来場していましたが、きっと中学生たちの心にも忘れられない思い出になったのではないかと思います。今日感じたことが、将来、音楽文化の裾野がひろがっていくことへの第一歩になることを切に願ってやみません。


このような素晴らしい演奏会を実現してくださった浜フィルの皆さんに、心より敬意を表するとともに、言葉にはあらわせないほどの御礼の気持ちでいっぱいです。


最高の音楽と出会えた瞬間の歓びが、これほどまでに「力」があり、心を満たして幸せにしてくれるものだということを、あらためて再認識できた一日となりました。


本当にありがとうございました♪


from FCN staff

FCN主催公演のご案内です♪


ふじのくに・ユニバーサル・ミュージック・フェスティバル

in Kakegawa 2015
“クラシックとジャズの響宴”


前田勇佑ピアノリサイタル
with 遠州が生んだ若きアーティストたち

クラシックとジャズの響宴 2015.9.12
→ チラシ(PDF)はこちら

 
昨年6月のUMF掛川“クラシックの響宴”アンコール公演に続き、今年は9月12日(土)に掛川市美感ホールにて、UMF掛川“クラシックとジャズの響宴”を開催します!


昨年の美感ホールピアノコンサートシリーズvol.2公演にて大好評を博し、再演を熱望されていたピアニスト・前田勇佑さんを今年も美感ホールに迎えてお贈りします♪

ゲストには、地元掛川出身の新進気鋭の大学生や小学生をはじめ、遠州の生んだ若きアーティストたちを迎え、クラシックからジャズまで多彩なステージをお贈りします。


[日 時]
2015年9月12日(土)
13:30開場 14:00開演


[会 場]
掛川市美感ホール
→ 掛川市美感ホール ホームページはこちら


[出 演] (演奏とお話)
前田 勇佑 (ピアノ)


[ゲスト出演] ~遠州が生んだ若きアーティストたち~
岩谷 香菜子 (ソプラノ)
津田 真里亜 (ヴァイオリン)
中村 彩音 (ピアノ)


[ステージ内容・演奏曲・入場料・チケット取扱]
詳しくは、本公演の「イベント情報」をご覧ください。
→「イベント情報」はこちら


チケットは好評発売中です♪


皆さまのご来場を心よりお待ちしています。



from FCN staff

今日は浜フィルの常光コンサートを聴きに、初めて浜松ホトニクスの常光製作所に伺いました。


やらまいか精神が生んだ「ものづくり」の街・浜松における、最先端技術の世界的企業・浜松ホトニクスの社屋の中に、驚くべき音響環境を備えたホールがあることにまず驚かされますが、今晩そこに登場するアーティストたちが、世界最高峰のオーケストラで活躍する音楽家たちということで、言葉では簡単にお伝えできないほど素晴らしすぎるひとときとなりました!


浜フィル 常光コンサート 2015.5.21

常光コンサートは、ホトニクスの社員の皆さんを対象にしたものですが、浜松フィルの賛助会員の方であれば有料(←超リーズナブル・驚)で鑑賞できるミニコンサートです。


出演は、世界最高峰のオーケストラ・ベルリンフィルハーモニー管弦楽団から、

オーボエ:クリストフ・ハルトマンさん、

クラリネット:ヴェンツェル・フックスさん、

ホルン:シュテファン・ドゥ・ルヴァル・イェジエルスキーさんの3人、

そして、ミュンヘン国際コンクールで最高位に輝き、世界で活躍する日本の若手ファゴット奏者・小山莉絵さん。

そこにピアニストの前田勇佑さんが共演し、演奏する曲は、モーツァルトとベートーヴェンがそれぞれ作曲した「ピアノと管楽のための五重奏曲」。


ピアノと4つの管楽器(オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴット)という編成の作品をライブで聴くこと自体が初体験でしたが、音楽家ひとりひとりが素晴らしすぎて、演奏が感動的なことは言うまでもなく、超!贅沢で、ステキな響きの空間と時間を存分に楽しむことができるひとときとなりました。


