
北九州は八幡東区にあるスペースワールド駅に降り立つ。
さあ、今年前厄のおっさん一人、テーマパークで遊ぶとしますか。
なんてことはなく、スペースワールドは華麗にスルーして歩き出す。
つーか、3連休の初日というのにスペースワールドへ向かう人の姿無し。
奥にある大型ショッピングモール方面へ歩く人は2~3人いましたけど。
大丈夫かスペースワールド。
たしかに真冬にテーマパークはしんどいですけど。
冬に賑わうテーマパークはアメリカ生まれのねずみさんがいるとこぐらいか。
そんなこと考えながら目的地へ歩き出す。
この間ipodさんが歌ってくれた曲はいとうかなこの『スカイクラッドの観測者』。
シュタインズゲートのOP曲ですな。
なんとiTunesストアで売ってたのでダウンロードしますた。
冬の澄んだ青空の下で聴くかなこさんの歌声はまた格別です。
約5分で目的地に到着。

えー、昨年12月26日から福岡県は北九州市スペースワールドの反対側にぽつんとある
北九州イノベーションギャラリーにて
ザ・テレビゲーム展~その発展を支えたイノベーション~
という展示が催されてまして、僕はそれを見に博多からやってきたという次第であります。
これ、11月末から2週間ほどプレ開催って形で東京でもやった展示であります。
あれと同じかどうかは東京展見てないんでよう分かりませんけどね。

