ロックマンで遊んでみた(レビュー42) | バーチャルコンソールクエスト

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バーチャルコンソールレビュー42回目の今回は
現在人気大爆発中のファミコンソフト・ロックマンをお送りします。
ファミコンソフトが人気爆発中ってなんか愉快ですね。
それでは。


ロックマンは1987年にファミコンで発売されたアクションゲームです。


難しいけど面白い。
そう僕の中に記憶されている、色々遊んだファミコンソフトの中でも
とても印象深いゲーム・ロックマン。

今回は四の五の言う前に20年ぶりにロックマンで遊んでみた感想から。















難しすぎるよ、コレ(TωT)



記憶してた以上に難しい。
よくこんなのクリアしたなあ、当時の僕は。
とボスにたどり着くこともままならなくなっていた
現在の自分の腕前に涙。


ロックマンは難しい、めちゃくちゃ難しい、以上。

普通はそうなりそうなもんですが
なぜかロックマンはその後に


でも面白い。
最高に面白い。


と続くのです。
なんでだろうね。

システム自体は十字キーで移動、1ボタンでショット2でジャンプという
いたってオーソドックスなタイプで操作感も至って普通なんですが
問題は敵ですよ。
プレイヤーに嫌がらせするために配置されたとしか思えない敵やギミックの数々。
それが序盤から容赦なく襲い掛かります。
タイミングもシビア。
出たり消えたりする足場など、見て対応してたら一生クリア不可能。
リズムを体に刻んでこなさねばなりません。
そんなイバラの道を突き進んだ先には
こちらより戦闘力が上のボスが待ち構えております。

いやいやほんと、どうしてこんなにも難しいチューニングをしたものか。
普通だったら投げ出されてクソゲーの烙印押されかねない難易度ですよ。


しかしロックマンは違った。
一味違った。

まず、ステージセレクトできることが大きかった。

難しいけど、6ステージあるからとりあえず一通り頑張ってみる。
頑張ってみるけど、やっぱりどれも難しい。
難しいけどどうやらなんとかなりそうなステージもある。
じゃあそれから頑張ろう。
やっぱダメだ。
気分転換に他のステージでも。
おやっ、前よりもどうにかなりそうだ。

そんなやりとりを重ねつつ、一体、二体とボスを撃破出来るようになると情況が一変。
ロックマンは倒したボスの能力をコピーできるのですが
これを使うことによってクリア不可能と思われたステージが
ちょっとどうにかなるんじゃないかと思える難易度に。
そして強すぎて倒すの無理だと思われた敵ボスと
互角以上の戦いが出来るようになってるではありませんか。

面白い、面白いぞロックマン。

気がつくとボスと武器の相性など考えながら
いろんなルート試してる自分がいます。
攻略不可能と思われたステージも、
工夫と努力でなんとかしようとする自分がいます。
そして6体のボスを倒した後に訪れる最終決戦。
持てる力のすべてをぶつけてクリアしたときの喜びと来たらもう
一言では言い表せません。
ほんとうれしかったよなあ、あれは。


腕の衰えを痛感した僕ですが、何度か挑戦してるうちに昔の勘を思い出し
どうにか太刀打ちできるようにはなってきた。
でもまあほんと難しいよね。
難しいのに面白い。




ロックマン。
僕をいろんな意味でゲーム好きにしてくれた思い出深い作品であります。
ロックマンが登場した1987年。
すでにスーパーマリオやドラクエⅡが発売されていて、
翌日にはファイナルファンタジー登場とファミコンがノリにノッてた時代であります。
発売されるファミコンソフトの数が膨れ上がってきて
友達同士の情報では補完しきれなくなっていた時代。
そこで続々登場してきたファミコン雑誌が重要な情報源として子供達の間で
絶大なる影響力を持ってきた時代でもあります。
やっぱりファミマガとファミ通が双璧でしたかな。
僕はどちらも買ってましたね。
ついでにBEEPも買ってましたが。
この頃のファミ通のクロレビの影響力は絶大でした。
極力ハズレを避けたい僕たちはクロレビの情報を穴が開くほど真剣に見てましたよ。
今はちょっとね、いろいろ大人の事情が透けて見えたり見えなかったりなので
高得点ほど鵜呑みに出来なかったりしますからなあ。