ピアノ五重奏曲が演奏された本コンサートの前には、奏者の皆さん一人一人が曲目紹介とあいさつも交えながら、フレンドリーにソロやデュオやトリオなど、いろいろ演奏を聴かせていただき、とても楽しめました。


クラリネットのフックスさんは、ベルリン・フィルの首席奏者です。

帰宅後、私は過去録画してあったクラシック放送の中から、帝王カラヤンの後にベルリンフィルを指揮したクラウディオ・アバドが他界した際の追悼番組で放映された、1994年のベルリンフィル来日公演(チャイコフスキーの交響曲第5番)を、見直してみました。そうしたら、まだ当時、とても若いフックスさんが曲の冒頭のソロを吹いているではありませんか!?

1994年といえば、今から21年も前のことですが、当時から世界最高峰のベルリンフィルで活躍し続けているのですから、すごいですよね~。そのフックスさんの演奏とお話とブレス(息遣い・笑)を今晩、目の前で観ることができたのですから、感動もひとしおです。


浜松ホトニクスの役員であると同時に、プロオーケストラの浜松フィルハーモニー管弦楽団理事長の晝馬さんがホトニクスの社屋の中にあった体育館を改造して作られたというホールのようですが、音響空間の素晴らしさと、そこに置かれたピアノの音色もステキでした!

アクトシティ中ホールのような音楽専用ホールでしたら当然のことで別段驚くことでもないかもしれませんが、それが、製作所内のホールにあるのですから、それ自体がビックリですし、衝撃的な空間に感じました(驚)

そこに世界最高峰のオケのメンバーたちが集まっての演奏ですから、異空間に遭遇したような「新鮮さ」があり、一層感動を増幅してくれたように感じました。


今回、ベルリンフィルメンバーと小山さんの共演は、他の地域にもまわるジャパンツアーの一つという訳ではなく、5/24の浜フィルの名曲コンサート出演のためだけに集まったというから、これまたすごいことです。超ぜいたくなことですよね♪


会場は、アクトシティの中にある音楽工房ホールのようなフラットなフロアで、座席はフリーレイアウト式のホールです。雰囲気はとてもフレンドリーです。演奏者と同じ目線で距離感が近く感じれれ、私は今日、前から二列目に座りましたので、ベルリンフィルのメンバーや小山さんが私から5mほど先に居て、一緒にアンサンブルの輪に加わっているような臨場感があり、奏者の息遣いも間近に感じることができました。


感動!という言葉はこれまでも何回も使ってきましたが、今日は、そこに格別な意味合いを感じたのです。


演奏された曲は、モーツァルトとベートーベンの作品。


二人の大作曲家がこの作品を創作したのは、今も音楽の都と呼ばれるウィーン。

そして、活躍著しい二人の近くには、当時、開発と改良が進み、進化を続けていたピアノと4つの管楽器の名手たちがいたと言われています。

当時のウィーンは、今以上に世界ダントツの音楽の都ですから、そこで活躍する各楽器の演奏家たちは、まさに当時の「世界一」の名手であったでしょう。モーツァルトもベートーヴェンもそういった名手たちの演奏をイメージしながら、彼らの表現力や技術を存分に発揮できるような傑作が生まれたに違いありません。


そうして生んだ作品を発表できる場を提供していたのが、当時のウィーンで音楽をこよなく愛した王侯貴族などの人々です。その財力を投入して王宮や貴族の大邸宅の中に演奏会が出来るような広い空間と、ピアノなどの楽器を整え、ステキな音楽会のひとときを楽しんでいたことと思います。彼らの音楽文化への理解や思いがなければ、今の私たちに世界的な名曲が伝えられることは無かったかもしれません。


二人の大作曲家が、今晩のプログラム「ピアノと管楽のための五重奏曲」を初演したのは、18世紀後半です。当時、これらの作品を演奏できる環境は、庶民の家や地域のコミュニティの中にはなく、本当に限られた場所にしか存在していませんでした。一般庶民の生活とは、まったく別世界ともいえる「特異な空間」がそこにあったと言えるのではないでしょうか?


