先週の日曜(4/26)と今日(5/3)の両日、掛川の高校吹奏楽部の定期演奏会に行ってきました。
4月26日は掛川東高校、5月3日は掛川西高校。
会場は、掛川市生涯学習センター。
掛川東高の定演は34回目。
ステージの中で特に注目は、第2部のドリルステージ♪
反響板を使用しないスタイルで、通常のステージより前にせり出して、まさに空間いっぱいにアクティングエリアを広げた表現と舞台構成が印象的でした。
ドリルステージでは、「サウンドオブミュージック」のナンバーとともにすばらしいパフォーマンスが展開されました。名曲の数々が、ドリルの動きとサウンドの迫力、さらにカラーガードのパフォーマンスが加わり、魅力的なステージでした♪
クラシックステージでは、新入生が合唱で共演するオリジナル作品の演奏も印象的でした。また、吹奏楽らしさが発揮されるマーチの演奏もすばらしかったです。
最後のポップスステージも、昔懐かしいナンバーから最新のポップスまで、幅広い世代が楽しめる音楽を演劇的な芝居とストーリーを通して楽しむことができました♪
また、部活動を牽引してきた3年生の先輩へのリスペクトと感謝がストレートに伝わってくるステージに感動しました!
掛川西高の定演は55回目。
東高とは対照的に反響板を使用し、コンサートステージを中心に構成された演奏会で、第1部のクラシックステージは、バッハのシャコンヌから、高昌師作曲のオリジナル作品に続き、掛川西高初の委嘱作品「誰もがスーパーヒーロー ~吹奏楽による挑戦~」(作曲:内藤友樹)が初演されました。
この委嘱作品は、吹奏楽を構成する各楽器の魅力満載でありながら、曲中になんと40名ほどの吹奏楽部員のメンバーがヴァイオリンやチェロに持ち替えて弦楽合奏をする場面には驚かされました!
生徒の皆さんにとっては、定演そのものも一生の想い出になると思いますが、そこにさらにヴァイオリンやチェロを演奏すること自体、そうそうできるものではありませんので、さらに忘れられない記憶になるのでは?と思いました♪
また、第2部の紅白歌合戦をモデルにしたアンサンブルステージにも驚かされました。最後はお客様が紅か、白か、画用紙のボードで投票するのですが、司会、衣装、演劇的要素も盛り込まれ、個々のアンサンブル演奏も個性的で、正直ここまで面白いアンサンブルのステージは初めて体験し、生徒の皆さんのクリエイティブな感性と、ステージを創り上げる努力に感服しました。
掛川では、例年大型連休(GW)の最初に東高校、連休後半に西高校、両校吹奏楽部の定演が開催されていて、それぞれに対照的な魅力と個性があり、双方ともに楽しむことができました。
演奏会はともに会場の生涯学習センターは満席の大盛況!
高校生によるクリエイティブで、気持ちのこもったフレッシュな熱演が、掛川のGWの風物詩になっているように感じました。
何より高校生たちの創造性と熱演に心から拍手を送りたいと思います!
この若いエネルギーが将来に向かってさらに広がって成長していきながら、掛川地域の文化が高まっていくことに期待を寄せる大型連休となりました♪
from FCN staff