俺的ゲーム・オブ・ジ・イヤー2008 | バーチャルコンソールクエスト

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ゆるゆるゲームブログ

今年もこの季節がやって参りました。
1年間お世話になったゲームから特に良かった5本を選んでみようのコーナー。
今年は遊びに遊んだので5本はなかなか難しいけど
今日の気分で選んじゃおうw

ちなみに昨年、2007年のベスト5は

第5位 アイドルマスター(360)
第4位 機動戦士ガンダムMS戦線0079(Wii)
第3位 くりきんナノアランドストーリー(DS)
第2位 世界樹の迷宮(DS)
第1位 ゲームセンターCX有野の挑戦状(DS)



こんな感じですね。
なので来年はPSPアイマスにゲームセンターCX2と
個人的注目作目白押し。
早くこいこい2009年。

えー。来年の話じゃないですねw
それでは今年のベスト5発表したいと思います。
ではでは2008年に遊んだソフトベスト5、第5位はこちら。


戦場のヴァルキュリア(PS3・セガ)
こいつのためにPS3買いましたよ。
そしてほんとうに買ってよかったと思いました。
残念ながらその後面白いゲームにあまり出会えませんでしたが
こいつとレゴスターウォーズ、そしてガンダム無双2で
PS3代回収した感じかな。
夏以降のゲームアーカイブスもいい感じですし。
いやいやいやいや、PS3レビューじゃないじゃないかwww
戦場のヴァルキュリアですよ。
たしかに、お粗末なやられモーションとか
土嚢越しに撃ち合う不自然さとかレベルの概念や
装備のパワーアップ等粗も目立ちますが基本のバトル部分は新しいし面白い。
ルーキーにしてこの完成度はよく頑張ったと褒めるべきでしょう。
移動パートが淡白なシミュレーションRPGにて移動中も反撃を受ける部分は
死と隣り合わせの戦場で戦ってる感じを非常に良く再現していてよかった。
戦車を盾にしたり、建物の影や土嚢まで全力疾走したりするのが楽しかったなあ。
システムだけでなく、今まで脳内補完してた部分を
PS3のグラフィックが存分に引き出してましたね。
コミック風の射撃音等演出も予想以上によかった。
アニメ化も決まりましたし、次回作も期待していいですよね。
当然戦場のヴァルキュリア2、が出ることを期待してますが
僕は本作のシステムでハイブリッドフロントのような硬派な
シミュレーションRPGも期待したいなあ。
絵は小林源文か横山宏タッチだとなおよろし。
まあとにかく、PS3の可能性を
そして次世代のシミュレーションRPGの可能性を示した意欲作。
これは外せないであります。


続きまして、第4位。


ぼくらはカセキホリダー(DS・任天堂)
今年も任天堂の少年ホビー雑誌連載漫画風ゲームは大当たりでした。
ということで4位はカセキホリダー。
ポケモンにせよ、ドラクエモンスターズにせよ、
お供は戦って捕獲していくものが多いのですが
本作は化石掘ってクリーニングして復元する事によって
お供を増やしていくというシステムが素晴らしい。
ハンマーにドリルとDSの機能を存分に活かしております。
それから3対3のチームバトルも意外に良く出来ていた。
支援効果等考えてチームを組む楽しさ。
一見弱げな恐竜も後衛でエース以上の働きをしたりしますし。
ちょっと戦闘が長引くのが珠に傷でしたがこれも練り込み次第で
まだまだ化ける余地ありますよ。
そしてシステム以上にストーリーが超SFで本当によかった。
こいつが4位なのが不思議なくらい。
1位にしてもいいくらいの傑作でありました。
スタッフのみなさんに改めて言わせて下さい。
おもしろい作品ありがとう。