昔話に戻りまして。
カプコンのアーケード作品が大好きだった僕は
コンシューマオリジナル作品であるロックマンを非常に楽しみにしてまして
ロックマンがクロレビでどのような評価を受けるか楽しみにしてたのでした。
で、結果から言いますと、あまり芳しい評価ではありませんでした。
もう記憶が定かではないのであれですがたしか平均6前後だったと思います。
そしてコメントも難しすぎるとネガティブな意見が多かったと記憶しています。
でも、それでも、ゲーム広告とか見ると面白そうなのです。
なんだか面白そうなのです。
悩みます。
お店のケースの前まで来てるのに悩みます。
これ難しいらしい。
厳しい意見が多かった。
悩みます、さらに悩みます。
でも、それでも、僕の勘はロックマン遊ぶべしと言っているではないか。
よーし、自分を信じてみよう。
面白いか面白くないかは遊んでみてからだ。



そして現在。
ロックマンは20年たった今でもシリーズが続きついにはWiiでナンバリングの
新作まで登場してしまうほどの人気者となったのでした。
僕の勘は正しかったよ。



人の意見は大事です。
色々参考になります。
でも僕はロックマンで、面白いゲームを自分で見つける楽しみというのを知りました。
人の意見はあくまでも人の意見。
参考にはさせてもらうけど、時には直感信じて買おうじゃないか。
僕のゲームに対する雑食性が備わった瞬間でもあります。
まあとにかく、直感を信じて買った作品が面白かった時の感動といったら
自分だけの宝物を見つけたようでほんとにうれしいものがあります。


最近ゲーム屋さんに寄ったとき思うことのひとつに
今時の子供や若者はほとんど指名買いだなあ、というのがあります。
お店でジャケ買い、みたいなリスクを犯す子はすくないなあ、と(笑)
自分で見つけた面白いゲームはたとえ周りの評価が低くても一生モノですよ。
自分だけのゲームを見つける楽しみ方、そして広める楽しみ方、
なんてのは今成立しませんかねえ。
みんなネットなんかの情報でお腹一杯一杯なのかもしれませんけどね。
僕なんか未だにゲーム屋さんに寄ると長居しちゃいますね。
散々ゲームやってきてるにも関わらずなんか面白いゲームないかなあ、ってね。


えー、最後に一言。
いいゲーマーってのがなんなのか正直分かりませんけど敢えて言わせて下さい。


ロックマンは僕をいいゲーマーに育ててくれた恩人であります!


いいゲームに出会うのも大事な出会いのひとつですものね。
勘を信じていろいろ駄ゲークソゲー掴んだりもしましたが
ロックマン見つけた時のドキドキと絶望と感動は今でも僕を支えてくれています。
自分の選択は正しかった、と。
いや、駄ゲークソゲーもみんな糧になってますよ。
自分を信じる勇気。
ロックマンのゲーム性そのものでもありますね。
ダメだ、と思ったらそこまで。
でももう少し、と挑み続けることによって見えてくるものがある。
20年ぶりの再会を果たしたロックマン。
その難しさに閉口しつつも、感謝の気持ちで一杯です。
ほんと、僕はロックマンシリーズに育ててもらいました。
正直携帯機なんて、と小ばかにしていた僕の目を覚まさせてくれたのは
ロックマンエグゼだったりしますしね。
次はロックマン9か。
楽しみだなあ。

ということでいつも以上に思い出話で一杯だったロックマンレビューでした。
ほんと心に残る作品だったことを再認識。
そしてバーチャルコンソールの中断機能のありがたさが身にしみた一作。
零がひと段落したらアイスマンとバトル再開じゃ。




ロックマン(カプコン)
ファミコンソフト・2008年7月29日配信開始
DLに必要なWiiポイント:500


僕のオススメ度  感謝の気持ちを込めて100%