現代の大ホールのような巨大な空間ではなく、ホテルの宴会場ほどの大広間といった空間に、最高の楽器を整え、そして、何より「世界一」の名手たちが周辺の国や地域から集まっていたということ自体、当時、世界ダントツの音楽の都・ウィーンが成せる業でした。

産業革命もさらに進展し、もう少し時代が進めば、一般市民でも自分の家をサロンのようにして交流の場にするなど、さらなる広がりを見せる時代を迎えますが、モーツァルトやベートーヴェンの時代においては、音楽文化を格別に愛する王侯貴族など理解者の存在が無ければ、実現できなかったことと考えられます。


このような18世紀後半にウィーンにあった音楽界が、今日この浜松で、世界に誇る最先端企業の社屋の中に実在し、それが一般市民にも開かれる形で、まさに「特異な空間」を再現しているように感じたのです!


・日常にはない広い空間 (しかも音響も素晴らしい!)

・ステキな音を奏でるピアノ (もちろん前田さんの演奏が素晴らしい!)

・世界的な名手たち (言うまでもなく世界最高峰のオケのメンバーたちだから当たり前に素晴らしい!)


私はこれまで、浜松が「音楽の都」といっても、正直どこが?、という疑問を抱かざるを得ませんでした。


私自身も浜松の出身で、30代半ばまで実家があり、実家から学校に通い、会社にも10年近く勤務した第一のふるさとで格別に愛着もあります。学生時代には吹奏楽や管弦楽で部活動を、サラリーマン時代には、仕事の傍ら、吹奏楽団や合唱団に所属して活動していました。


浜松は、世界的な楽器メーカーが数多く集積している、屈指の「楽器の街」であることは、誰もが認めるところで、疑いの余地はありません。さらに、私自身もその一人でしたが、一般市民の中に音楽演奏を楽しむ愛好家の、総人口に占める割合が非常に高い街であることは、地方都市の中にあって特筆すべきことです。


しかし、それらを考慮したとしても、音楽の「都」と宣言してしまうことは、どうなのでしょうか??


世界にも日本の他地域にも、若手プロ奏者を輩出する国際音楽コンクールを開催している地域は多数あります。

また、クラシックを中心にしたハイクオリティな音楽興業等のソフト産業とその発展のベースとなる市場規模、さらに、高額なチケット料金の興業に出演を続け、多方面からオファーが殺到するようなプロの演奏家など、トップクラスの人材を輩出する有名音楽大学などなど、日本では「東京」がダントツで、地方都市はまったく比べものになりません・・・。


「ものづくり」という観点以外に、名実ともに世界トップクラスといえるようなハイクオリティな音楽文化がそこにあり、他の都市では出会うことができないようなものがなければ、何をもって浜松が「音楽の都」といえるのでしょうか?・・・、と真面目に首をかしげてしまいます。


そういったことを日頃から感じていましたので、今晩のコンサートで体験したことこそ、18世紀後半に実際に音楽の都・ウィーンで実現していた音楽世界そのもののように感じました!


18世紀後半のウィーンでは、封建的かつ階層的な身分社会といった構造が背景にあり、王侯貴族たちに財力が集中していました。モーツァルトやベートーヴェンが活躍した舞台では、音楽文化を特に愛好し、文化を格別に大事に考えていた王侯貴族たちが資金を提供して実現できていた「特異な空間」であったといえます。いわゆる資産家の音楽文化への莫大な投資があったからこそ、世界的な作曲家や、それぞれの楽器の世界的名手たちが集って活躍できる「音楽の都」が発展していきました。


そして現代では、民主的かつ自由主義経済の社会の中で、ここ浜松に最高の技術を有するクリエイティブな人材が集って世界のトップクラスに飛躍していった企業の一つが浜松ホトニクスです。

そして、音楽文化をこよなく愛好し、社会にとって大切なものとして考える経営者のもと、事業発展の中から生み出していった資産を活用して実現された「特異な空間」が、まさに今晩の常光コンサートという捉え方もできるのではないかと思います。


このこと自体、なんと凄く、ステキなことでしょうか!?