それでは、第3位。


わがままファッションガールズモード(DS・任天堂)
任天堂の新作ラインナップでその名を目にした瞬間にビビッとくるものがありまして
うちは娘用に電撃が出してる『きゃらぱふぇ』という女の子向けゲーム雑誌
買ってるのですがこいつで発売直前の号での扱いが小さすぎて憤慨し
我がブログで発売一週間前から特攻上等のバカ記事連発、
めったに予約しない僕が親子2本分予約するという店員さんもドン引きしたであろう
行動をとり本作に望んだのですが…
遊んでみると予想以上想像以上の作り込み&面白さ。
そして現在も売れ続けてることからその面白さが本物だった事も証明されたのでは。
いやいや、これね、任天堂が関わった所がポイントですよ。
一報でビビッと惹かれたのも、
任天堂が女の子向けタイトル出してくるんだってところでしたしね。
半端なものは作らないだろうと確信めいたものがありました。
とにかくおしゃれに関するあらゆる要素が詰め込まれてるかと。
経営シミュレーションとしての要素はばっさり切ってますが
それ以上にリアルな販売員シミュレータとしては相当なものです。
特に後半、企業とコラボした商品を開発し、雑誌に取り上げさせて
そのブランドにあった内装に変更して、DMでもセールスして
10着完売させた時の快感とかね。
売り切れ後のお客様にすまないという気持ちをもちつつも
その片隅でしてやったりでありますw
半端でも遊べてしまう男の子アイテムとは違う
産みの苦労があったと思いますが見事結実しましたね。
こういうゲームはそうそう出てくるタイプではありませんが
今年は幸運にも出会う事が出来ました。
ゲームはまだまだ面白くなりそうです。



第2位はこちら。


モンスターポータブル2ndG(PSP・カプコン)
80年代のゲーム少年が夢見た理想郷が、そこにはありました。
巨大な敵とガチンコで戦う迫力。
ドラクエなどで脳内補完するに留まった強力な武器を実際に手にして戦う興奮。
その強力な武器を作る素材を集めるべく、罠や装備を万全に整え準備している時の高揚感。
そしてソロプレイでも楽しくなるように本作から登場したオトモアイルーの存在が
永遠のソロプレイヤーである僕のハートも鷲掴みであります。
うちのシラタキは可愛いぞーwwwww
システム面でも1クエスト50分1本勝負というコンパクトさ。
でも連続で遊びたくなるように巧みに作り込まれた敵や素材の数々。
クリアに100時間掛かるゲームよりも、高いモチベーションを
持ち続けられるようにほんとによく考え抜かれたシステムだと思います。
最高のアクションゲーム。
アクションゲームの最高峰であると同時にRPGの最高峰ではなかろうかと。
RPGといっても現在多く見かけるようなシステムとストーリーに特化した
和製RPGではなく、D&D等テーブルトークRPGから始まった
役割を演じるというRPGの集大成。
クエストに応じて、各自役割を演じ冒険に望む姿勢は
ゲームマスターを中心におのおのが役割を演じサイコロを振る姿が思い出されます。
ビデオゲームの究極の形のひとつを見た感じですね。
そういえば、カプコンはその昔D&Dをベルトスクロールの傑作として
世に送り出してますね。
長年培って来たカプコンのDNAの集大成ともいえそうです。
ベタベタなような気がしますが、やはりモンハン。
これは外せませんでした。



いよいよ第1位の発表です。
では、2008年に遊んで最も面白かったソフトはこいつです。


親子で遊べるDS絵本 うっかりペネロペ(DS・テクモ)
ええーっ!???
という声が聞こえて来そうでありますwww
でもね、今年いっちばん感動したゲームといえば
ぶっちぎりでこれなんです。
ほんとに、これはもうどうしようもない。
モンハン2Gからでも10馬身差ぐらいつけての圧勝。
まず最初に断っておきますと、ばりばりのゲーマーさんが
ばりばり遊ぼうとすると100%遊ぶ価値無しだと思いますwww
僕もばりばりゲーマー目線ならモンハンやガールズモードの評価の方が上ですよw
ただ、ゲームの魅力・ゲームの価値ってそれだけじゃないですよね。
ゲームにはいろんな接し方楽しみ方があると思います。
ペネロペには僕が30年以上遊んで来たゲームの中にはなかった魅力に溢れていました。
親子で楽しんでもらうべく、こどもに楽しんでもらうべくよく考えられたシステム。
こどもは、もうほんとに呆れる位同じ事を要求します。
あのひとたちは飽きないんです。
面白いと感じたものへの欲求は大人以上であります。
そして興味が無ければぷいっと捨てられちゃう。
大人以上に冷酷だったりもします。
ペネロペはこどもがもう一回、もう一回とせがみたくなるようなギミックが満載。
我が家の9歳児も1歳児も夢中であります。
そしてその夢中っぷり、大人も納得の安心感に溢れています。
子供が現実にやってるものの面白さを
ゲームの中に落し込んでますからね。
親子で楽しむモンハン2Gとか言われても多くの親御さんは
モンハンの魅力を知る前にこんなゲームだめでしょと言われそうですがw
ペネロペだったら大丈夫。
多分大丈夫。
まあそんな感じで親子で楽しむ心配りに溢れたおもてなしの1本。