入り口に門松w
まだお正月でしたな。
えー、中は残念ながら撮影禁止でしたのでテキストのみで。
ザ・テレビゲーム展。
となかなか気合いの入ったタイトルの割には非常にこじんまりとした展示でした。
展示はビデオゲームの歴史を古い順から巡ってく感じかな。
まず入り口にて世界初のコンピュータであるENIACの真空管とご対面w
そっからですか。
続いて1958年にアメリカの連邦原子力研究機関であったブルックヘブン国立研究所の
ウィリアム・ビギンボーサムが企画・開発した世界初のビデオゲーム
Tennis for Two のレプリカ。
さらに専用コンパネを備えた最初のビデオゲーム・スペースウォー
家庭用ゲーム機のプロトタイプとも言うべき世紀の試作品ブラウン・ボックス
そして世界初の家庭用ゲーム機オデッセイのレプリカが展示。
その直ぐ前にファミコン以前の家庭用ゲーム機群がまとめて展示。
Atari2600を始め
エポック社からはテレビテニスにシステム10、テレビ野球ゲームにテレビベーダー
そして昔おもちゃ売り場で木こりの与作を散々遊んだカセットビジョン。
任天堂はテレビゲーム15&6、ブロック崩し。
トミーからはTV-FAN902にコナミのスクランブルやフロッガーが遊べると言う事で
金持ちの子の家に押し掛けてったぴゅう太とまあおっさん感涙のハードがケースの中に。
ケースの中ってのがまた泣かすなあ。
昔おもちゃ屋のショーケースに張り付いて箱眺めてた事思い出すよ。
続いての展示は世界へ羽ばたいたアーケードゲームと題しまして
インベーダーとパックマンの海外版筐体やらグッズやらが紹介。
個人的にはピンボールメーカーの雄として有名なバリー社が作った
上画面がパックマン、下がピンボールという摩訶不思議な筐体が印象的でした。
残念ながら展示だけで灯も入ってなかったんでどんなゲームかは分かりませんでしたが
あれはすごかったなあ。
下はガチでピンボールでしたもんw
いやあ、遊びたかったけどほんとに貴重な筐体だろうから
そう易々と遊ばせる訳にはいかんでしょうなあ、残念。
続いてパックマン試遊コーナー。
PS2が2台ありましたwww
アーケードの歴史振り返るならWii1台にVCAのナムコ&セガ全タイトル遊び放題とかの方が
よっぽどいいんじゃないかと思ったり思わなかったり。
次いでセガのザクソンの筐体なんかを眺めつつ日本のアーケードゲームの役割なんかが
パネルに書かれてました。
すぐ横でバーチャ1から5まで、6分ほどのダイジェスト映像が流れてたので全部見る。
バーチャは人生つぎ込んで遊んだゲームのひとつなんで感慨深く眺める。
1のパンチの重さはほんと衝撃でしたもんね。
映像、システム共にシリーズを重ねて進化してくのが見て取れましたが
インパクトはやっぱ1が最強ですなあ。
でも毎秒30フレームは止まって見えるね、今となってはwww
ここまでの間に、ボランティアの方思われる奥樣方がちょくちょく解説して下さいました。
お客さん少なかったしなあ。
マンツーマン状態でしたもんね。
ほんとありがたい話です。
ですが、まあ、あれですよ、多分、お母さん方よりも僕の方が…
と思いましたがそれは失礼すぎるのでありがたく拝聴。
バーチャの映像は順番に並べる事でその技術の進化が分かるようになるという展示だそうですw
セガグッズがちょろっとありましてサクっと通過すると
再び家庭用ゲーム機群。
ファミコン、ツインファミコン、セガSG-1000&1000Ⅱ、
そして何故かハイパーショットとファミリートレーナーw
いや、それならトップライダーのバイクコントローラの方が面白いのではwww
スーパーカセットビジョン、セガマークⅢ&マスターシステム、PCエンジン、
メガドライブ、スーパーファミコンにSF-1(スーファミ内蔵テレビ)。
SF-1は貴重やなあ。
PCエンジンCD-ROM2&DUO、ネオジオ(AES)&ネオジオCD。
えっ、ネオジオCDでこんなんだったかなあ。
と思い返すとあれだ、僕が持ってたの初回限定のフロントローディングタイプだった。
だから印象が違うんだな。
さらにセガサターン、プレステ1から現行のWii、PS3、Xbox360まで。
また携帯機もゲーム&ウォッチに始まり他社の液晶ゲームから
ゲームボーイシリーズ、ゲームギアにPCエンジンGTにネオジオポケットワンダースワン
そん中に混じってポケステやビジュアルメモリーまでと
ほとんどの家庭用ゲーム機が一同に会しておりました。
リアルPSすりーさん状態www
なかったのはディスクシステム、PC-FXと3DO、スーファミジュニア。
といった名前は年表にあったからまだマシか。
そこからも漏れてる彼ら。
メガCD、スーパー32X、バーチャルボーイ、64DDなんかは黒歴史でしょうかorz
しかし、この展示は家でも出来るなwww
ていうか、このパソコンの後ろのスチールラックには
AVファミコンやメガドラ&32X、ドリキャス等々10台前後のハードが
いつでもスタンバイオッケーっすよw
この企画展にはセガ、タイトー、バンナムが協賛してまして
ゆえに展示もこの3社のタイトルが多く展示されてるわけですが
展示の締めは多様化するゲームという内容と共にムシキングや恐竜キングのカード
そしてセガの最新作、
協賛という名の宣伝ブースw
だったらタイトーもSIE2やZ、ナムコもパックマンCEの試遊台おいとこうぜ!
ゲッテンカの体験台は一人15分まで、だったかな。
でもお客が数人しかいないんで遊んでた親子連れ遊び放題の巻w
最後にIAMAS(情報科学芸術大学/岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー)の学生さんたちが
新たな遊びを創造すべく取り組んでる様子を展示して終了。
僕みたいなゲームまみれの物好きは楽しめましたが
普通のゲーム大好きっ子は古いハード見てもつまんないだろうなあ。
北九州イノベーションギャラリー自体が非常に小さな施設で
お隣の北九州市立いのちのたび博物館の方がどうぶつの森の博物館ばりの
巨大恐竜の骨格標本があったりして楽しいんじゃないかと思います。
でも大人500円と超格安ですし、こじんまりとした展示とはいえ
ゲームの歴史を振り返る展示が九州で行われるというのは非常に貴重ではないかと。
そしてそして、展示はこじんまりですが、この企画展に合わせて
講演会が3回催されるんですけどこれはなかなかすごい。
1/15(金)14:00~15:30
「コンピュータとテレビゲーム・これまでとこれから」
講師:遠藤 諭(株式会社アスキー・メディアワーク スアスキー総合研究所所長)
2/6(土)13:30~15:00
「ゲーム学としてのパックマン開発秘話」
講師:岩谷 徹(東京工芸大学教授)
3/7(日)13:30~15:00
「日々前人未到!ゼビウス・サウンド誕生の日~『文化史上のテレビゲーム』試論」
講師:慶野由利子(元ナムコサウンドクリエイター)
えー、九州でこの面子の講演が関係者向けでなく申し込めば誰でも先着順で聴ける!!!
というのは貴重すぎます。
各回定員50名。
詳しくは
北九州イノベーションギャラリー
に直接訊いてみておくれw
ちなみに、僕はパックマニアやロンパーズが大好きなので
その音楽を手掛けた慶野さんの講演会は行くゾナ!!!
月刊アスキーが熱かった時代の編集長だった遠藤諭さんのお話も聞きたいし
パックマンの生みの親岩谷さんの生講演も魅力的なんだがここはスケジュールが厳しい。
特に遠藤さんは無理orz
ということで展示は3月14日までやってますんで
興味のある方は是非。

おいらは3月にまた来るぜよー
つーかめちゃくちゃ宣伝乙な記事になっとるんですがw
取材ですって言えば撮影させてもらえたかしら。
無理かwww
ではではー(・ω・)/