18世紀後半のウィーンのような封建的な社会では、一般庶民がモーツァルトやベートーヴェンのピアノ五重奏曲の演奏にふれることはそうそうできることではありませんでしたが、現代は違います。

浜松フィルは市民の誰でも鑑賞することができ、その活動に賛同し、社会にとって大切なものであるという点で共感し賛助会員になれば、超リーズナブルといえる料金で、だれでも常光コンサートが創り出す「特異な空間」に遭遇することができるんです!


浜松ホトニクスの社内にこのようなホールを作って7年になるそうですが、コンサートの最後に、浜松フィルの晝馬理事長が、「(当時はいろいろ言われたりもしたが・・・、)このホールを作って、今日、本当によかったと思いました」と語られていたのが、とても印象に残りました。


私は、これぞ浜松が「音楽の都」と語れるに相応しい一瞬ではないかな?と思います!


また今日、私のとなりに、数名の中高生たちが座って鑑賞していました。

このような若い世代の子どもたちは、今日、ほかのどの場所に行っても、そうそう出会うことができない、得難いものを体験できているわけですし、浜松が真に音楽の都になっていく礎になっていってほしい、と願うばかりです。


そして、今日の常光コンサートを実現していただいた、浜松フィルの晝馬理事長をはじめ、中心となってご尽力されているオーボエ奏者の清水さんをはじめ、関係の皆様に深く敬意を表します。


18世紀後半のウィーンで実現していた、素晴らしすぎる音楽会が、今晩浜松で再現されたことに驚きとともに、心の底から感謝の気持ちでいっぱいです!

ありがとうございました!!


from FCN staff



(追伸)

最後に、4人のステキすぎる管楽器奏者と共演されたピアニストの前田勇佑さんの演奏もすばらしく、とてもステキでした。美しいピアノの響き、管楽器たちとの会話をするかのような自然な掛け合いの美しさ、すべてが感動的でした。

FCN公式WEBのイベント情報でもご案内していますが、前田さんは、この秋、9/12にFCN主催“クラシックとジャズの響宴”に出演されます!

掛川の美感ホールは、一般的な公共施設ですので、ホトニクスの常光ホールのような「特異な空間」といえるような環境ではありませんが、素敵な音響空間と世界最高級のピアノがあります。

ぜひ前田さんのピアノリサイタルを直接聴きにいらしてください♪


[イベント情報]

9/12 FCN主催“クラシックとジャスの響宴”

前田勇佑ピアノリサイタル

http://www.fuji2010.net/event/910.html

 

先週の日曜(4/26)と今日(5/3)の両日、掛川の高校吹奏楽部の定期演奏会に行ってきました。


4月26日は掛川東高校、5月3日は掛川西高校。

会場は、掛川市生涯学習センター。


掛川東高の定演は34回目。

掛川東高校吹奏楽部 第34回定期演奏会

ステージの中で特に注目は、第2部のドリルステージ♪

反響板を使用しないスタイルで、通常のステージより前にせり出して、まさに空間いっぱいにアクティングエリアを広げた表現と舞台構成が印象的でした。


ドリルステージでは、「サウンドオブミュージック」のナンバーとともにすばらしいパフォーマンスが展開されました。名曲の数々が、ドリルの動きとサウンドの迫力、さらにカラーガードのパフォーマンスが加わり、魅力的なステージでした♪

クラシックステージでは、新入生が合唱で共演するオリジナル作品の演奏も印象的でした。また、吹奏楽らしさが発揮されるマーチの演奏もすばらしかったです。

最後のポップスステージも、昔懐かしいナンバーから最新のポップスまで、幅広い世代が楽しめる音楽を演劇的な芝居とストーリーを通して楽しむことができました♪


また、部活動を牽引してきた3年生の先輩へのリスペクトと感謝がストレートに伝わってくるステージに感動しました!