そしてもうひとつ重要な点。
ペネロペファンも大納得の、徹底的に作り込まれた世界観。
僕は、絵本が大好きな大人だったりしますので
当然絵本の世界の人気者うっかりペネロペは
絵本のみならずアニメ版もDVDを所有してるほどの大ファンで
会社で使用してるマグカップまでもがペネロペという
ちょっと気持ち悪いなおっさんでありますがw
そんなペネロペマニアもびっくりの作り込み度であります。
アニメ版以上に出来がいいのではと思われる原画の完成度。
アニメ版そのままに完全フルボイス対応。
そして原作のしかけ絵本に勝るとも劣らないゲームならではのギミックの数々。
原作付きゲームかくあるべき。
満足大満足超満足の完成度であります。

絵本のペネロペの事、アニメのペネロペの事、絵本のこと、こどものこと、
いろんな見方でこの作品に触れてみましたが
これはほんとによく出来てた。
もうこれ以上はないな。
ということで今年のベストゲーム、文句無しのナンバー1であります。








以上、2008年に遊んだゲームベスト5でした。
スマブラもマリカも外れてる所に今年のレベルの高さが伺えます。
というか、マダオそこ外すのかよっ
という声も聞こえて来そうなw
趣味嗜好の差もありますが
ライフスタイル上仕方がない部分も大きくて
どうしても据置機でプレイ時間を確保するのが難しく
その分評価も低くなりがちです。
決して面白くないなんてことはないのですが密度が薄いんでどうしても。
街森も面白いとは分かっていても全然遊べず。
そして継続的に遊べないから遊ぶ気も薄れてきて…
といった悪循環に陥ってしまいますなあ。
ベスト5も据置機は戦場のヴァルキュリアのみですし。
年々考えさせられるものがありますが
今後もこの傾向は変わらないだろうなあ。
据置機受難は続く。


それはさておき、マリカにスマブラX、街森と任天堂はWii発売当初に発表した
キラーコンテンツすべて送り出しましたし
DSではくまたんちやドローントゥライフ、ノスタルジオの風等
サードからもセールスはともかく良作も登場して大いに満足。
個人的には大豊作でした。
ソニー陣営はパタポン2やととモノ。
レゴスターウォーズにガンダム無双2と
お気に入りはけっこう見つけて満足してるのですが
任天堂陣営の物量に圧倒された感じかなあ。
あとソニー陣営のお気に入りは過去作のリメイクだったりすることが多いので
ベストには挙げ辛い状況だったりするのでこんな結果になりました。
360は旧作の廉価版にかなりお世話になりました。
いやほんと、360は安くていいゲームが沢山あるいいハードですよ。
今がまさに買い時ではないかなあ。
ただこちらも廉価版なのでベストの選考からは外しちゃいましたので
今年は1本もないという残念な結果に。
ラストレムナントの戦闘がもちょっとテンポよかったら
ヴァルキュリアの上いってた気もするんだけどなあ、ほんと惜しい。

あと、振り返ってみると今年はテクモの作品にほんとにお世話になりました。
会社としては訴訟沙汰やWii版零バグ放置問題とマイナスポイントも大きいですが
リリースされた作品達はペネロペにニンジャガイデン、ノスタルジオの風と
DSではセールスはともかく良作連発
Wii版零もゲームそのものは面白かったし
360のニンジャガイデン2も血の表現が個人的には好きになれませんでしたが
ゲームはよく出来てたと思いますし
その意欲的な姿勢は評価したいと思います。
そうさなあ、数年前の、危機的状況だったカプコンに似た空気を感じました。
あの頃のカプコンも、会社のイメージはすこぶる低下してましたが
ビューティフルジョーに逆転裁判、ロックマンエグゼにガチャフォース等
現場はいいゲーム作り続けてましたよねえ。
カプコンは単体で盛り返しましたが
テクモはコーエーと共闘の道を往くようです。
個人的には共闘しちゃうとバンナムやセガサミーのように
逆に双方の持ち味が削がれて微妙になりやしないかと心配しておりますが
今年蒔いた種がいつか実を結ぶ事を祈りたいと思います。
ほんとテクモタイトルに携わった方々にはお礼の一言を述べたい。
今年1年お世話になりました。

昨年はこのあとVCベストと続けましたが
今年はWiiウェアもベスト3選ぼうかなと思いますのでお楽しみに。
ではではまた次回(・ω・)/