掛川西高の定演は55回目。

掛川西高校吹奏楽部 第55回定期演奏会

東高とは対照的に反響板を使用し、コンサートステージを中心に構成された演奏会で、第1部のクラシックステージは、バッハのシャコンヌから、高昌師作曲のオリジナル作品に続き、掛川西高初の委嘱作品「誰もがスーパーヒーロー ~吹奏楽による挑戦~」(作曲:内藤友樹)が初演されました。

この委嘱作品は、吹奏楽を構成する各楽器の魅力満載でありながら、曲中になんと40名ほどの吹奏楽部員のメンバーがヴァイオリンやチェロに持ち替えて弦楽合奏をする場面には驚かされました!

生徒の皆さんにとっては、定演そのものも一生の想い出になると思いますが、そこにさらにヴァイオリンやチェロを演奏すること自体、そうそうできるものではありませんので、さらに忘れられない記憶になるのでは?と思いました♪

また、第2部の紅白歌合戦をモデルにしたアンサンブルステージにも驚かされました。最後はお客様が紅か、白か、画用紙のボードで投票するのですが、司会、衣装、演劇的要素も盛り込まれ、個々のアンサンブル演奏も個性的で、正直ここまで面白いアンサンブルのステージは初めて体験し、生徒の皆さんのクリエイティブな感性と、ステージを創り上げる努力に感服しました。


掛川では、例年大型連休(GW)の最初に東高校、連休後半に西高校、両校吹奏楽部の定演が開催されていて、それぞれに対照的な魅力と個性があり、双方ともに楽しむことができました。


演奏会はともに会場の生涯学習センターは満席の大盛況!

高校生によるクリエイティブで、気持ちのこもったフレッシュな熱演が、掛川のGWの風物詩になっているように感じました。


何より高校生たちの創造性と熱演に心から拍手を送りたいと思います!

この若いエネルギーが将来に向かってさらに広がって成長していきながら、掛川地域の文化が高まっていくことに期待を寄せる大型連休となりました♪



from FCN staff


今日は、若手童謡歌手・土屋朱帆さん出演の童謡唱歌コンサートを聴きに伺いました。

会場は、島田市金谷の夢づくり会館。


金谷・夢づくり会館(島田市)

↑会場の金谷・夢づくり会館


コンサートのテーマは「母親から子供へ唄い継ぐ」ということで、家族を題材にした童謡や唱歌を、童謡歌手・土屋朱帆さんのトークと一緒に楽しみながら聴くことができました。


童謡唱歌のコンサートは、もちろん初めての体験でしたが、土屋さんの温かみがあり、それでいて、透き通るような歌声が素晴らしく、童謡・唱歌にこめられた大切なメッセージがストレートに伝わってきました!

心温まるステキなひとときで、感動の一言です♪


また、明治や大正からはじまり、戦後の昭和期にかけて生まれた童謡や唱歌の数々は、豊かな自然や人々の営みと共にある日本の文化や生活を、世代をこえて後世に伝えていく、大切な大切な財産だとあらためて感じました。


土屋朱帆 童謡唱歌コンサート
↑童謡唱歌コンサートのチラシ


FCNでは、主催者(暮林さん)のご厚意を受け、特に掛川地域の小学生の親子を中心にコンサートのお誘いを行いましたが、この日、保護者参観会の学校が多数あり、鑑賞に来られない子どもたちが多くて残念ではありましたが、土屋さんの童謡唱歌を聴ける機会があれば、皆さんもぜひ聴いてほしい!と思いました♪


21世紀になり、スマホやPCなどネットを通じて多様な音楽に容易にアクセスでき、世界中の多彩な音楽にふれることができる現代にあって、失われつつある日本の童謡唱歌を後世に伝えようと活動を続けている土屋さんのご尽力に敬意を表します。


先日、日本を代表する音楽家・坂本龍一さんが、日本の童謡唱歌について語っている映像を拝見しましたので、ご紹介します。

↓↓↓

YouTube映像 「坂本龍一 日本の唱歌や童謡の大切さを語る」
 

バッハ‘マタイ受難曲’の演奏会に続き、今回も生まれてはじめての童謡唱歌コンサートを聴くことができ、とっても貴重な機会に恵まれ、本当に感謝感激の4月となりました♪


先週に続いて、このような機会を与えていただいた皆様に御礼申し上げます。

ありがとうございました(礼)


from FCN staff